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予防接種部会が27日にあり、ヒブ・小児用肺炎球菌・水ぼうそう・おたふくかぜの四種の定期接種化を目指すことに決定した、とのこと!
本当に良かったと思います。
一生懸命頑張ってこられた先生方や、お子さんが細菌性髄膜炎になってしまった方々
これからの子ども達、日本の未来のためにと活動されてきたことが着実に結果になってきているんだと思います。
私は一生懸命勉強して、お母さんたちに伝えなければと思います。
わかりやすい言葉で、不安をなくすために、安心して納得して受けてもらえるように。
予防接種は子どもにとって大事なものかどうか、それが基準になるべきで、
大事なものなら、大事な子どもに届くようにするべきで、
それは国が国の宝である子どもにすべきことです!
国が主導してだから、
なにかあった時も国がきちんと補償して、
そして、どうして大事か、何が得られるのかきちんと国民にわかりやすく説明して、
そういうことも国が責任を持ってやってほしい。
そのための手足にはどんどんなりたいと思います。
お母さんに実際に説明することやワクチンを接種することなど・・・。
多くの方々の念願の定期接種化・・・予算がきちんとついて早く国会を通りますように・・・
昨日の夕刊「惜別」欄に小児科医・東大名誉教授の鴨下重彦先生の記事がありました。
鴨下重彦先生に直接ご指導をいただくことはなかったのですが、私には決して忘れられない言葉をおっしゃってくださいました。
その言葉は大きな印象となって心に残っていて、折々に思い返します。
先生は私が研修した国立国際医療センター小児科の同窓会で初めてお会いしました。
医療センターで代々仕事されてきた先生方が集まる同窓会に、当時総長であった先生もおいでくださったときのことです。
私は、すでに医療センターを退職して8年ほどたっていて、次男出産後一年ほどのときでした。
次男出産時勤めていた病院で、当直しないと雇用しないと言われ、私がやめて人員が増え同僚が楽になるならと悩んだ末退職することにしました。
母乳で子育てしながらできる仕事でないから、病院の健診は母親に辛いものになるんだ、とある人に言われ、本当にそうだと思いました。
私は子育てをしよう、一生懸命やって子育てにどっぷりつかろう、それが小児科医としてのキャリアになるはずだ。
子育てがキャリアになる社会でないから少子化が進むんだ、私は子育てをキャリアにしてやる。
そう思いました。
まぁ、結局はそんな立派な子育てができたというわけではないのですが・・・
でも、子育ての経験は、その失敗こそ日々の健診の役に立っているのを感じます(いいわけ)
そんな思いを先輩小児科医のお歴々の前で堂々と自己紹介で回ってきたマイクで話しました。
なんだか、怖いもの知らずで若い私ですね~
でも、歓談の時間に鴨下先生がお声をかけてくださいました。
「本当にその通りなんだよ。母親の仕事というのは小児科医の仕事よりもよほど素晴らしい仕事なんだから」と。
「母親には、誇りをもって子育てをしてほしい」と。
小児科医の頂点のような場所にいらっしゃる先生に「母親という仕事」の大事さを改めて教えていただきました。
穏やかに笑ってらした鴨下先生は、すごい方だったのだと新聞を読んで知りました。
小児科医としての偉大な実績をお持ちの先生の人生には、キリスト教思想家の一面もあり、紙面はそちらが大きく取り上げられていました。
内村鑑三・南原繁・矢内原忠雄の歩みを紹介しながら「人との出会いの大切さ、次世代への期待」を亡くなられる一週間前に講演されたということです。
母方祖母も矢内原忠雄という先生に心酔していたそうで、興味がわきました。
鴨下先生が編者として関わられた「矢内原忠雄」を読んでみたいと思いました。
先生ご自身が平和と教育を最も大切な価値とし、「理念を持って現実に向かい、現実の中に理念を問う」そのように生きられたのでしょう。
「私利私欲とは全く無縁だった」とのこと。
先生のことをもっと知りたくなりました。
そして、私も先生のような生き方に近づきたい・・・です。
まだまだそのような生き方には程遠いとは思いますが・・・。
鴨下先生、安らかにお眠りください。
ウェルノートってご存知ですか?
私も最近、ひだまりクラスにおいでくださった方が教えてくださって知ったのです。
「家族がつながる、お医者さんたちとつながる」ということです。
パソコンは苦手なんですが、説明してもらって、私が個人ユーザーとして利用を始めたところです。
離れてくらす家族が心配ごとを相談できたり、健康をお互いチェックしたりできます。
それだけでなく、多くの医療専門家からのアドバイスを見ながら、あ!これおじいちゃんに届けた方がいい情報だと思ったら、その情報をピックアップ。
家族で共有できます。
本当に今はコミュニケーションの方法がいろいろですね~
やってみたらどんな感じかわかるかな?と登録してみました。
小児科医としても何か情報をといわれて、ちょっと書いてみました。予防接種のことなど。
どんなことがしりたいかな?と何を書くか迷いますけど。
でも、知っておいて損はない情報を基礎編から書いてみようかなと思います。
そんなの知ってるよ~ってなることもあるかも。
#7119とか#8000とか?
子どもの救急とか、中毒110番とかはいいかも?
他は体温表のダウンロードできるところとか?
「知ろう!小児医療 守ろう!子ども達」の会の情報・特にメルマガ情報とか?
字数制限があるのが、私には厳しいかも。
簡潔でわかりやすくて内容充実って・・・修行になりそうです・・・
出張ひだまりクラス?みたいな感じですかね?
子どもの通学する学校の子どもたちもお世話になる近くの児童館で、私がいつもいて予約なしで質問や相談OKなコーナーができます。
堀ノ内東児童館で、今月は1月31日・午後1時30分からです。
気軽に児童館に行く延長で、予約もなしで、お気軽でいいでしょう?
これは昨年11月にやった児童館の講座の後でお話しをいただいたことです。
予約とか託児とかキャンセルとかそんなものはなしで、気軽に質問できたらいいよね~と。
いつも慣れている場所で、子どもが横で遊んでいるのを見ながら参加できます。
内気な娘に聞いたら「名前は恥ずかしいからやだ!」ということで、1月のお知らせには小児科医としか出ていませんが。
内容はなんでもOK!
身体や病気のこと、生活習慣のこと、おっぱいのこと、発達のこと、予防接種のこと、な~んでも!大丈夫ですよ~
予防接種の今後のスケジュールを聞きたい方は母子手帳をお持ちくださいね。
2月は9日にする予定です。
もちろんご利用は無料です。
昨日は今年初めてのクラスでした。
お子さんは一人のかたから三人のかたまで・・・。
どなたとおしゃべりするのも本当に楽しいです。
大人の会話をしたいね~とみんな一致した意見で、いろんな話題でもりあがりました。
赤ちゃんが可愛いとか、一緒にいて幸せとか、それはそうなんだけどもそれとは別の次元で普通の会話に飢えてくるのですよね。
最初の子の本当に最初の育児中は、もう言葉や文字を忘れそうでした。
まぁ、出産がちょっとショッキングな出来事だったとか、よく泣く子で睡眠とれないこともあったけど・・・
普通の大人との普通の会話がないのが耐えられなかったな・・・
今では懐かしいけれど、その渦中にあるときは先が見えないし、まだ20歳代だったのに将来を悲観してたんです。
バカだったな~と思うけれど、こんなに何もできなくて身体もついていかなくて、私のすべてで頑張ってるのに育児は全く順調とか言い難くてボロボロ。
もう仕事に戻るなんて出来っこないって。
そういう風に思い詰めちゃうのが、育児中なのかも。
産後うつ傾向もあったのでしょうけれど。
そんな風にくら~くなってる方に出会って大丈夫だよといってあげたい。
どんなに私が暗くて悲観的で悩んでいたか教えてそれでも大丈夫だったよと伝えてあげたいです。
一人で充分!早く大きくなれ!仕事したい!って願ってた母親が数年後に出産して、今度は離れがたくて退職し、さらにもう一人出産するなんてね~
そして、そんな私が堂々と?病院や保健センターや自分のクリニックで健診をしているなんて!
子育て支援はまず母親支援だ~って叫んでいるなんて!
産前産後のケアの仕事を小児科医としてしたいと言ってるなんて!
全くおもしろい!人生わからないものではありませんか!