助産師の伊藤です。
年の瀬ですね〜
一昨日、一旦の締めとして、母乳育児相談を年内終了とさせていただきました。
今年もたくさんの方とのご縁をありがとうございました😌
年末年始のお休み中にすこし役立つかなぁという情報をまとめました。
おっぱいのトラブルの予防ともしトラブルになった場合の解決へのヒントです。
子どもたちが横で賑やかな中まとめましたので、誤字や読みにくいところはご勘弁ください (゚o゚;;
必要な方に届けばと書いたので、こんな文章で申し訳ありませんが、シェアしていただいて構いません〜。
①食事など
結論から言えば、美味しくみんなと食卓を囲んでくださいね。何がダメという特定のものはありません。お母さんが楽しそうなのは、お子さんにとってとても幸せなことです(^^)
少し気をつけてあげることは、年末年始など含め行事の際は、お子さんも楽しく、普段より授乳の間隔が伸びたりすることがあります。
間隔はいつも通り。
できればお子さんが落ち着く環境で授乳をしてあげてください。
また、お出かけなどで、長時間抱っこ紐の装着ややバックを抱えたりなど局所的な乳房の圧迫は避けましょう。
長時間のお出かけは、疲れが溜まってしまいますから、お母さんもお子さんもマイペースで休み休みで、、、
②お母さんが風邪などを引いた時
風邪、またはインフルエンザであっても、母乳中にウィルスまたは細菌が出てきてしまうことはありません。
(インフルエンザの予防であれば、まずは大人がワクチンを打つことが有効です。接種後授乳しても問題ありません。生後半年以降ならお子さん自身の接種が可能です。)
まずは、お子さんにうつらないようにマスクと手洗いで接触経路を断つ工夫が必要です。
お母さんの母乳中には、罹患中の感染症と戦う免疫がたくさん流れ込み、お子さんへ。
お母さんのかかっている感染症にお子さんがかからないよう、母乳の質を変化させます。
(そういう意味では風邪の間も授乳するのは利益がありますね。)
また、薬の影響を心配して、授乳を控えるなどがあると、トラブルの原因になります。
基本的に解熱剤や抗生剤は乳腺炎のときも処方されるお薬ですので、授乳は問題ありません。
成育医療センター 『授乳とお薬』
https://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/
理想的なのは、誰かにお子さんを見てもらえて、ゆっくりお休みできて授乳だけというところですが、、、そういう体制ができますように。
③もし、しこりや痛み、発赤、発熱した場合
まずは、しっかり吸わせましょう。
もし、痛みやだるさがある場合は、鎮痛剤を服用し、薬の効果で痛みを和らげることによって乳汁が外に出やすくなります。
薬は②を参考にしてください。
24時間以内に症状が和らいだ場合は、親子で切り抜けられている証拠です。
もし、改善しなければ、対応が難しい場合もあるかもしれませんがご相談ください。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/8c516e57400984
さいごに
うっかり授乳間隔が空いたり、お子さんがみんなと楽しみ授乳に集中できてなくても③の対応で十分挽回できますから、ゆっくり羽を伸ばせる方は伸ばして来てくださいね〜
参考
乳腺炎のガイドライン
http://jalc-net.jp/dl/ABM_4_2014.pdf
では、良いお年をお迎えください。
また来年もよろしくお願い致します。
以上、ひだまりクリニックのフェイスブックでの情報です。
とてもよくまとまっているので、許可をもらってこちらでも。
年末年始は、いつもと違うペースでの生活になりがち。
お客さんが来たり、訪問したり、旅行にいったり・・・
そういう点では、おっぱいのトラブルだけでなく、事故も起こりがちですね。
環境がお子様仕様になってないこともあるでしょうから。
お気をつけて、楽しい年末年始をお過ごしください。