ひだまりクリニック~産んだ後にも母親学級~

杉並区で小児科医がひらいている母子で集えるクラスです。

今年は10回目です。杉並子育てメッセが3月8日にあります。

2015-02-22 00:09:22 | イベント情報

今年は10回目なんですね。

この時期、一日杉並区で活動する子育て支援をするみなさんがセシオンに集まります。

私も、せめて地元の子育てメッセには参加しようと毎年参加してます。

毎年、いろんな催し物やらワークショップやら、子どもが楽しめるいろいろいろいろ。

親子コンサートもありますし、見たかった映画「うまれる」も。

参加イベントは申込み制のものもあります。

こちらでご確認を。

一日、楽しめると思います。

私は、例年「知ろう小児医療 守ろう子どもたちの会」のブースにいます。

たぶん今年も聴診器を持って行き、子どもたちに心音を聞いてもらったりしてます。

もちろん、パパママが赤ちゃんの心音を聞くのもできます。
(泣いてなければ)

予防接種のスケジュールの相談ものりますよ。

赤ちゃんのスケジュールも、大きいお子さんの接種漏れの確認も。

パパママの風疹抗体価の相談も。
(検査の助成期間が3月までかも・・・)

ご家族で一日楽しめると思います。

後はお天気かな・・・?晴れますように!


支援者とはどうあるべきか(勝手におもってることですからね)

2015-02-11 11:15:26 | 母親への支援

うお座のメッセージ本を読んでたら、思ってることをすぐに行動しろとあったので、

今日は書いてみます。

(思ったときがマックスで、それがいいことにつながるんだって、持続性がないからね、うお座は。思ったことを書かないままということあるんです、結構)

 

今、ひだまりクリニックをどうしていこうかと考えている最中です。

もちろん、今の状態は一番大事です。

これからも来てくださる方にベストのことをしたい。

でも、母親を支援することでもっとできることがあるかもと思ってて。

グリーフケアというものに年末に何回か触れる機会があり、

それをひだまりでできないか、とか。

最近、続けて実際におっぱいで困っている方がいらっしゃってて、

私にできることはしているのですが、やはり、限度があって。

もっと助産師さんと協働できないかと考えたり。

で、多くの方々と話し合う中で、もう一度、支援というものを考えてみました。

今の自分の支援者はこうあるべきと思うことをしっかり書いておきます。

これは、誰かを非難する文章ではないです。

私に向かって書きます。

私が、どんなに忙しくっても傷ついた状態であっても、守らなければ!とおもっていることです。

年末に「自分の一年、一文字の漢字にすると?」というワークショップがありました。

私はちょうど忙しさの真っただ中にあったのもあって、

思い浮かぶ漢字は「忙」とか「慌」でした。

心が「亡い」「荒れている」状態は支援する人のいい状態じゃないと反省しました。

で、こんな風に考えました。

 

1 支援するとき、支援者は、常に支援される人のことを第一に考えていなければいけない。

2 自分の技量・度量を常にあげていく努力をしなくてはいけない。

医療者なら、常に勉強をしなくてはいけない。エビデンスもわかっていないといけない。国にお墨付きをもらっっている医療者なんですから。

医療技術や知識についても、コミュニケーションスキルについても。

3 自分の発する言葉の影響を常に意識しなくてはいけない。

特に特殊な状況の人に対して、その影響力を意識しなくてはいけない。

4 この人はこういう人と、決めつけてはいけない。

そこからは学びがなくなる。

自己の考えに凝り固まってはいけない。

5 自分の余裕を持たないといけない。

6 一人で抱え込んではいけない。信頼できる仲間を作っていき、違いを信頼で乗り越えないといけない。

7 自分の人間関係も守り、健全なパートナーシップと境界線を認識しなくてはいけない。

8 支援者は自分の立ち位置をしっかり考えないといけない。決して、支援者が上に立つようなことになってはいけない。

支援する人と支援される人は対等でないといけない。

9 学ぶ姿勢は、常に持つこと。支援される側から学ぶことが多いので、支援しつつ学んでいることを忘れてはいけない。先生であると考える。

10 支援者は、支援される人が幸せだと思うことにつながる支援をしなければならない。

幸せや納得は一定の形ではない。特に医療ではそうである。

11 支援者が一番尊重するのは、支援する人の気持ちである。どうしたいのかを大事にして、できることを一緒に考えていくという姿勢でいること。

12 支援される人の価値観を尊重すること。

13 支援者は成長できるように見守ること。手出しをしすぎないこと。

依存関係を作らないこと。その人が自分できるように教えて見守り待つこと。

支援が支配になってないか、常に考えること。

14 支援することが幸せでありたい。

15 自分の幸せも求めるべきである。よい支援は不幸だと思ってる人には難しい。

16 人に信じてもらえる人間にならないといけない。

人に信じてもらうためには、人を信じないといけない。

(ただし、限度はあり。犯罪に巻き込まれてはいけない。あたりまえ)

 

さて、いろいろと書いてみて・・・推敲もできてないけど。

いつも気を付けているつもりの大切に思っていることなんですが。

でも、私が意識してないところで、傷つけている人もいるだろうと思います。

というか、そういうフィードバックをきちんと受けたこともあります。

(この場を借りて、ごめんなさい)

産後とか病気を抱えてるとか、悩んでいる人は、とても傷つきやすいから。

傷ついた人の言葉で多いのは

「その人にそんな悪気がないのはわかってるんです」なんですね。

だけれど、傷つくのです。

きっと、私にも悪気なく傷つけてしまった人がいる。

何人もいることだと思う。

言い訳をしてはいけないと思う。

一生懸命してても、ベストでやってるつもりでも、傷つけてしまうことがある。

怖い仕事だと思う。緊張感の必要な仕事だと思う。

けれど、本当に小さい赤ちゃんとお母さんと接することのできるこの仕事が好きだ。

赤ちゃんが成長すること、お母さんが成長すること、そばで見ていられる仕事。

なんと幸せなことかと思います。

頑張りたい。

地域で連携して、よい支援ができるようになりたい。

妊娠出産子育てを流れの中で支えたい。

お母さんと子どもの笑顔があふれる街にしたい。

心からそう思います。

支援って、子育てに似てるね・・・と思いました。書きながら。

 

熱くて長い文章、おつきあいくださってありがとうございました。

 


赤ちゃんにすべきことって?と聞かれたりしますが・・・

2015-02-09 17:47:23 | 子育てあれこれ

2か月くらいになると、少し生活が落ち着いてきて、

ちょっと何かすべきなのでは?と思ってしまうことがあるようで・・・

ときどき、この時期にやっておくべきことってなんでしょうか?と

真剣に聞かれて、言葉に困ることがあります。

おっぱいミルクをあげて、気持ちよく過ごせるように服や環境を整えて、

おむつを換えて、泣いたら抱っこして、お風呂に入れて・・・という赤ちゃんのお世話。

そして、買い物・洗濯・掃除・・・やることはいっぱいなのでしょうけれど、

何かしてあげないといけないのではないかと心配なのは、

子どもが大事で、後でやっておけばよかったと後悔するんじゃないかってことなんでしょう。

よく「ニーズに応える」といいますが、

赤ちゃんの要求に応えて、機嫌よく過ごせるようになると、

とたんに何をすべき?って思われる方もでてくるようで。

いろんな刺激をあげるべき?

英語を聞かすべき?

ベビーマッサージをするべき?

何かをしてあげたいって思うことはいいことかもしれないけれど、赤ちゃんにも好みはいろいろだし。

反応がいいことも悪いこともありますし。

すべきことは、気持ちよく過ごせるようにすることが基本。

あとは、お母さんが気持ちよいと思うことをする、お母さんが楽しめることをする、

お母さんが生き生きすることが赤ちゃんにもいい影響があると思います。

何をすべきと、一律に答えられないように思います。

一つ言えるのは、お母さんは外に目を向けるよりも、

あの人がやってるから私もとか

これするとこうなるからっていうから(育児雑誌の知育系の宣伝はよくいう)とか。

そんなことよりも、赤ちゃんのサインに応えてあげるということではないかなと思います。

お母さんに笑いかけているのに、反応しないでいるのは残念だな・・・と感じることもあります。

赤ちゃんもそれそれですから、お母さんへの要求もそれぞれですが。

その要求をキャッチしてあげるととてもやりとりが楽しくなりますよ。

子どもができるようになったことを見つけて、子どもがお母さんに投げかけてくることに応えてあげるのが一番ではないかなと思います。

お母さんはやることがいっぱい。

考えることもいっぱい。

そして、悩みごともいろいろ・・・

でも、子どもに反応すると、さらなるサインが出てくるんですよ。

素敵だなぁというママと子を二人見ていると、すごくお母さんがキャッチしてることが多いなと感じます。

それは、誰にどう思われてもいいやって感じのオリジナルなあやし方だったり、

自作の歌だったりすることも・・・

外に目を向けるよりも、赤ちゃんを見て、赤ちゃんの望むものを探すのがいいと思います。

マニュアルなんてないけど、自分らしいあやし方で赤ちゃんとの時間を楽しんでいる人って、

赤ちゃんとの時間をとても楽しんでいるように見えます。

何かしないといけないことは、

おっぱいミルク(食)寒くなく熱くなくお部屋(住)や衣類に気を付ける(衣)

当たり前のことを当たり前にできてたら、

後はオプションで、自分が楽しめることをしたらいいと思います。

こうすべき、というよりも、これをしたい、で判断したほうがいいでしょうね。

楽しくストレスなく、というのが、お母さんにも大事です。

後は子どもの喜ぶサイン子どもが周りに出している働きかけをキャッチしてこちらも反応してあげる。

そういうやりとりが楽しめるといいですね。

なんというか、そういうやりとりって、どんどん双方が働きかけがエスカレートというか、

深まっていって、すごく幸せそうです。

一番大事なことを伝えているってことだと思います。

「楽しんで生きていこうね」

「楽しいこと・うれしいことがいっぱいだよ」

「あなたが大好きだよ、大事な大事な宝物だよ」ってこと。

赤ちゃんには何をすべき、ということはあまりなくって、

(あ、もちろん、快適な衣食住と、生活リズムは大事ですが)

お母さんが生きていることを楽しめているかということは、とても大事な要素だと思います。

2~3か月だと、まだまだ必死という人もいるかもしれませんが・・・

お母さんが楽しめる生活をということも、大事なことです。

子どもが大事で、自分を後回しにしすぎないように・・・

自分にゆとりを持てるようにするのは子どものためにもなります。

 

 


3月のひだまりクラスの予定

2015-02-06 23:33:04 | 次回のクラスは・・・

3月の予定です。

11日、小さい子のクラス、助産師の伊藤さん(森さんも?)が参加してくださいます。そいちちレクチャーわかりやすいです。

抱っこ紐を使うポイントもわかりやすいですよ。

股関節のために気を付けること。

自分が楽なこと。

赤ちゃんが心地よいこと。そして、危なくないこと。

 

18日、3月16日の知ろう小児医療の会の復職講座と連動しての復職講座です。

同じ資料を使います。大体同じ内容ですが、託児はないひだまりクラスです。もちろん。午後もいつもと同じように予防接種・健診・計測などできます。

 

23日、村上さんの担当する大きい子のクラスです。1歳半くらいでどんな生活だったらいいのかな?という私の話とコラボです。

11日は、500円

18日と23日は1000円です。子育て応援券を使えます。

一か月前からのお申込みでお願いします。

今年度後半は月に3回ペースになってしまったのですが、

4月からは、月4回を目標に、と思っています。お断りしないですむように。

ときどきお断りすることもあり、せっかくお申込みいただいたのに・・・と申し訳ないです。

(最初の1年目からは想像もできないことです・・・)

4月から、始めたいこともあります。

まだ計画中ですので、ここでのお知らせはもう少し先なのですが・・・

キーワードはグリーフケア。

今、頭の中でぐるぐる?こねこね?してるところです。

もう少しお待ちくださいね。

 

 3月のひだまりクラスはすべて定員になりました(2月23日)

大きい子のクラスは、また計画したいと思います。

2~3か月に一回くらいしていきたいと考えています。

 

 

 


「復職前に知っておきたい子どもの病気とおうちでできるケア」3月16日

2015-02-03 00:36:11 | 「知ろう!小児医療」の会の情報

保育園の決定通知届いているころですね。

この時期、復職講座をしています。

保育園に入園したら病気が多くなるのかな?乗り切れるかな?

おっぱい好きなんだけれど、どうしよう?ごはん食べられるかな?

いろんな不安があると思います。

知ろう小児医療 守ろう子どもたちの会の主催講座です。

転載します。

【講座】「復職前に知っておきたい 子どもの病気とおうちでできるケア」

ご自身も三児の母である、小児科医の佐山圭子先生がママの目線でやさしく教えてくださいます!
熱・咳・嘔吐・下痢の症状&ケアのお話から保育園でよく流行する伝染病の基礎知識、入園にあたって母乳はどうしたらいいの?…など復職ママが知っていると安心できる情報をたくさんお伝えいたします。
もちろん、専業ママにもお役立ち情報満載!
質問タイムもご用意しています。普段なかなか聞けない疑問・質問をすっきり解消しちゃいましょう。

■テーマ:「復職前に知っておきたい 子どもの病気とおうちで出来るケア」
■日時:2015年3月16日(月)14時半~16時 (受付開始14時15分) 
■講師:佐山圭子先生(ひだまりクリニック院長)
■会場:阿佐谷地域区民センター 4F研修室 (杉並区阿佐谷南1-47-17)
    JR阿佐ヶ谷駅から徒歩2分 営団地下鉄丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅から徒歩7分
    http://www2.city.suginami.tokyo.jp/map/detail.asp…
 
■定員 :30名(先着順)
■参加費:1,000円(杉並子育て応援券が使用できます)
■託児 :15名(先着順・無料) 対象は 3ヶ月から未就学までのお子様

申し込みは「知ろう小児医療 守ろう子ども達の会」の、講座・イベント情報のページからお願いします。ひだまりへの申し込みではありません
http://www.shirouiryo.com/