ひだまりクリニック~産んだ後にも母親学級~

杉並区で小児科医がひらいている母子で集えるクラスです。

あけましておめでとうございます

2012-01-04 10:42:30 | 杉並教会&教会幼稚園

あけましておめでとうございます。

みなさまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

大きな災害に見舞われた日本ですが、絶対に復興できると信じています。

私自身も大きな転機があり、昨年3月に開業しました。

自分にできることに誠実に取り組みながら、やりたかった仕事をして

自分自身からまず元気になっていこうと思っています。

支えられていることを感謝しながら、できることなら支えていきたい、

お母さんと子どもが笑顔になれるひだまりのようなクリニックに育てていきたいです。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

                        平成二十四年 元旦 

                          ひだまりクリニック 佐山圭子

以上が年賀状のごあいさつでした

どんなお正月でしたか?

今年の元旦は日曜日でしたね。

年賀状を投函するお散歩中に、教会があって偶然礼拝に見えた昔子どもたちがお世話になった先生とお年始のご挨拶

投函後の帰宅途中、ちょうど礼拝の受付中で、説教の演題「導かれた人」が目に飛び込み・・・

思わず、いつにない行動、礼拝に参列させていただくことにしました。

やはり、オルガンやピアノの生の音楽はそれだけでとても素敵でした。

お説教は・・・

私の拙い文章ではどう伝わるか・・・ですが。

心に残ったことを書いてみます。

ヨハネによる福音書一章14~18節(旧約聖書の部分です)

年とってできた子どものヨハネが義理の(異母兄)兄たちに疎まれて、長い苦難の生活に入るきっかけの話でした。

ヨハネは世渡りが下手だな~というのが率直な感想。

わざわざ疎まれるような夢の内容を正直に打ち明けなくてもいいのにな~と。

人の心を読むなんてことをしない清らかさからなんだろうか?

そのあと、「人の意志と神の計画は異なるのだ」という話がありました。

こんなはずではなかったという困難が現実の生活にはあります。

なぜ、このようなことが起きるのか。

こうありたい、こうなりたい、そんなこととは全く違う思いもかけない出来事や運命が人生に降りかかってきます。

でも、この「神の計画」を真の意味で知ること、理解すること、受け入れること、それが人生なのかもしれません。

そんな風に思いました。

「役割」

そういう言葉も思い浮かびました。

今、私が生きてここにいる役割。

結局は、それを知ること、実践すること、人生はそれに尽きるのではないか、と。

勝手な解釈かもしれません。

クリスチャンではないので、浅い理解ではあると思います。

でも、心に響いたことをちょっと書いてみたくなりました。

一年の初めてのブログで決意表明、かな?

その時々にであったいろんな人のいろんな言葉に助けられているのを感じます。

キリスト教も仏教も古くからの知恵もあります。

いいとこどり、ですね

周りの人の何気ない言葉であったりもします。

今年は「役割」という言葉が、私のキーワード、かな?

みなさまにとってよいお年になりますように・・・

私も自分の役割というものを考えつつ、一歩一歩歩んでいきたいです。

今年もどうぞよろしくお願いします

 

 

 


「しつけのツボ~苦しいしつけにさようなら」懐かしい幼稚園での講演会

2011-06-20 23:40:03 | 杉並教会&教会幼稚園

先日ご紹介した下の子二人が卒園した幼稚園で講演会がありました。

卒園ママにも連絡が来て参加できるんです。

今日お話ししてくださったのは、次男の同級生ママののりのりさんです。

マナー☆あそび☆しつけ*nicoでも、すてきな子育てのヒントがいっぱいあります。

しつけに関しては、いつの時代も悩みますよね~

できたら、おこりたくない。おどしていうことをきかせたくない。自分で納得して変わってほしい。

と思いつつ、なかなか理想どおりにはいかない・・・。

これは私の価値観の押し付け?と悩んでしまう。

そんな中で、「自分の感性で自分なりの結論を出せばそれで正解」という優しいのりのりさん。

しからない子育て、共感する子育てにも落とし穴があるってこともなるほど~

できなくても、何回くりかえしても、何年になっても、伝え続けることが大事なんですね~

わかっているけれど、これが難しい・・・

小学校に上がると、彼女の講演会の中での「しつけ仕分け」でのこのタイプのしつけばかりになる。

行儀、片付け、生活習慣・・・

「何回いえばいいの?」というだけでなく、そこに凄味までつけて言ってしまう

反抗してても、刷り込みになるという話も頷けたなぁ

親に言われて反抗してたことを、大人になった今、とても気にしているというのりのりさん。

うんうん、そうかもしれない。

質疑応答がとても印象深かったから書き留めます。

 

朝ごはんに一時間もかかる・・・が?

短時間ですますのがいいのか、ちゃんと食べるのを励ましてあげるのがいいのか。

お母さんがその問題に執着するほど改善しなくなる。

母が楽な方を選ぶといいですね。

ある方法でやってだめなら、また別の方法でやってみるのもよい。手を変え品を変え、で。

執着するほど、というのがスルドイ!と思いました。

母がその問題に悩みすぎるほど深みに入っちゃうんですよね。悪循環というのか、負のスパイラルというのか・・・。

お母さんを独占する方法としてそのようなことをする子もいるかも。

他のことで、母との関係で満足できる何かがあればなくなっていくのかも。

 

家の中で方針が違う・・・が?

いろんな人、いろんな気分があると知るのもいいのでは。

一方が叱っているとき、一方は黙っていること。

いろんな人のいろんな方針があっても、子どもは混乱しない。

たとえば、男の子にしっかりさせたいお父さんと泣かせてあげたいお母さんの場合、お父さんの前で大丈夫だよといって強がって、お母さんの前で泣くことも。

ゲームやテレビなどの制限などの約束は統一が大事だけれど。

これに関しては、私が園ママだったとき、お母さん数人で一緒に聞きにいった佐々木正美先生の講演会でもお話しがあってよく覚えてます。

佐々木正美先生は「子うどもへのまなざし」を書かれた児童精神科医です。

「子どもには、違う意見でも両方の愛情が必要です。ただし、その両者が信頼しあっていることが大前提」ということでした。

ご自分のおくさまとおかあさまの例を出して説明されて、とても納得しました。

「おなかがすいた~」となく子に「今できるから待っててね」という母親の愛。

可愛そうで、みてられないねと、ついお菓子を揚げてしまうおばあちゃんの愛。

違いを乗り越えるということに通じていて、信頼があればよいということ。

これは、家庭だけでなく、学校、職場、あらゆる団体というか組織でも言えることでしょう。

 

前から注意していたのに、やめないまま失敗してしまったら・・・?

「だからいったでしょう?」というのでなく、「どうしてこうなっちゃったのかな?」といって考えさせる。

お手伝いにつながるように、その失敗の後始末を一緒にするようにする。

牛乳をこぼしたら、まったく!と怒りながら拭いてしまうのでなく、一緒にきれいにすること。

考えさせるというのは、私のしつけにはなかった!素晴らしい!

これは、トーンダウンにつながりそう。

お手伝いもできるようになれば、すごいね~

 

フリートークの時間は本当にもりあがりました。

「イライラするよね~」「ちょっとでもできたら、自分をほめよう!」という、お母さんへの共感と励ましの言葉が温かく響く教会の礼拝堂でした。

行ってよかった

我が家は、まだまだしつけが必要そうです。

「命にかかわること」はさすがにないけど。(と思うけど)

興奮しないで、伝え方を工夫しながら、長くなっても、真剣に伝えようと思います。

のりのりさん、ありがとう!

お世話役のみなさま、ありがとう!

 

 

 


卒園した幼稚園のママとお話会

2011-06-08 00:33:43 | 杉並教会&教会幼稚園

今日は今年度の新しいお仕事?

幼稚園のママとの月例お話会の初回でした。

二年間担当されていた卒園先輩お母さんからの引き継ぎで。

次男の同級生のお母さんと一緒に二人ですることになりました。

次男と長女がお世話になった幼稚園はとっても素敵なこじんまりした園です。

多くのことを先生から、園で知り合ったお母さん達から、そして子ども達から教わりました。

みんなの子どもをみんなで子育てってとても素敵だってこと。

ありのままの子どもを認めるということ。

子どもの根っこは見えない、でも、子ども時代にその根っこをしっかりはらせるということ。

母の会の活動の中では、それぞれの役割を引き受けて働くということの意味。

絵本の中に、日々の遊びの中に、園の中で守られて自由にその子らしく生きてました。

先生方にいっぱい愛されて、友達といっぱいいっぱい遊んでぶつかって楽しんだ園でした。

なんか、卒園式の謝辞みたいね

今でも、「幼稚園は楽しかったなぁ~」という3年生の長女です。

当然、素敵~なママ友達がいっぱいできました

そうそう、そんなママ友の医療に対する本音を聞いたのも一つのきっかけとなって、医療の活動をしたいと思ったのです。

医者に遠慮して、本当に聞きたいことが聞けていない

そんなに医者って遠い存在と思ったものです。

でも、本当に遠い存在らしいねそこを何とかしたいというのが私のやりたいことなんですが・・・。

自分が患者の立場になれば遠くなるような気もするが・・・。

それはさておき。

幼稚園のその集まりの名前は「井戸端サークル」

「絵本」「お菓子」「ハンドメイド」と並んでお母さんの自由参加のサークルなんです。

井戸端会議みたいに、なんでもぺちゃくちゃ。

笑いも悩みもなんでもあり。

「話すことは放すこと」なんだそうな、まさにそれです。

みんなで笑いあう中に解決法が見つけられたり、それでいいんだ~と思えたり、いろんな子どもいろんな子育てを見ることは、自分の縛りを客観的に知ることにもなります。

って、こんなことをひだまりクラスの目指すこととして、書いたような気が・・・

ひだまりクラスの原型はこの井戸端サークルにもあるのですよね。

幼稚園の一つの行事、縦割り面談といったかな。

年の違う3クラスのお母さんがグループになり先生方と交えてグループ面談もあって、これもとても楽しかったし、勉強になったものです。

幼稚園は手がかかるとか、早く帰ることになる、とかお弁当がとか、いろいろ大変ということも考えてしまうかもしれないけれどね。

自分に合う園子どもに合う園に入って、自分の人間関係をちゃんと作れれば、本当にすっごい楽しいんですよ。

そして、刺激的で成長できる場所でもある。

幼稚園に通える子がいるのは心底うらやましいです。

でも、月に一回でもまた談話室(みんなの集まる場所、時間外託児もする)に行けてうれしいです。

さらに嬉しいのは、次男の同級生のお母さんと会えること!

とっても素敵な人です

自宅で子育てサロンということを私よりもずっと先に実現してコツコツと活動してきた人。

昨日は打ち合わせということで、一緒にお話してて転勤での6年間のブランクをものともしないおしゃべりであっという間に時間がすぎた

お母さんたちに「頑張ってるよ!」と伝えたいよね~と一致!

しつけって、という話も一致!

マナー講師の彼女の話は大人向けのものもとっても魅力的だろうなと思いました。

マナー☆あそび☆しつけ nico の、のりのりさんです。

とりあえず、一年間、また彼女と話し、いろんなお母さんとの出会いもあり、きっと楽しい時間になりそうです。

私たち自身がこういう子育て支援をしていきながら学んで元気になるよね、ということも一致する二人なのでした。

今日ご参加のお母様方、ありがとうございました!

来月もよろしくお願いします。