ひだまりクリニック~産んだ後にも母親学級~

杉並区で小児科医がひらいている母子で集えるクラスです。

BCGの個別接種を希望される方へ

2015-04-26 06:25:02 | クリニックからのお知らせ

4月から、杉並区でもBCGの個別接種が始まりました。

ひだまりクリニックでも個別接種ができます。

今までは、保健センターでの接種しかなかったのですが、どちらでもできるようになりました。

どちらの接種もあらかじめ予約が必要です。

接種票が個別接種では別に必要です。

この票は、この変更で対象になる人に配布され始めているのですが、

その線引きが9月生まれか10月生まれか、で変わってます。

つまり、9月生まれの方には個別接種用の票は送られてきません。

10月生まれの方からです。

ですので、手元にBCGの接種が定期接種の接種票の綴りになっているものしかお持ちでない方は

保健センターにとりに行く必要があります。

個別接種を希望するときのみですが。

集団接種の場合は、その必要はありません。

何人か、集団接種用の票で来院される方がいらっしゃいます。

(保健センターの指導が一時混乱していたのが原因とわかりましたが)

統一した予防接種のシステムが整備されたらいいですが。

少しの境目など気にせずに、必要な予防接種はすべて定期で、が望ましいです。

区によって助成が違う、里帰りした先では自費になる、などという格差が生じないように!

早くそうなればいいなと思います。

ややこしいですが、間違いのないようにお願いします。

予防接種の変更があるたびに、面倒で申し訳ないことです。

私も、これからは、予約のときに確認しないと、と思ってはいますが・・・

 

もう一つは、他区の方にはBCGの個別接種ができないということです。

ひだまりクリニックは中野区境にあり、ときどき、中野区の方が定期接種に見えます。

BCG以外の定期接種は問題ありません。

そのまま接種できます。

23区と武蔵野市三鷹市では、相互乗り入れといって、接種票はその区のもので大丈夫です。

BCGのみ、定期接種ですが、区によって接種のシステムが違うため、できないのだそうです。

杉並区以外の方には、ひだまりクリニックでのBCG接種はできません。

ロタワクチンの助成も杉並区の方のみです。

おたふくかぜの助成は中野区の方にもあるのですが、他区医療機関とは契約できないようで、

こちらも助成はできません。中野区の契約医療機関で受けてください。

以上、しばらくの間の注意点です。

よろしくお願いいたします。

 

 


杉並区の一時預かりの情報

2015-04-24 23:33:51 | 母親への支援

先日のひだまりクラスで、お母さんが病気になってしまったという話が何人かから出ました。

復職講座でも言ったのですが、お母さんの不調は本当に家庭が回らなくなります。

大黒柱はお母さんなのかもしれません。

育児疲れが慢性になってくる頃、実は子どもの睡眠がとぎれとぎれになる頃に、

乳児期の後半に、お母さんは病気になりやすい感じがしています。

おっぱいで、夜間授乳回数が多くて、体重がすごく減ってきていて、

かつ、忙しくて子どものごはんはちゃんと一生懸命用意するのに、

自分のごはんがいい加減になっているあなたは危険です!

夜中は何回も起こされるのに、自分の時間もほしくて、ついつい夜更かしになるあなたも危険。

風邪が今までになく長引いたり、これまでかかったことのない病気になってしまったり・・・

肺炎とか、腎盂腎炎とか、中耳炎とか、副鼻腔炎とか・・・

PMSが子育て中にひどくなってしまうこともあります。

お母さんが病気になって動けなくなったら、家族が子育てするしかなく、

お父さんが仕事だと実家に頼ったりできればいいけれど、実家が遠い方もいますね。

そんなときのサポートが杉並区でされています。

ほとんど子育て応援券事業になっています。

母子手帳をもらった時のバッグに入っている子育て便利帳「赤ちゃんがやってきた」に紹介されてます。

予定を立てて預けることもできますが、

どうしても困ったときには緊急一時保育や子どもショートステイもありお泊まりでお願いもできます。

子育て応援券ガイドブックにもあります。

一般的なよくつかわれるひととき保育は、普段からおなじみになっていると、

預ける方も預けられる方も安心です。

いろんな場所に子連れでいってみてはいかがでしょう。

4月8日からは、子どもセンターが保健センター内にできました。

産前産後支援や訪問育児サポーターの申し込みもできますし、

医療のことについても、専門家がアドバイスしてくれます。

保育園の入園相談や申込みも受け付けてくれます。

子育て応援券の使い方やその人にあった場所の案内をしてくれる場所があったらいいのにと

思ってましたが、そんなアドバイスも受けられそうですね。

どんな雰囲気の場所か私もわからないのですが、

次回の保健センターの仕事で、のぞいてみようと思います。

気候がよくなってきましたから、ぜひ、近くの児童館、子どもセンター、

行ってみませんか?

身体を使ってしっかり遊ぶ。特に午前中。

生活にメリハリがついて、リズムが整いやすいですよ。

よく動いた日にはよく食べるし、夜よく寝ると感じることが多いと思います。

特に、1歳すぎたら、または歩きだしたら。

お外に出かけるのは、とても大事です。

生活リズムが整うとお母さんも楽ですよ。

 

 


5月の「グリーフサポートの会@ひだまり」の予定

2015-04-20 15:52:08 | グリーフサポート

昨日お知らせしましたように、ひだまりクリニックでは今月からグリーフサポートを始めました。

毎月「こころのケア講座」(NPOレジリエンスのオリジナル講座です)の連続講座をします。

二回目のテーマは

『「世間の枠」と私らしさ』です。

5月20日です。

5月には、出産の振り返りの講座をします。

私もしたいと思っていましたが、すでに何度も経験のある木野内葉子さんが協力してくださいます。

コメントをいただきました。

以下の転載します。

 

出産は嬉しいこと、幸せなこと。
そんなイメージの陰で、
お産に辛い思いを持っていたり、モヤモヤした思いをこころに抱えたまま立ち止まっているお母さんたちもいらっしゃいます。

そんな出産でかかえた思いにふたをして過ごしているお母さんたちのためのグリーフケアの会を開きます。

傷ついた経験はそれぞれ違っても、
それにより辛い思いを抱えて育児をされていることは同じ。
そんなお母さんたち同士で、経験や思いを共有してみませんか。
どんなお産でも、どんな傷つきでも、産前のことでも産後のことでも、
自分のことでも赤ちゃんのことでも、どんなことでも大丈夫です。

出産間もない方から、大きなお子さんがいらっしゃる方まで、
お産経験にモヤモヤを抱えている方ならどなたでもご参加いただけます。

言葉に出してみることは勇気のいることですが、
みんなに伝えてみたり、他の人の体験を聞くことで
ふたをしていた思いが変わっていくかもしれません。

ファシリテーターとして、
二人が担当。皆さんのお話をお聞きしていきます。
二人とも出産経験のある母親でもあります。

振り返ることで前に進みたい。そういう気持ちのある方はぜひ。
お待ちしています。
 
出産の振り返りの会は5月22日です。
 
どちらも10時から12時までです。
 
予約をしてくださる方は、
電話  03-3315-0217
メール hidamarisalon ☆ybb.ne.jp(☆→@)
 
女性限定の会で、予約は不要です。
 
参加費は500円です。
 
この事業は杉並区社会協議会の地域福祉活動費助成をいただいての活動です。
 
 
 
 
 

ひだまりクリニックがグリーフサポートに取り組む理由

2015-04-19 11:20:56 | グリーフサポート

4月から新しい取り組みを始めています。

これは、私がずっとやりたかったことです。

でも、切り口やら仲間やら・・・課題が多くて手が付けられなかったのです。

こういう場所があったらいいな、お母さんが元気になればいいなという思いでやってきた

「ひだまりクラス」は、私にとっても楽しくて学びの場です。

一人二人しか集まらなかった最初の頃が信じられないくらい、にぎわうようになって

とてもありがたくうれしく思っています。

少しでもお役に立ててたらいいな・・・と思っています。

みなさん、元気に楽しく前向きな子育てができるように、これからもサポートしたいと思います。

一方で、傷つき混乱しながらの子育てをされている人もいらっしゃる現実があります。

白状すると、私自身がそうでした。

自分もそれを見ないようにしてたし、周りもだれも気付かなかったです。

外からはわからないように武装してました。

あとから思うと、そのことでさらに傷つき疲弊していったのですけれどね。

私が前向きに自分を認め、仕事ができるようになったのは、いつからでしょうか。

まだ日が浅いのではないかと思います。その過程で、現実に向き合い、

自分の傷つきを自覚する必要がありました。

多くの人が支えてくれたし、多くの知恵や知識が必要でした。

そして、もっと早くできていたら、これほどの傷つきにはならなかっただろうと思っています。

普段の「佐山先生」を知る人には、わからないでしょう。

誰にでも見せてはいないですから。

傷つきは誰にでもあります。

その傷つきと上手に付き合える人とそうでない人がいるのかもしれません。

また、その傷つきと向き合える時期があるのだとも思います。

私には、長く停滞していた時期がありました。(日常生活を普通にしながら、ですけれど)

誰にでも言えるわけではなかったから、どうしようもない状況になって向き合わざるを得なかったというのが正確なのかもしれません。

誰にでも言えないというのは、アドバイスによっては、更なる傷つきになるからです。

(二次被害ともいいます)

安全で安心な場所で、自分の傷つきを見つめることを必要としている人がいると思います。

それを提供したいと思いました。

ずっと傷ついてきたからこそ、しないといけないと思う仕事です。

自分の負の感情に向き合うことで、前向きになっていけるということがあります。

自分の中に立ち直っていく力、整理し、自分らしく生きていく力があります。

(レジリエンスといわれています)

誰にも否定されないで、自分らしさを大事にしてほしいと思います。

自分を大事にすることが子どもを大事にすることに繋がるからです。

このようなことを考え続け、いろいろな先に取り組んでいるNPOなどに勉強に行き、

仲間を作り、準備をしてきました。

ありがたいことに、杉並区社会協議会の地域福祉活動助成金をいただけることになりました。

これにも、多くのサポーターがひだまりクリニックを支えてくれています。

助成を得られたのは、以下の三点についての活動です。

こころのケア講座…さまざまな人間関係について学びます。

NPOレジリエンスの講座です。

DV・性暴力・いじめなど・・・重いテーマもありますが、

すべての人間関係に必要なことです。健全な人間関係を学ぶ講座です。

知っておくと予防になるということもあります。

今、高校や大学でデートDVの講座がよくされています。

ファシリテーター講座で学んだ二人が担当します。(一人は私)

月に一回の講座です。

流産死産(新生児死亡)の経験を語り合う場

ポコズママの会の方(二人)が担当してくださいます。

お子様つれでも大丈夫です。

子どものものがあふれているひだまりクリニックでは、困るという方もいらっしゃる一方、

上の子がいて、充分に話せない泣けないという方のための場になると思います。

私は、サポートに周ります。

必要なら託児も準備したいと思います。

7月・10月・2月の年に3回予定です。

出産の傷つきについて、語り合い考える場

see mom,be momの木野内葉子さんと一緒に語る会考える会です。

「出産の振り返り」という場を長年されています。

「振り返ることで前向きになれる」話、取材協力もされて、最近AERAで取り上げられてます。

ひだまりクリニックの出産の振り返りは、傷ついた自覚のある人ならどなたでも。

周りのお祝いムードで言いにくい、でも、苦しかったというお話をしてみませんか?

出産はグリーフであると思っています。

私の傷つきなど小さいからという遠慮は不要です。

5月・9月・12月の、年に3回の予定です。

「哀しみを生きる力に」

「どんな感情も悪くない」

グリーフケアを学びながら出会った言葉です。

感情に蓋をして、余計に状況をこじらせた私にできることを探っていきたいと思っています。

今、向き合いたいと思っている人・必要な人に届きますように・・・

 

 

 


5月のひだまりクラスの予定です

2015-04-19 10:57:40 | 次回のクラスは・・・

来月の予定です。

遅くなってしまっててごめんなさい。

5月は、連休があること、グリーフサポートの集まりが2回あることから、

ひだまりクラスは3回です。

でも、今後、ひだまりクラスと大きなクラスとは別に、

ざっくりと集まる月例を少し操作して、同じくらいの月例の方が集まるようにしますので、

お友達を作ってください。

今までも、予防接種や健診のあと、ゆっくりおしゃべりするという方々もいらっしゃいます。

長居して悪いというのはひだまりクリニックでは無用の心配ですよ。

ひだまりクリニックがお友達を作る場になったらうれしいなと思います。

その話題は、別記事でお伝えします。

5月のひだまりクラスは、

小さい子のクラス(生まれてから首が座るころまで、妊婦さんも歓迎です)…11日(月)

年齢制限のないクラス…25日(月)

大きい子のクラス…29日(金)

おおむね1歳から。赤ちゃん卒業までに出来てるといいなという話。

村上さんがイヤイヤ期に向けてのお話をしてくださいます。

村上さんと私のコラボクラス、定番クラスになってきました。

クラスによって、雰囲気もにぎやかさも話題も本当にいろいろです。

お母さんのお役に立ててると嬉しいです。

どんな小さな悩みでも、シェアしあって、そのことによっても軽くなればいいですね。

簡単に乗り切れる悩みばかりではないですけれどね。

すべてのお母さんの応援になっていたらいいなという気持ちでやっています。

ひだまりクリニックに関わってくれているすべての人がそう思ってます。

お申込みはお電話かメールで・・・

03-3315-0217

hidamarisalon ☆ybb.ne.jp(☆→@)

まで・・・