予防接種が大事だということがわかっていて、ずっときちんと接種されていたのに、
何かをきっかけに不信感を持たれて接種されなくなってしまった方もいます。
不安を持たれて相談される方もいます。
不安な気持ちで、夜ネットをするとますます不安になるということはあるようです。
知らないまま、または、偏った情報を信じてしまって、ということもあります。
予防接種がもしもなかったら、今でも感染症による悲しい子どもの死というのは、
ずっとずっと多かったでしょう。
接種しないと決めた方のことを責めるわけにはいかないこともよくわかっています。
その方たちは、子どものことを考えて悩んでその結果にたどりついたというのがよくわかりますから。
背景にあるのは医療不信かもしれません。今までの経験で何かあったのかもしれません。
それこそ、また何かないと考えは変わらないように思います。
でも・・・迷われているならば、偏りのない情報で学ぶのが大事ですね。
そのような、迷われている方にこそ、届けたい講座をしたいなと思っています。
来月の2日、ひだまりクラスの午前講座で予防接種について取り上げたいと思います。
普段のひだまりクラスでも、予防接種について質問があったら、おこたえしてますけれど、
今回は予防接種のことだけの集中講座です。
「小児医療」「卒乳」「復職」などの講座のように午前講座です。
お申込みはこちらから
予防接種の場面だけでも、こどもの成長はとても感じるものです。
2~5か月のころの同時接種の時期は、接種までニコニコ、接種したら大泣き、でも、すぐに泣き止む。
1歳の頃は、やる前から何かを感じて大泣きしてる子が多いし、
記憶も残るので次のときもクリニックに入るなり大泣き。
そんな子が3~5歳では、ぐっとこらえるようになります。
痛いけど、必要なことなんだよと繰り返してきて、子どもの納得というのもとても大事だなと思います。
必要なことだからする。
いのちや健康を守るためにする。
そういうことをきちんと伝えていければと思います。
信じられないことに、医療者の中にも、ワクチンを不要なものとする人がいて、驚きます。
というか、あきれてしまいます。
本当に残念なことだと思います。
そのような医療者の方の断固とした論調に引き込まれている方たちにはきいてみたいです。
そのような方が、治療する人なんでしょうか?
もしも、ワクチンで守れる病気になったときに、治療の現場にいて、その病気と闘ってくれる方でしょうか?
そういった臨床の現場を知っている人でしょうか?
世界に比べれば、まだまだ日本のワクチンの不備なところはあると思います。
でも、どんどん世界に追いついているワクチン、年々改良されているワクチン、
それを拒否するのはもったいないと思います。
予防接種はいやだな・・・と思われる方へ