ひだまりクリニック~産んだ後にも母親学級~

杉並区で小児科医がひらいている母子で集えるクラスです。

今年度最後のひだまりクラス

2012-03-31 09:57:17 | クラス日記

今週28日に、今年度最後のひだまりクラスがありました。

いつも2~5人くらいで、ときどき一人ということもあったクラスですけれど、

この日は、なぜか9組のお子さんとママが来てくださって、大変な賑わいでした。

生後半年ほどの赤ちゃんから2歳まで。

輪になって、自己紹介と最近の悩みや困りごとについてお話しいただき、

それにいろんな意見が出たり、ちょっとしたアドバイスを私からしたり、で話がふくらんでいきます。

一周終わるころには、もうお昼にちょうどよい時間になってました

いつも思うことですが、悩みってそれぞれな部分もありますが、どこか共通の部分もあり、

そうそう!私だけじゃないんだということがわかれば、それだけで少し肩の荷が軽くなったりします。

9組だともっと泣いちゃったり、大騒ぎになるかとおもったけれど、それほどでもなく。

初対面でも子育てという共通の話題があると、話がはずんだり、お互いに見守りあって、トイレに行ったりお昼を買いに行ったり。

話に入りにくい人に、気を配るということができたかな?と気になりますが、

帰られるときに、みなさん笑顔だったので、だいたい大丈夫かな?

午後にクラス参加の皆さんの中から、予約されていた健診や予防接種を進めました。

ちょっと午後からはバタバタしてしまったかな?

 

3月3日はひだまりクリニックの開業日でした。

一年いろいろな方に後押ししていただいて、ここまでこれました。

本当にありがとうございました。

このような仕事ができる幸せを感じます。

「心配が減ってお母さんが笑顔になる」

これが一番の目標ですので、来てよかった~、楽しかった~とおもってもらえるように・・・と願っています。

こじんまりとやっていると、よりお話しがよく聞けていいかと思っています。

今の課題はおもちゃを片づけやすいように整理すること。

きちんと場所が決まってないので、片づけてくださるのですけれど、

いつも場所があっちゃこっちゃです

棚をつくって場所をきちんと決めてあげるということを次回のクラスまでにしようと思います。

次回4月の11日と25日、第2第4水曜日です。

同じようなスタイルでやっていこうと思います。

一方通行にならない、質疑応答型座談会。

井戸端会議?しゃべり場?

出張でやっている堀ノ内東児童館でのひだまりタイムは午前中になりました。

こちらは4月18日11時からです。

児童館の方は予約もいらず、ふらっとでOK

ちょっとした悩み、疑問、なんでもどうぞ。

予防接種のスケジュールや成長の相談は母子手帳もお持ちくださいね。

9月から無料でやってきましたが、

初回の登録時、保険料・資料代・お茶お水の料金として500円いただきます。

子育て応援券を使って、お支払いただけます。

子育て応援事業社でいるためのものです。

ご協力をお願いいたします。

 

 

 


車座委員会…社会教育事業推進委員会?って?

2012-03-22 01:17:13 | 車座委員会

車座委員会という活動、知ってはいたけれど、やってみたらと言われていたけど、逃げてたことです。

これに次の任期でチャレンジすることにしました。

社会教育事業推進って、なんて固そうな言葉でしょう・・・。

今日は、今の任期で最後の委員会があって、新委員として参加可ということでしたので、見学に行ってきました。

これが!とっても面白かったです!

固い言葉とは裏腹に、全然固くなくまじめに熱く世の中を語る人々・・・(といっても十数人ですが・・・)

いろんな職業で、いろんな世代で、属性で、考え方で、出会えない人と話している、新鮮な体験でした。

私は小児科医で、出会うのは医療者または若いお母さん。

子どもの母としては、同じ世代もしくはやや若いお母さん。

ご近所のお付き合いもご挨拶程度ですから、出会う人は偏りがあります。

車座委員会では、車座トーク哲学カフェ縁学など、おもしろい取り組みがいっぱいあったのですが、ほとんど知らなかった。

参加したら、きっと楽しかっただろうなぁと思いました。

今日も新委員も仲間に加えてくださって哲学カフェ開催でした。

テーマは「社会教育とはなんぞや?」

社会教育と学校教育・・・

私には社会教育は生きていることそのものだと思えます。

どんなことも学びになり、どんなことも次につながる。(つなげたいというべきか)

学校教育はあくまでもツールであって目的ではないイメージ。

でも、避けては通れない。

私の発言で「こどもには、義務教育なんだから義務だよ。ちゃんと勉強しなさいと言ってる」に、

「ちょっと待った」の一言が。

「義務教育は子どもに義務のある教育ではない。大人に受けさせる義務のある教育で、子どもには教育を受ける権利だ」と。

知らなかった、けど、権利と思って学校に行っている子が日本にどれだけいるのだろうか・・・。

魅力的な教育なのだろうか?

知らないだけなのかな?

それでも、教育に税金が使われて、大人が次の世代に向けてのエールであり、期待であり、手渡ししているものであり。

そういう思いを知って努力しようと思う子どもであってほしいと思ってしまう・・・。

本当は知ることは面白いと思うところからの学びであってほしいけれど、現実は違うような気がする。

社会教育は、人生そのものであり、幸せのためのものということだと思います。

何が幸せか、何に納得できるか、自分らしさって何か、自分が正しいと思うことは何なのか。

そういうことに自信を持って答えることができるようになることだと。

自分に自信があれば、人の意見も違うと思いながら認めることができるというのは実感です。

迷っている間は人の意見が苦しいんですけどね。

揺さぶられたり、否定されてると感じたり、強く拒否したり、そういうことが多いし。

だから、やっぱり「納得」

納得できる人生を目指して生きるわけです。

「生きてるだけで幸せ」

発想の転換で、本当に心からそう思えれば一番いいけれど。

そうは思えない煩悩の塊みたいな人間には、これは難しいかな・・・

4月から任期が始まります。

ここでも、委員会のことや活動のことなど。

ご報告していきます。

自分の活動と関係はなくても、いろんな活動を自分のフィールドでされている方々のお話しは、

きっと刺激的でおもしろいはず。

いろいろな方々とゆるやかに繋がっていきたいし、

それが、私にとっての大きなテーマである「地域の子育て」にも

大きな影響を与えてくれるような気がします。

多くの新しい出会いにワクワクします。

 

 

 

 

 


生きているから、嬉しいこともあるし悲しいこともある

2012-03-12 21:14:13 | 子育てあれこれ

「生きる」ということは、「どう生きるか」「何を選ぶか」の答えの上になりたっていますね。

当たり前に思えることは当たり前ではないし、それを知るときがそれぞれの人生にはあるように思います。

「生きる」ことが無理だと思える日や、力が出ない日や、後ろ向きな日、動けないくらい辛い日もありますね。

でも、とりあえず生き続けていきましょう。

生き延びましょう。

感じ方も立ち直り方もすべてはそれぞれ、そして、それぞれでいい。

原爆と原発と、二つの被害を受けた国、日本という国に生まれてよかった。

人生で出会ったすべての人に「あなたに出会えてよかった」と感謝できるように。

死ぬことを許される日にそう思えるように、生きていけたらと思います。

難しいでしょうが、人生の目標にしてます。

震災の前後で、私の人生はよいこととわるいことといろんなできごとのオンパレードで、

さすがにジェットコースターみたいな人生に自分でもびっくりです。

その内容はここには書けませんが、でも、生きているってことは、メッセージだと思う。

生きなさい。

頑張りなさい。

大丈夫。やりとげられる。

そういうメッセージのように思っています。

誰からの?ってなると宗教的になるかもしれないけれど・・・。

こういうことは、次男を生んだころから思っています。

辛い長男の子育て期を経て、求め続けたから納得できる出産に出会えたので。

前向きになるのに時間がかかってもいいと思います。

それぞれにかかる時間が違うのだから。

人生にはいろんな辛さがある。

人にはわかってもらえない辛さがある。

ただ、辛くても生き続けましょう。

といいたかったのです。

 


ご連絡について

2012-03-09 06:40:03 | クリニックからのお知らせ

いつかけても留守電と思われている方がいらっしゃるかもしれません。

最近、家族が入院してちょっと出かけていることが多いのです。

ひだまりクリニックは従業員ゼロの超小規模クリニックでして・・・

受付、仕入れ、事務、掃除・・・すべて私がやっています。

ですので、予防接種のときの抑制(動かないようにおさえること)ということもお母様にお願いしています。

赤ちゃんはまだしも、年長さんになるとちょっと大変。

というか、本人が納得していないとできないと思います。

今まで、すごい抵抗でも、お母さんと説得して納得して受けてすぐにニコニコ得意な顔になる、ということはありました。

留守電は必ず戻るとチェックしていますが、連絡先を残すことに抵抗ある方もいらっしゃることと思います。

ひだまりクラス・予防接種・健診のお申込みは

hidamarisalon@ybb.ne.jp

sayak@jcom.home.ne.jp

のいずれかにメールを入れてくださって予約という方法でお願いします。

電話がつながりやすいのは、月・水・木・土日の朝7~9時までです。

その時間帯なら、ほぼ確実にいると思います。

 

そういうご不便をお願いしているので、有料のものも接種費用はかなり安いと思います。

B型肝炎は一回4000円

おたふくかぜは4000円・水痘は6000円ということで、つまり、杉並区の助成を使える方は無料で接種できます。

ひだまりクリニックは、そんなちょっと不便をお願いしてしまっているクリニックです。

スミマセン!

そのかわり、ゆったりでお待たせしない・有料の接種も安い・風邪をもらわない、そんなメリットがあります。

今後はどう変わるかも未定?なクリニックです。

保険診療をどうするか?とか。

この場所ではできないかな?とか。

ビジョンはあるけど、大きすぎてちょっと実現できないかも・・・

 

 

 


B型肝炎について…その2

2012-03-03 20:47:48 | 医療情報

今日、小児科医のMLで初のB型肝炎の公費助成の話がありました。

守屋市でのこと、来年度4月からのことです。

杉並区もかなり助成は頑張っている自治体ですが、B型肝炎もさらに頑張ってもらいたいものです。

そんな自治体はかなりカッコいい!

そういう自治体に払う税金は惜しい気が全くしません。

何が大事かわかっている、子どもの命を守ることの大切さがわかっている。

そのために何を優先にすべきかわかっていると思うからです。

もたもたあれこれと二転三転する保身的な国の決定を尻目に少なくとも自分の自治体の子ども達は自分で守る!

そういう意志を強く感じます。

MLには「子どもの命は首長次第」という書き込みが続いてありました。

私も区長への手紙に書いてみようと思います。

市民として政治に興味を持って見守ること、正しいと思うことには声をあげることはきっと大事です。

政治家は専門家よりも市民へ目が向いているので(それは選挙があるから当然ですね)、

一人一人が動けばきっと変わるのではないでしょうか?

WHOがユニバーサルワクチンとして全ての赤ちゃんに必要といっているワクチンが助成される日が来て欲しいです!