どんどん深刻な状況になっています。
テレビは本当に引き込む威力があり見入ってしまいますね。
大人にも大きな影響があるのに、ましてや子どもには・・・
9・11の後、子どもにテレビを見せないように学校などからの通達が出されたそうです。
ある時点から(それもかなり早い時期)映像も過激なもの、飛行機がビルに突っ込み爆発するという映像は流れなくなりました。
対して、日本では・・・
津波の映像は今でも延々と。
以前は見なかった(私が知らないだけかもしれないけれど)原発の爆発シーンが出たり。
学校からの通達も何もない・・・
不安を煽られて行動がおかしくなっていくことを止められない原因の一つになっているのでしょう。
災害時のメンタルケアという動画のおすすめが出産育児の専門家のMLで紹介されていました。
普通に生活することもできることの一つといえるのかなと思います。
そんな日々のなか、私も週末を利用して実家の家族たちと信州に旅行に行きました。
本当は茨城方面だったのですが、予約していた旅館から無理だと連絡あり変更。
テレビをあまり見ない日々。
春休みなのだけれど、どこにいってもひっそり。
お店も閉まってて、スキー場も早じまい。
あるお店では「暇すぎてどうしましょう~というかんじ」と。
普通に生活すること。
我慢すること。
どういうバランスでするのか。
旅行からもどって買い物にいったら、なんと野菜の安いこと。
私は野菜はなんだって食べます。
水道水も飲みます。
育ててきた野菜が出荷できない、安く買いたたかれる、どんな思いでしょうか。
避難圏内で農家の方は・・・
日本という国での原発の危険性を見過ごしてきたのは有権者である大人なんだと思います。
資源のない国でクリーンエネルギーと言われて、便利や快適を安全よりも優先した、簡単に騙されてしまった。
当然、私自身も含む大人の責任は大きい。
そして、一番に被害を受けるのは子ども達です。
先の世界大戦と同じ・・・と思いました。
避難所では、さまざまな感染症が増えていますが、その中でも細菌性髄膜炎の増加はとても心配。
そんな中、地震がおこり、ニュースが出なくなっていて気を揉んでいたヒブと肺炎球菌のワクチンが4月1日から再開とのこと。
本当にほっとしました。
地震で議論も注目も棚上げ、日本脳炎のように長くそのままになるかとても心配だったからです。
健診でも、多くのお母さんから質問を受けました。
久しぶりの明るいニュース、良かった!!
因果関係をはっきりさせるためにも、国民の納得を得るためにもサーベイランスシステムが必要と感じました。
きちんとした疫学調査があれば、予防接種後の有害事象は紛れ込み事故と考えられる予防接種と関係ない死亡率よりも有意に高くなるという結果になるはずですから。
まだまだ困難は続くでしょう。
もっとひどいことになるかもしれない。
福島だけでなく、日本が世界の中で風評被害にあうかもしれない。
一番の被害者である子どもたちを守るためにできることはなんだろう。
一人の責任ある大人として、考えていかないと。