ひだまりクリニック~産んだ後にも母親学級~

杉並区で小児科医がひらいている母子で集えるクラスです。

2月23日、復職講座

2011-02-24 18:28:05 | クラス日記

「知ろう!小児医療 守ろう!子ども達」の会主催の、ひだまりサロンでの4回目の講座でした。

赤ちゃんとペアで来てくださったみなさん、ありがとうございました。

そして、今回も、受付・司会・案内・見守り託児・・・と会のスタッフのみなさまに感謝感謝です

復職を気にしだすこの2月3月にこの講座は毎年あって、地域のセンターをお借りして今までに二回やっていたのですが、ひだまりでは初めてでした。

内容は・・・

ホームケアの話、緊急の見極め、これはいつもの基本をさらにギュギュっと圧縮して。

保育園では流行することの多い病気についての話。

胃腸炎や、風邪やら、夏カゼやら、水ぼうそうやらおたふくかぜやら・・・。

そのどれもが、熱などは出すけれど、自分の力で治っていくことが多いし、ポイントさえわかっていればおうちで落ち着いてみることができる。。

どんな時は注意が必要かという話と一緒にしました。

集団生活なので、感染を広げないための出席停止の病気があることやら、その基準など。

親ができること、としては生活リズムの話。予防接種の話。

保育園に入って、母乳をどうするか。続けるためのコツなども。

ここは熱が入ります。

せっかくの母乳育児。

私にとっては、仕事で離れた時間をとりもどすのに、一番効果があったのがおっぱいだったので、ついつい。

病気のことの割合が多くて、

いつもしていたのに、仕事に戻るうえでの母の覚悟で大事だとおもっている話を今回はしなかったな~と反省!

仕事をすることを覚悟。そこは一番大事だと思っています。

いかに、仕事することを自分で納得できているか、何のためであってもいいと思うのだけど。

その納得というか覚悟というか、そういうことは子どもの病気のときには特に問われるような気がします。

仕事してるために、こんなに病気にさせてしまって・・・と考えてしまいがちなお母さんは多くて、みていて切ないです。

「そんなことないよ!大丈夫!こどもには乗り越える力があるんだから。」

それを自信を持って伝えてあげるために小児科医がいるんだよといいたいです。

だから、仕事をしようと決めたお母さんは堂々とこどもに言ってあげて欲しいなと思うのです。

「お母さんはお仕事がんがるよ!あなたも保育園でいろんなこと楽しんでおいで!世界は広い!楽しいよ!」ってね。

頑張れ!仕事に戻るお母さん!仕事を始めるお母さん!

そして、次の世代により働きやすい職場をそれぞれの場所で作っていってほしいです。

その話はしました。次の世代に・・・って話。

みんな一斉にうんうんと頷いてくれました。

いろんな変化があって、やっぱり春はちょっと切ないドキドキする季節ですね・・・。

ゆっくりでいいですよね。

少しずつペースを作っていければいいのから。

いろんな人に手伝ってもらいながら。頼りながら。

子育てってつなげることだと思う。

周りに助けてもらったら、感謝してそれを受け、そののちにできるときにできる形で次の助けを必要としている人にお返しすればいいのよね

そうやってどんどん子育てしやすい社会に、職場に、意識に、変えていければいいですね。

復職・・・私にとっては懐かしすぎる響きです・・・

 


来月のサロンの予定

2011-02-14 23:19:19 | 次回のクラスは・・・

今週、突然サロンをお休みにしてしまってごめんなさい。

サロンを応援してくださる方から、「ギリギリで申込みする方もいる、私もそう。」

そのような方に申し訳ないと思うと言われました。

そうかぁ~そうだよな~

自分の都合で、申し訳ありません。

私の中のサロンのイメージ、数人のお母さんが語り合う、医療のこと子育てのこと、生活のこと、いろんな悩みをシェアしあうとういうのがあって。

LLL(ラ・レーチェ・リーグ)の集いがとてもよかったので、そういう場所作りをいつかやってみたいと思っていたのです。

その思いが強くて、人が集まらないことに焦りをかんじてたかな?

もっと参加者が多いとよかったといわれたわけでもないのですが。

一人でも、それなりに?満足してくださったのではとは思うのですが。

大昔やってたモーハウスサークルのことを思い出したりして・・・。

あれも、人が集まらなかった。

個人宅というのは、信用されないのかもしれない。授乳服の販売もやっていたから、余計に?かも?

どのように宣伝したらいいんでしょうね?

知っていただくためにも、健診をする体制をきちんと整えていかなければ、と思っています。

体制を整えるために、そして、あせらずゆっくり着実にやっていくために、月に2回のひだまりサロンにします。

今までは毎週水曜日としていたのですが、今後は、しばらく月に2回ペースでやっていきます。

来月は2日、16日です。

そして、今考えているのは、月の一回目の集まりのときは産後6か月までの悩みを対象に。2回目の集まりはそれ以降の悩みを対象にしようかと思います。

もちろん、月例を守らないといけないということはなく、先輩お母さんとして参加も大歓迎、妊婦さんも大大歓迎です!

そもそも、私は産む前の人にすごく伝えたいことがあるんです。

子育てを大事に考えるなら、お産も大事に考えないと、ということ。

納得できるお産のために妊娠期間が準備期間としてあるのだということ。

なかなか、妊婦さんたちにお話しする機会はないのですが.

また、辛いお産をした人に、そのようなことを言ってもよいことはあまりないでしょうから、(余計につらくなる?とかね。かつての私のように)あまり、大きな声で、おおっぴらにはいわないんですけどね。

こういう本音の話は、対面で表情を見ながらでないと・・・。

傷つけることは本意ではないので。

 

開業届の用意もしなくては・・・。

ひだまりサロンがだめなら、どうしたらいいのかしら?

ひだまりクラス?ひだまりカウンセリングルーム?ひだまりーーー???

う~ん?

悩ましい~

医療っぽい、そして、今のサロンのような場所をイメージできるような?難しいなぁ~

いい名前思いついた方はおしえてくださーい!

 

 

 


16日お休み、23日は復職講座

2011-02-13 00:55:54 | 次回のクラスは・・・

16日のひだまりサロンは、お申込みもないことですし、お休みにいたします。

そして、知ろう!小児医療 守ろう!子ども達の会の代表のAMAちゃんのお話し会に参加します。

中野区の松が丘助産院での会です。

産科医療・小児科医療~母親にできること~母親たちの取り組み」、です。

松が丘助産院も院長先生も有名な方。

AMAちゃんのお母さんに向けての熱いお話しも絶対素晴らしいものだと思います。

ひだまりサロンでの23日の講座も,知ろう!小児医療 守ろう!子ども達の会のオリジナル講座です。

復職前に知っておきたい、子どもの病気とママがおうちでできること

復職に向けて、ドキドキの準備を進めている皆様の心をつかむタイトルなんでしょうね。

今回3回目ですが、毎回早くに定員になる講座だそうです。

今回も残席わずかです。

私も仕事と子育ての両立に四苦八苦してきましたから、ドキドキ感はよくわかります。

仕事することに自分が納得できていないととてもつらくなるのが、子どもの病気だと思います。

サロンは今までよりも会場は狭いです。

そのため定員も少なくなります。

でも、より質問にばっちりとお答えできるようにしたいです。

お申込みは、ひだまりサロン直接でなく会の申し込みフォームにお願いします。

 

 

 


「サロン」というのは医療ではない・・・?

2011-02-09 20:43:01 | 開業への道

その後、診療所開設に向けて、少しずつ動いています。

保険診療をするための規定も事務局に電話をかけて聞いてみた。

週二日以上16時間以上診療するのが保険診療するための最低条件なんだって。

 クリニック開設準備で検索すると代行業者が出てくる出てくる。

それを個人でしようというのは事務仕事が致命的に苦手な私にはかなりのハードルです。

でも、そもそも、ある決まった場所で医師として働くには

診療所を開く手続きが必要だったのだと手続きを開始して知りました。

保険診療するから開業届をというのではないそう。

たとえば、講座をして、母親にこの子の湿疹はどうしたらいい?と個人的に聞かれたとき。

それを見て、私なりの判断をするのです、洗ってればよくなってくると思う、とか、石鹸であらいすぎないでね、とか、かゆみにはこうした方がいいとか、きちんと薬を使って少し通院したほうがいい、とか。

そこには、医師の診断があるので、それは診療になる。

診療所を開設しなくてはいけない、ということになるそう。

処方するために(保険診療するために)開業届っているのかと思ってたよ~

ですから、ひだまりサロンという小児科医が常駐する医療の情報を伝える場では、診療所の届が必要とのこと。

そろえる資料や作る資料も多く「個人でするのは大変ですよ。」と、保健所の新規開業の担当の方はおしえてくれた。

「でも、できないわけではない。きちんとこなしていけばできますよ。」とも。

問題は、私の目指すような予防医療メインというのは今までに例がないことなんだそうで。

たとえば、サロンという名前。

診療所は単なる母親の集まりの場ではないから、サロンとして、診療所と別扱いにすれば、入口は別。診療するのも別の時間にしなくてはいけないと。

ひだまりサロンに来たついでに、健診を受けて帰る、ができなくなる。

それなら、サロンという言い方をかえて、母親学級とかいって、もっと医療的な部分を強く打ち出していけば、診療所扱いになるのか?

では、そこではお昼ご飯を食べてもいいのか?

講座を診療室と待合室あわせた場所でするとき、託児をその医療相談室でしてもいいのか?

次から次へ疑問が出てくる。

「サロン」という名称はやめた方がいい、というアドバイスだった。

これは杉並区の独自の事情もあるとのこと。子育て応援券の事業でのトラブルと。

診療所の届け出がないのに、医療専門家がサロンを作って診療行為のようなまったく違うようなことをしているというクレームがあるとのこと。

区役所にも保健所から、サロンという名称はやめるようにと申し入れをしたとのこと。

確かに、応援券の事業所は1000を超え、内容も質も差が大きいと感じる。

「先生の目指すことはとてもいいことだと思うし、私も親の立場からもうまくいってほしいから、変なトラブルにならないように医療の場所として成り立つようにきちんとしておきたいんです。後で困らないように。」といってくださる。

ありがたいことです。

それにしても、いろいろなことにあまりにも無知だ。

ずっと勤務医だったし、自分で手続きしたことはないですからね。医師免許のコピー渡してお願いします、で。

 

開設届は一回出せばいいので、アドバイス通りにきちんとやればなんとかできるだろうが、ちょっと具体的に今後も経過を書いてみようと思う。

後に続いて欲しいから。

私のように、現場を離れた潜在小児科医の仕事として、健診と予防接種のような予防医療領域のクリニックはとてもいいと思うから。

やりたい人はいっぱいいるんじゃないかな。

開業資金もなるべく少なくして。

うまくすみ分けられるといいなと思う。

病気を見るクリニックと予防医療的なクリニック。

予防医療や教育を専門にしている小児科クリニック、どなたかいらっしゃらないでしょうか?話を聞きに行きたい・・・。

予防医療的なクリニックでも薬を処方することがないわけでないので、保険診療もみとめられればいいのだけどね。

とりあえずは、保険診療の申請はしないで、診療所開設の届だけでまず様子をみることにした。

どうしても保険診療したいなら、また考えることにする。

診療所開設の届出に必要なもの。

必要書類をとりにいく法務局も同じ荻窪。

保健所を出たその足で、法務局に土地の公図と土地と建物の登記事項証明書なるものをもらいにいく。

目指せ、開業!

来月の私の誕生日に開設にしようかな。できるかな?

これは、4月1日とした開設日をみて保健所の方がもっと早めてといわれたから。

4月1日は開業ラッシュだそうで、立ち入り検査などもできなくなりやすいとのことでした。

頑張ってみます。

事務仕事苦手だけどね・・・

あの人でもできると励みになるよね、きっと。

 


雪・・・

2011-02-09 09:42:27 | クラス日記

今日は本当に寒い・・・

ひだまりサロンに向かう途中、雪が舞い始めた。

で、約束の方(一人だけだったのだけど)、に「無理しないでね」と連絡。

結局、「用意してたけど、やめます」ということに。

なので、サロンはお休み。

お掃除したり、診療所開設の準備を整えたり、で過ごします。

今庭をみると、もう雪はやみかけ。

とても積もりそうにない。

それにしても、子どもって雪が大好きだ。

雪に喜ぶかは子ども度合のバロメータかも。

たくさん積もると庭で雪だるま作ったっけ。

大きいのや小さいの。

実家の庭で子どもたちの雪だるま作りの相手をしてくれるのが、父です。

我が家の専属カメラマンでもある父は、雪だるまと子ども達(孫達)を雪が積もるたびに写真に残してくれるんです。

ひだまりサロンの裏方応援団の一人です。

実は、ひだまりサロンとして借りている場所は

実家の建物の一部。

サロンからみえる庭は、父が手入れしてくれているのです。

土曜日になり、孫達が集まると、実家で(おもに父が)託児。

おとうさん、おかあさん、いつもありがとう

雪をみてたら、しんみりした気持ちになりました。