ひだまりクリニック~産んだ後にも母親学級~

杉並区で小児科医がひらいている母子で集えるクラスです。

今年も終わります→新しい年です。ありがとうございました!よろしくお願いします!

2015-12-31 23:31:55 | クリニックからのお知らせ

今年の紅白は懐かしい歌が多いな~と思いながら聞いてましたが、心のこもった歌は迫ってくるものがありますね~

何曲かはぐっときました。

あと30分で今年は終わります。

 

地球の歴史の中で人類が出現したのは一年でたとえると紅白始まったあとなんだとか・・・読んだことがあります。

いのちのあふれるこの地球で、違いから争ったり憎んだり・・・

愛が生まれたり信頼を築いたり・・・

自然の豊かさに守られ、自然の厳しさも受け入れつつ。

いのちをつないでつないで・・・今があるんですね。

地球規模では大きな問題がいっぱい。

身の周りにも、課題はいろいろ。

でも、できることをやっていきながら、一生懸命生きていくということだけですね。

生きることを許されている間は、生きる以外に道はない。

だれにとっても、です。

苦しいことも悲しいことも、生きている故だと思います。

 

やりたいと思える仕事とその仕事の核になる信念があって応援してくださる方々がいてくださる・・・

がんばるしかないと思います。

でも、もちろん、自分の健康を大事にね。

支援するという仕事には大事なことだから。

(子どもの世話をするお母さんもお父さんもご自分の健康はとっても大事なんですよ!)

一年間、振り返るといろんなことがありました。

ひだまりクリニックは大きく変化しました。

必要だと思ってたしやりたかったことを進めました。

まだまだ最初の一歩でしょうけれど、小児科クリニックでできる産後すぐからの支援の仕事です。

待っているだけでない、もっと産後のお母さんを助けられることをと始めました。

小児科医にできることはもっとあると思います。

待っているだけではできないことがあると思います。

一番不安で緊張してつらいときに・・・心の支えがほしいときに・・・

多くの方々に助けていただいて進めることができました。

本当にありがとうございました。

ねんねクラス・あんよクラス・だれでもクラスという通常クラスに加えて、滞在型のおっぱいデイ。

グリーフサポートのクラスも、とてもやりがいを感じています。

私たちがお役にたてますように・・・

もっと成長できますように。

それぞれでも組織としても。

このひだまりクリニックが、来てくださる人それぞれにいい場所になったらいいなと思います。

お母さんにも赤ちゃんにも働く私たちにも・・・

子どもたちに渡すこの国がこの地球がよりよいものになりますように・・・

・・・と書いているうちに年越し・・・

ひだまりクリニックに来てくださるすべての方・かかわってくださるすべての方に感謝をこめて。

よいお年をお迎えください

 

 


今月の「出産の振り返り」の会で思ったこと

2015-12-25 23:49:16 | グリーフサポート

今年度、杉並区社協からの助成をいただいてるグリーフサポートの会には、3種類の集まりがあります。

「こころのケア講座」人間関係の傷つきについての講座です。

「出産の振り返り」妊娠出産子育てという流れで、傷ついたことやモヤモヤを見方をかえるということをしてみます。

「ポコズカフェ」流産死産新生児死亡の経験を持つ方の会です。

今月、今年度最後の出産の振り返りの会がありました。

グリーフサポートの会では、託児サポーターさんにお願いして、子どものことを気にしないで自分自身に向き合うということをします。

そういう時間は赤ちゃんが産まれてからほとんどない、という方もいらっしゃるかもしれません。

二階で子どもと離れての会、1階で託児です。

ときどき、赤ちゃんのなく声が聞こえたりして、お母さんは気になってるかな?と思うのですが、

気になるけれど、今はこちらに集中したいという方がほとんどです。

それくらい貴重な時間なんだと思います。

自分に起こったこと、辛い気持ち、自分の背景、安全な場で、ここだけの話として順番に話していきます。

そこに魔法をかけるみたいに見方を変えてみる、ということをして・・・

最後の締めくくりで「私にとって妊娠出産は●○●○です」という発表に・・・

今月の参加の方のお話を聞いていて、私自身も自分のこれまでを振り返って・・・

(私は参加者ではないので、お話はしませんよ。聞いたり、いろんなことの調整、外回りというか)

思ったのは・・・

自分にとっての妊娠出産は、「人生の道しるべ」だったなということです。

あの一人目の辛くて不安で悲しくて納得できないことだらけだった妊娠と出産がなかったら、

私は今の仕事をしてません。

つまり、私に今の仕事をくれたのは、人生を変えて仕事を変えたのは、自分の妊娠と出産だったなと思うのです。

お産は大事で、納得できる幸せなお産をみんなにしてもらいたいけれど、

たとえ、そうでなくっても、だからこそ得るものもあるということなのかな?と思います。

これが、MPCの二人のいう「見方をかえてみて」ということなんでしょうね。

終わったときのみなさんのすっきりな表情、とても素敵でした。

泣いてもいいんです。そういう場所だから。

来年度も、「出産の振り返り」やっていこうと思います。

今年もあとわずか・・・

素敵なクリスマスでしたか?

今日は、ひだまりクリニックを応援してくれている人たちとささやかな忘年会でした。

私は、この仕事がすきだけれど、自分だけではできないと思っています。

支えてくれている人、応援してくれている人がいてくれるから頑張れるんでしょうね。

よりよい場所に、お母さんたちを応援して元気になってもらえるように、

どんな仕事ができるでしょうか?

来年も手探りが続きます。

できてるんだろうか?と心配になることもあります。

傷つけてしまっている人はいないだろうか?ということも不安です。

落ち込みすぎずに、次に活かそうと切り替えながら、やっています。

スタッフも増えて、相談しながらやっていけるというのは、ありがたいことです。

来年は、お母さんたちの力も貸していただくのはどうかという話も出ました。

世代をつなげて循環していくような応援の環が拡がるような、そんな場になったら素敵だなとも思います。

ブログの更新も滞りがちですけれど、もう少し、よい発信もできたらいいなという気持ちもあって、

来年はそんなことを頑張ってみたいなと思っています