ひだまりクリニック~産んだ後にも母親学級~

杉並区で小児科医がひらいている母子で集えるクラスです。

子どもの身体を触るということ~小児専門鍼灸師の先生の講座~

2013-07-23 10:27:11 | クラス日記

7月のスペシャルイベントは、小児はりがお得意な鍼灸師の山口あやこ先生においでいただきました。

東京スキンタッチ会で活動されている先生です。

先生は杉並区の児童館でもときどき講座をされています。

お母さんたちにちょっとした簡単なことだから伝えたいと思ってらっしゃいます。

ひだまりクラスのイベントにも来てくださいました。

あまりにお申込みが多くて、でも、私もいい講座になるのはわかってたのでお願いしたら、二日来ていただけることになりました。

8日と22日にめいっぱいの人数でやっていただきました。

児童館と違って10人が限度・・・

熱気むんむんで泣きだしたら飛び火しちゃうみたいな時間帯もあり・・・

(先生は「交信してるのよ」と

先生とはスキンタッチ会の小児医療講座を担当させていただいたご縁で、今回お願いしました。

東洋医療というのは、奥が深い・・・と思いました。

私が、医療講座でお母さんだからできることに「身体を普段から触ること」があるというのはよく言っていて、同じ話なんです。

普段を知っているからこそ、おかしさ(いつもと違うということ)がよくわかるのです。

先生はお母さんの前腕(肘から手への部分)を何回か触っただけで体調(寝不足とか胃腸系の問題とか)がわかってしまいます。

すごいことですね。

多分、そういうことはできないかもしれないけれど、お母さんは赤ちゃんの身体を触り放題なのですから、ぜひともさわってあげてください。

肌のつやや張り、しっとり感、温かさ冷たさ・・・

さらに、触っていると感じる気持ちよさ・・・

その気持ちよさは双方向へのものなんですよね。

お母さんが気持ちいいなと子どもの身体を触っていると、子どももそういう気持ちを感じているわけです。

このふにゃふにゃの感じ、かわいい~気持ちいい~癒される~とママが思ったら、

子どももそう思っているのだと思います。

そういうマニュアルでない、心地よさがとっても大事ですね。

正確なことを言ってないと困るので、スプーンや歯ブラシやドライヤーなどを使った具体的なことに興味があったら、

ぜひとも、直接スキンタッチ会の教室におでかけください。

マッサージは、いろいろなところで教室がありますが、基本は触ること。

それも、気持ちいいと双方に思えるような交流ができるのがまず一番です。

あまりにもマニュアル的なマッサージは敷居が高くて・・・という方にも、触るだけということならできますね。

まずそこから。どんどん触ってあげてください。

さらにいろんなことが知りたかったら、先生の本もお勧め。

「脳と体にいいことずくめのベビーマッサージ」PHPビジュアル実用BOOKSです。

先生のマッサージはよくあるオイルをつかうものでなく、優しくなでてあげるといったかんじのものです。

日本のような高温多湿の気候の場所では、オイルはむしろいらないということです。

私はなるほどと思います。

22日は、「ぞうさん」の歌を使ったマッサージをしました。

歌を歌うと、赤ちゃんも静かになってくれて短時間だしとても手軽ですね!

ママのケアという点では、

8日はママへのケア、ストレッチの話などが多かったです。

手を引っ張ることとか、肩のストレッチを少ししただけで、効果も感じられるのにはびっくりしました。

顔の前で肘をつけて上にあげる、ただそれだけのことの変化が5~6分のストレッチ前後であるのです。

22日はお話しが多かったです。

東洋医学的には、親子は陰陽・夫婦も陰陽なんだそうです。

だから、母としての陰・妻としての陰・・・いつも子どものいる生活だと陰ばかりで大変になっちゃうのだとか。

だから、実家に帰って母親に陰をしてもらい陽の立場にさせてもらったり、でかけていって陽になれる場を探すのが大事だとのこと。

(ひだまりも陽の場になれるといいな)

先生は、自分が良い状態でいないといい治療ができないということもおっしゃっていて、本当に私自身も同じです。

これは、母親すべてに言えることなんですよね。

母親はケアする仕事だから。

自分が良い状態で幸せで充実しているということが、子どもの幸せにつながるのです。

だから、子どものためにも自分が生き生きといい状態でいないとね。

甘えてるんじゃないか、自分はもっとちゃんとしなくっちゃいけないんじゃないか?という考え方だけでは息詰まる日もありますね。

すり減ってる感じがしてませんか?

自分のケアも大事ですよ~

 

いつもの子どもの身体を五感で知るということ。

これはとても気軽、そして、自分の自信にもなると思います。

おむつ替えのときでも、抱っこのときでも、電車の中でも、どこかで待ってるときでも・・・

気軽に触ってあげて、さらにアイコンタクト。

素敵なことだと思います。

そして、お母さんは、自分のためにも子どものためにも家族のためにも大事な自分へのケアもお忘れなく・・・

 

珍しく写真を撮ってみました。

素敵な写真がいっぱいですので、ちょっとご紹介・・・

 

お母さんの手の力って大きいんですよ~って話だったかな?手の話してるみたいですね(いいかげん

 

  

お母さんも赤ちゃんも二人とも楽しい、二人とも嬉しいって時間になるといいですよね。

しなくっちゃ!やってあげなきゃ!ってなるんじゃなくって、できるときに楽しく、向き合える余裕を大事に・・・

かけてあげる時間じゃない、しっかり気持ちを向けてねってことをおっしゃってました。

 

お母さんが数分マッサージした後で、おなかの様子が変わる子もいるのですって。

そして、それを感じるお母さんもいます。

 

こんな風に一歳過ぎていろんなものに興味を持って、お人形と遊ぶ方がいい~って時期になってても、大丈夫。

このときは、ちょっと面白いものが他にあってできなかったけれど、お家に帰ってからはいろんなタイミングでできますよ。

お着替えのとき、おむつのとき、ねんねのとき・・・ちょっとした隙間時間にさわってあげて、アイコンタクト。

やりとりできるようになってからの楽しさもありますよね。


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