ひだまりクリニック~産んだ後にも母親学級~

杉並区で小児科医がひらいている母子で集えるクラスです。

昨日のひだまりサロンの講座

2011-01-27 22:49:33 | クラス日記

「ママ小児科医からママ達へ」というもう何年も前からやっている定番講座を1月26日にしました。

何年も前からやっているというのは、「知ろう!小児医療 守ろう!子ども達」の会主催講座だからです。

座談会形式というか、すべての人に心配なことなど、一言お話ししていただいて、私が答えるという時間を長めにとった講座です。

結構多いのが、一時期続けて寝てくれていたのに、最近やたらとおきる、どうして?とか、一日のリズムが作れない、とか、離乳食に苦労する、とか。

病気の質問よりはそういったことの方が多いのです。

あんさんぶる荻窪などでやっていた時は20~30人くらいの参加でした。

ひだまりサロンができて、人数は少な目になりました。昨日も7人。

でも、場所の広さとか慣れてないことをと考えると10人くらいが限度かな?

その分満足度を上げていきたいです。

知ってしまって不安でなくて、知って安心、を目指したい。

きちんと伝えられるように、不安が残らないように。そこを大切に・・・。

 

いつも一番に来て一緒に準備をしてくれるAMAちゃん。

フルタイムで働いてるのに、貴重なお休みにきてくれたさくらちゃん&ひなたちゃん。

差し入れをわざわざ届けにきてくれたふーちゃん。

参加者とのやりとりや質問のとりまとめなど、裏方仕事を引き受けてくれてるなおみちゃん。

どれもよりよい社会を子どもに残そうという熱い気持ちがないとできないことではないかなと思います。

多くの人の支えと応援あってのひだまりサロンです。

講座するたびに、本当に感謝だなぁとしみじみ

みんな私よりも10歳以上若いのに!しっかりしてるんですよね~

素晴らしいわぁ

そして、この活動が楽しそう

 

講座はいつもの資料で、

「症状別のホームケアと重症度の見わけ方」

「単純性熱性けいれんと複雑型の熱性けいれん、けいれん時のホームケア」

「絶対救急外来に行くべきときとは」

「窒息したときは?」

「医者につたえることは?」「納得できる医療を受けるために」

「日常生活で気をつけること~母親が主治医という観点から~」

「予防できることは?」

その話の中に、「細菌性髄膜炎」「腸重積」の話を入れます。

早く気づくことがその後を左右しますから。

これは、研修医時代、大変お世話になった小児科の恩師から直接しっかりたたきこまれました。

盛りだくさんすぎですよね~

なので、いつも、雑談なし!要点をはっきり!を心がけます。

大きな施設や保健センターでは、大きなホワイトボードや黒板があるのですが、

ひだまりサロンにはイケアのおもちゃのものしかありません。

ちょっとそこが苦労なんですけど。みにくくてごめんなさい。

パワーポイントとかでパソコンのプレゼンみたいにする方がいいのかなぁ~

 

二人目のお母さんは、上の子のときとはワクチンが随分変わってびっくりしたとのこと。

世界標準に追いつくことをやっと始めたというだけのことなんですけれどね。

不活化ポリオワクチンの話はやっぱりでました。

みなさん情報通!

 一応情報として不活化ポリオ接種医療機関一覧表です。

不活化ポリオと生ポリオのワクチンの違いは説明しました。

納得のできる選択をするための情報として知りうる限りの正しい情報を。

私自身、調べていて、いろいろな情報に混乱してきて、泣きついたのが、「VPDを知って子どもを守ろう」会員のためのMLでした。

代表の園部先生にお答えいただきすっきりしました。

先日の記事で紹介した、2月6日にある講演会の演者の先生です。

知ったお母さんたちがポリオで悩みのは当たり前です。

でも、決定するのはやはり保護者です。

こういう話は、普通の外来や健診ではできない・・・。

複雑です・・・。

 

今回うれしかったのは、今まではなかったと思うのですが、妊婦さんがきてくださったこと。

9か月だそうです。

赤ちゃん生まれたらまたきてくださると楽しみ

ご安産をお祈りしています。

寒いですからね~冷やさないでね~

参加者のみなさま、寒い中、ありがとうございました!

 

毎月第4週は会とのコラボで講座をしています。

来月は「復職講座」。三回目かなと思います。

毎年、この時期、年度末にやってます。

お申込みは会のHPイベントお知らせコーナーからどうぞ。

 

 


テレビ出演情報

2011-01-27 11:38:48 | 「知ろう!小児医療」の会の情報

遅い情報ですね~、今日のことですもの。

今度の木曜日、1月27日テレビ朝日の13時55分~「東京サイト」に出ます。

の取り組みのいついて。

ひだまりサロンでの先月の講座のようすと、

会の代表のAMAさんの話、私の話も少し出ると思います。

テレビ出演はどんなふうにうつっているか毎度どきどき、そして、いつもがっかり。

内容でなくて・・・自分の容姿や姿勢や声に・・・

テレビは現実を伝えるだけですからね~~

この会の取り組みや今までのことは、またゆっくりときちんと記事にしますね。

熱くて優しくい素敵な会員さんがいっぱいの素晴らしい取り組みをしてくきた、まじめで、でもとっても楽しい会です

いつも力をいただき感謝してます。

メルマガも全国にいらっしゃる協力医の先生方から原稿をいただき、毎月無料で配信しています。

 会のトップページからどなたでも登録できます。

今流行っている病気。ホームケアのポイント。

お母さんが知らないところで動いている医療制度の問題点。知らないまま多くの診療所がやっていけなくて気づいたら産む場所がないってことにも。

予防接種のこと、発達のこと、医療との付き合い方、コミュニケーションのとり方。

役立つ情報満載です!

これも、メルマガチームのお母さんたちが頑張ってくれてます。

 


初めてのアクション、保健所に行ってみる

2011-01-24 23:46:43 | 開業への道

ひだまりサロンを作って、実際講座をして、お話会をして・・・

とってもいい感じだな、思っていたようなことができている、と思っています。

が、お問い合わせに中には、知らない人の輪に入っていけなさそう・・・とか、

個別に相談はないですか?というご意見も。

そうですよね。

知らない人の輪に入るのはちょっと苦痛・・・そういう気持ちもわかります。

本当に子育てに苦労している人は外に行く余裕がないですもの。

余裕が出てきても、人の中に入るのが緊張して疲れるということもある。

すでにある輪に入りにくい、ってのもある。

子育てに自信ないから、いろんな子と比べていろんな母と比べて、落ち込んだり、不安になったり、ということもある。

外に行けない人の方が、本当は困ってたり悩んでたりするんですよね。

で、少しでも敷居を低く・・・という気持ちで健診をしようかと考えました。

健診ならよりプライベートなことも話せるしね。

応援してくれるAMAさんも、なんだかわからない場所よりも、開業して健診もできる場所にすると信頼されやすい、と開業を!という意見。

開業の目的は、保険診療ができること、乳児健診の無料券が使えること、できたら予防接種もしていけたら、です。

保険診療は健診で、ちょっとお薬だすときが時々あるからです。

いつも外来でもらっている薬をついでに、とか、保湿剤や湿疹の軟膏や消毒液、そういったものを処方するには保険が使えないと、ですから。

今まで勤務しかしたことなくて、医療事務的なことは無知

開業だけなら簡単よ~というアパート借りて開業した知人の話を鵜呑みにしてました。

まずやったことは医師免許探しなんて罰当たりなんでしょう。

次は・・・保健所に行って診療所開設届け、かな?と簡単に考えすぎてました。

担当者と会うのは、予約制でした。

後で、いろいろ電話で教えていただいたところ、クリニックには待合室と診療室が必要。

その他、科や業務内容によっては必要なものもある。

サロンなるものは、診療行為とは違うので、入り口が別でないといけない。

診療所の管理者が診療の管理責任を持つことになり、週に1回や2回の診療では保険が」認められない可能性がある。

えーーー??

なんだか、いきなり前途多難なかんじ

とりあえず、保険が使える診療所になるための条件、今の場所で保険診療ができるか、専門機関で問い合わせるようにというアドバイスをいただきました。

そこは・・・関東甲信越厚生局東京事務所、とのこと。

何回も聞き返して、メモをとった・・・

 

私、最近、看護師さん向けの雑誌の原稿で、地域の医療面での子育て支援について書きました。

知ろう!小児医療の会に依頼のあったシリーズなんですけどね。

それを書きながら思った。

ひだまりサロンのようなところが、働きたいけれど働けなくなった潜在看護師・助産師・保健師・小児科医が主催して各地にできたらいいなって。

小児科医の仕事は外来で診察して薬を処方するだけでない。

大きな病院で専門家でないとできない治療をするだけでない。

もちろん、そういった場所があるからこそ、私もこういう仕事ができるとは重々承知の上ですけれど。

妊娠出産子育ては異常を正常にする医療が必要なんじゃない。

正常を正常に保つ予防医学的な分野なんです。

多くのお母さんたちが必要なのは、もっと予防的な側面、社会環境面での支援、です。

そういう部分にもっと目を向けてくれないかな~

子育て支援ってそこが大事だと思うんですよね。

子ども手当もよいけど。

 

医療行為、処方する行為に保険点数が高いのだけど、時間をかけて相談にのること、丁寧に話を聞くこと、虐待された子どもをとりまく環境にかかわる大人を集めて話し合うこと、そこには、点数の加算はない・・・。時間をかけるほど、心をくだいて丁寧にやるほど儲けにならない。そういった声を聞きました。

現場の小児科医が矛盾を感じていることはいっぱいあると思います。

本当はお母さんたちを教育すること(上から目線でスミマセン)は、とても大事で、お母さんたちも我が子のために知りたい!と切実に願っているのに、と思います。

それが目的ではないけれど、結局そういうことで医療費が抑えられると思います。

内科分野ではこの予防医学的な面は進んでいると思います、少なくとも小児より。

たとえばメタボリックシンドロームといって、生活習慣病を減らそうという動きはまさに予防医療。

将来の寝たきりをなくそうというロコモティブシンドロームなるシンドロームも・・・。

 

子どもの熱が心配で不安で夜間に救急外来を受診すること・・・。

医者とのコミュニケーションが上手にとれずドクターショッピングをして薬がどんどんたまる人・・・。

そういうことが減るとおもうのですけれど。

潜在看護師や潜在助産師だけでなく、潜在ママ小児科医も多いと思います。

でも、退職する前のようには、なかなか勇気が出せなくて、働く決意がつかない。

子育てした人には、子育てしたキャリアが医療的な知識の上にあるわけですから、予約診療のしやすい、予防医療的な意味の大きい健診や予防接種などで、活躍できると思うのですが。

それが、できる範囲でしようというママ小児科医にはぴったりの仕事だとおもうのですが・・・。

週に何回以上あければ開業できるのでしょう

不安だな~

とりあえず、事務所に問い合わせせねば!

道遠くても頑張るぞ~

道を切り開いていきたいです!!

予防医療的なクリニック。

ひだまりクリニック(妄想~

 


ビストロ天下丼?いえいえ!ビストロあまがい(天下井)です♪

2011-01-24 22:10:16 | 地元ネタ・おすすめのお店

今日、開業の手続きしようと荻窪保健センターにいきました。

終わってお昼に一人ごはん

一人で外食が嫌な人もいるようですが、

私は全然!一人で外食も好きです。

で、入りたいなと思ってたお店に向かってたんですが。

目に入ったガラス張りの感じよいお店・・・。

なんだか雰囲気があったかそう。

お客さんがにこにこして小さなお子ちゃまもお母さんとランチしてる・・・。

なになに?天下丼?てんかどん?

と、一度は通り過ぎたものの、

な~んとなく気になって、戻って入ってみることに。

入った瞬間!いい感じ。

ゆったりとしててあったかくって、とてもお客さんのことを考えている感じ。

アメニティーですね~

すぐにコートをとってかけてくれたのは、正統派のイケメン(だと私は思う。)

テーブル席は二人かけのが6つあるんだけれど、とてもゆったり目。

椅子の背にはシックな色のブランケットがかけてあって。

満席なので、カウンター席に。

足元にも荷物入れがあるだけでなく、カウンターの奥にはフックもある・・・

ほ~初めて!こんなの。

さりげないおもてなし感がいいんです。

生けてあるお花とか、ロゴにもなってるストーブのお鍋がいっぱい飾られているのとか。

カウンターはキッチンと対面で、お料理が仕上がっていくのが見えるのも好き。

でも、奥行きがゆったりしていて、お食事もしやすい。

カウンターの5席もゆったりめの配置。

お隣に座られた荻窪マダムがいつオープンするか楽しみだったのよ~と話しかけてらしたので、横からおしゃべりに仲間入り。

1月5日にオープンしたばかりだそう。

ランチはスープ。

前菜はローストポークかスモークサーモンをチョイス。

メインは鮮魚のポワレか鶏肉の煮込み?だったかな?をチョイス。

で、コーヒーで1500円。

スープの白インゲン豆のポタージュ、あわあわで真っ白で優しい味でした。

ローストポークはたっぷりなグリーンサラダ添え。

お肉に岩塩とオリーブオイルがほどよくかかってる。ボリュームもある

上手に自家製ドレッシングとあえたグリーンサラダもおいしい。

メインのおいしそうなお皿に、ついつい食べ始めちゃって後悔、お隣のマダムのお皿を撮らせていただきました。

携帯の画像で慣れてなくてきれいでなくてすみません

サラダもそうだったのだろうけど、このお皿の野菜が種類豊富ですごいんです。

黒キャベツ、カリフラワー、ニンジン、京ニンジン、インゲン、ヤングコーン、玉ねぎ(あまい!ローストしただけだと思うけど)、かぶ?、紅芯大根、プチベール?(ケールと芽キャベツの仲間とか?)白菜、わかめ。(わかめも北海道からで、すっごいシャキシャキしててまた食べたい!)

野菜はすべて有機だそう。

メインは函館のたら、カニ肉入りカニみそソース。

初めて味わうソースでした。

おいしかった~

シェフと奥様?とイケメン君の三人で頑張ってるお店で、明るくてさりげないおもてなしの心が行き届いた感じの素敵な場所です。

これから、荻窪に来るときはまた来たい!って思える場所です。

おしゃべりしながらで会計を忘れるドジ加減も、なんともキュートでした。

HPはないそうです。パソコン苦手って。親近感。

おすすめ!です。

ディナーはメニューも豊富。

特にストーブで作るのがお得意なのだそうで、シチューやローストの定番だけでなく、燻製やデザートまで作ってしまうそうです。

場所は荻窪保健所から荻窪駅に向かうときのまがり角。

駅からは南口出てまっすぐで3~4分くらいかな?で左手にあります。

赤ちゃん連れは?と聞くの忘れたなぁ。

私がレストランに赤ちゃん連れで行ったときは、

①ベビーカーであらかじめ寝かす

②もぞもぞしたら、授乳服ですぐ授乳。静かにさせて寝かせちゃう。

③ご機嫌ならだっこか相手をして過ごす。

これで、ほぼ対応しました。

「泣かせないために授乳。」

これはとても大切なコツです。私は2か月の子をラッシュの中で立ったまま授乳し、中野から新小岩まで、通勤しましたからね。

授乳服と抱っこひも使うと簡単です。

今は授乳服も豊富だし、エルゴという抱っこひもはどうなのかな?立ったまま授乳。

私はシンプルなバッテンの抱っこひもでした。祖母の帯で作ったもの。安定感ありながら楽で程よい余裕があるので授乳もしやすかったな~

真横に立っている人も授乳してるなんて気づかないですよ。慣れれば簡単。三人目だからできたことかも・・・

一人目は新幹線で静岡から東京への移動で、ほとんどデッキで立ってたこともあったな・・・

そうだ、これは、子育ての知恵、ですね。

もちろん、子どもにもよります。上の子のときは大変でした。

子どもの相手でレストランを出ながら、その役をチェンジしながら夫婦一人ずつ食べました。

レストランはしばらく無理だなぁと思ったな。

懐かしい思い出です。その時はイライラしたりしたけどね。

 


講演会「ワクチンで防げる病気(VPD)を知って、子どもを守ろう」(東京、2011・2・6)

2011-01-23 19:52:05 | イベント情報

2月6日に東京液の日本橋ビジネスセンターで日赤医療センターの園部友良先生の講演会があります。

先日千葉であった市民公開講座でも園部先生のお話しを伺いましたが、ぜひお母さん方に聞いていただきたいなぁと思いました。

今の育児環境のお話しをお母さんの気持ちに沿って話されることから講演は始まりました。

多くの方に参加していただいて日頃の不安をぜひ解消していただきたいです。

とても勉強になります。

先生は、防げる病気で亡くなる子どもたちを助けたい、その情熱でこのお仕事に熱心に取り組んでいらっしゃいます。

お勧めのKnow★VSDの代表をされている先生です。

とてもわかりやすく詳しくVSD(vaccine preventable deseases:ワクチンで防げる病気)についてとそれぞれのVSDに対しての予防接種について説明があります。

NPO法人医療制度研究会の講演会です。

詳しくはこちらをご覧ください。

私もいってみようかと思います。

ワクチンに対して漠然とした不安のある方は是非!

納得してワクチンを受けられるようになると思います。