4月から新しい取り組みを始めています。
これは、私がずっとやりたかったことです。
でも、切り口やら仲間やら・・・課題が多くて手が付けられなかったのです。
こういう場所があったらいいな、お母さんが元気になればいいなという思いでやってきた
「ひだまりクラス」は、私にとっても楽しくて学びの場です。
一人二人しか集まらなかった最初の頃が信じられないくらい、にぎわうようになって
とてもありがたくうれしく思っています。
少しでもお役に立ててたらいいな・・・と思っています。
みなさん、元気に楽しく前向きな子育てができるように、これからもサポートしたいと思います。
一方で、傷つき混乱しながらの子育てをされている人もいらっしゃる現実があります。
白状すると、私自身がそうでした。
自分もそれを見ないようにしてたし、周りもだれも気付かなかったです。
外からはわからないように武装してました。
あとから思うと、そのことでさらに傷つき疲弊していったのですけれどね。
私が前向きに自分を認め、仕事ができるようになったのは、いつからでしょうか。
まだ日が浅いのではないかと思います。その過程で、現実に向き合い、
自分の傷つきを自覚する必要がありました。
多くの人が支えてくれたし、多くの知恵や知識が必要でした。
そして、もっと早くできていたら、これほどの傷つきにはならなかっただろうと思っています。
普段の「佐山先生」を知る人には、わからないでしょう。
誰にでも見せてはいないですから。
傷つきは誰にでもあります。
その傷つきと上手に付き合える人とそうでない人がいるのかもしれません。
また、その傷つきと向き合える時期があるのだとも思います。
私には、長く停滞していた時期がありました。(日常生活を普通にしながら、ですけれど)
誰にでも言えるわけではなかったから、どうしようもない状況になって向き合わざるを得なかったというのが正確なのかもしれません。
誰にでも言えないというのは、アドバイスによっては、更なる傷つきになるからです。
(二次被害ともいいます)
安全で安心な場所で、自分の傷つきを見つめることを必要としている人がいると思います。
それを提供したいと思いました。
ずっと傷ついてきたからこそ、しないといけないと思う仕事です。
自分の負の感情に向き合うことで、前向きになっていけるということがあります。
自分の中に立ち直っていく力、整理し、自分らしく生きていく力があります。
(レジリエンスといわれています)
誰にも否定されないで、自分らしさを大事にしてほしいと思います。
自分を大事にすることが子どもを大事にすることに繋がるからです。
このようなことを考え続け、いろいろな先に取り組んでいるNPOなどに勉強に行き、
仲間を作り、準備をしてきました。
ありがたいことに、杉並区社会協議会の地域福祉活動助成金をいただけることになりました。
これにも、多くのサポーターがひだまりクリニックを支えてくれています。
助成を得られたのは、以下の三点についての活動です。
こころのケア講座…さまざまな人間関係について学びます。
NPOレジリエンスの講座です。
DV・性暴力・いじめなど・・・重いテーマもありますが、
すべての人間関係に必要なことです。健全な人間関係を学ぶ講座です。
知っておくと予防になるということもあります。
今、高校や大学でデートDVの講座がよくされています。
ファシリテーター講座で学んだ二人が担当します。(一人は私)
月に一回の講座です。
流産死産(新生児死亡)の経験を語り合う場
ポコズママの会の方(二人)が担当してくださいます。
お子様つれでも大丈夫です。
子どものものがあふれているひだまりクリニックでは、困るという方もいらっしゃる一方、
上の子がいて、充分に話せない泣けないという方のための場になると思います。
私は、サポートに周ります。
必要なら託児も準備したいと思います。
7月・10月・2月の年に3回予定です。
出産の傷つきについて、語り合い考える場
see mom,be momの木野内葉子さんと一緒に語る会考える会です。
「出産の振り返り」という場を長年されています。
「振り返ることで前向きになれる」話、取材協力もされて、最近AERAで取り上げられてます。
ひだまりクリニックの出産の振り返りは、傷ついた自覚のある人ならどなたでも。
周りのお祝いムードで言いにくい、でも、苦しかったというお話をしてみませんか?
出産はグリーフであると思っています。
私の傷つきなど小さいからという遠慮は不要です。
5月・9月・12月の、年に3回の予定です。
「哀しみを生きる力に」
「どんな感情も悪くない」
グリーフケアを学びながら出会った言葉です。
感情に蓋をして、余計に状況をこじらせた私にできることを探っていきたいと思っています。
今、向き合いたいと思っている人・必要な人に届きますように・・・