COMLという大阪に拠点がある医療をテーマにしている活動があります。
「賢い患者になりましょう」ということで、
「新・医者にかかる10箇条」発表をして
患者にできることで、納得できるよい医療を受けようという活動が素晴らしいです。
でも、もっと早く賢い患者になるための教育ができるはず、
いやむしろ、教育が大事なのではないかということで、
子どもに届ける医療の最初は副読本を作りたいということで、ミーティングを重ねました。
私は、もともと、このCOMLの主張はとてもよくわかって賛同してました。
子どもへの教育(予防も含め)は、本当に大事なのに、実際は足りてないと思ってたのです。
で、このプロジェクトに、ぜひにと参加させていただきました。
その結果できあがったのが、子どもたちに伝えたいことをギュギュっとエッセンスでまとめた
「いのちとからだの10か条」です。
ひだまりクリニックにもかなりたくさん配布用に用意してあります。
興味のある方はぜひお持ちください。
小学生向けということですが、小さいお子さんでも、わかりやすい言葉で話せば
いろんなことを理解してくれます。
そして、話しかけながら、親も考えてほしいなと思うことがいっぱいかいてあります。
①いのちとからだはあなたのもの
②食事・すいみん・手洗いー予防が大事
③からだの変化にきづこうね
④お医者さんには自分で症状を伝えよう
⑤わからないことはわかるまで聞いてみよう
⑥自分がどうしたいかを伝えよう
⑦治療をうけるときはあなたが主人公
⑧お薬は約束守って使おうね
⑨みんな違いがあって当たり前
⑩だれのいのちもとっても大切
という10か条です。
ああでもないこうでもないと、医師薬剤師看護師だけでなく、
いろ~んなお仕事の方々がいろいろな想いを持ち寄って、何回も話し合って作りました。
「自分」の身体を大事にしてほしい。
「自分」「の心も大事にしてほしい。
「自分」が大事だからこそ、「他人」も大事にできる。
私はそう思っています。
自分を大事にすることが、自分の健康に気つかい、自分の体と上手に丁寧に付き合うことになる。
それが自分を生きること・自分を活かすことにつながる。
健康に生きるために、自分を活かすために、日頃から自分にできることがある。
むしろ、生活が健康を作っていくとも言えるかもしれない。
そう思っています。
生きることって何だろう。
よく生きるってどういうことだろう。
大人にだって難しい。
子どもに伝えるのはもっと難しい。
でも、本当は子どもは『生きる』ということが一番上手なのかもしれない。
誰に気兼ねもせず、100%で笑って100%で泣いて・・・
それができなくなってくる年になると、人間らしくなってくるのよね・・・
本当は、大人は子どもにもっといっぱい習わないといけないのかもしれません。
最後は、なんとなくまとまらなくなってしまったけれど。
でも、この小冊子。
とってもとってもお勧めです。