母乳育児の悩みはそれぞれで、そのそれぞれにお伝えしたいことがあるので、こうしてブログに書くにはなかなか難しいなぁと思います。
赤ちゃんも個性的であり、お母さんの考え方や背景もそれぞれなので、すべての人にあてはまるよい方法ってないなぁとも・・・
母乳マッサージも有名ですし、こまったときはつい駆け込む場所として考えられていますが、
場所によっては、とんでもないことを吹き込まれたり、医学的に証明されてないことや、その助産師独特の考えを押し付けられたりしてます。
母乳がうまく行くかどうかはまず、最初のお産後が母児同室であること、飲みたいときいつでもあげられることが大事なんですが、
これを書くだけでもはばかられます。
なぜなら、早かったり小さく生まれた赤ちゃんや病気を持ってたり入院中に病気になったりした赤ちゃんは、
お母さんと離れ離れにならないといけなかったりしますし、また、病院のシステムとして母児分離である病院もあるからです。
母乳育児に熱心な病院ばかりではないし、母乳育児のことを知らなかったり、あまり大切なことでないと思っているお医者さまもいるし。
そんなに、母乳母乳というなという一定の数の声が医療者からも出ていること、お母さんの中からも出ていることも承知してます。
そんなことを言うからお母さんを追い詰めるのだ、私たちは追い詰められるのだということなのでしょうか。
でも。
そういった医療者には、母乳のことを大事に思っているお母さんの疑問や不安に答えてあげられているのか?と思います。
ニーズがそこにあるのに、です。
これは、もちろん、自分に対しても自問自答しないとともおもいますが。
お母さんには、追い詰めたいわけではないのだといいたいです。
ただただ、役に立ちたいと思っているのです。
でも、もう少し早く来てもらえてたら・・・ということはあって、
そして、よい医療者とそうでない医療者の違いは大きいわけですから、残念だったねと思います。
でも、当の本人には、残念だったね、では済まないことなわけですけれど・・・
医療者として、申し訳ないというくらいに思います。
最近、1歳半健診を受けたお母さんから、公的な健診で母乳育児を続けていることに対して全否定をされたということ、
でも、ひだまりクラスで聞いたことから、自信をもっておっぱいを続けるつもりだということ、を伝えてもらいました。
とてもうれしいメールでした。
また、3か月で断乳したいという電話もかかってきました。
乳腺炎で助産院にかかっていたが、繰り返してしまってとてもつらいのだということでした。
3時間毎の授乳を5分ずつと決めての授乳・・・不自然なここちよい育児ではないでしょう。
食事制限もストレスだったということです。
母乳育児には食事制限は必要ではありません。
お願いしたいことは、ちゃんと食べること。バランスを考えること。
当たり前のことだけです。
当たり前のことを当たり前にしていけば、母乳育児もうまく行きやすいと思います。
当たり前のことを当たり前にすることは、難しいことなのかもしれません。
リラックスして、夫婦でいたわりあって、産んで育ててくれた親に感謝して、親やパートナーの支援を素直に受けて、
季節のおいしいものをありがたくいただいて・・・
無事赤ちゃんが生まれてくれたことを感謝して。
でも・・・
シングルかもしれない、産後クライシスかもしれない、親はいないかもしれない、または、よい関係でないかもしれない、子どもも健康でないかもしれない、、、
そのいろんなことを考えると、やっぱり、ブログで情報を発信することってむつかしいな・・・と思ってしまいます。
なんで、こんなことつらつら書いているかというと・・・
最近、こんなこと言ってもらっちゃ困るなぁという助産院が複数あって、そこで困った方のお話を聞いていると本当に胸が痛みます。
この問題は、以前からありましたし、舌小帯の話題として、とりあげたのももう何年も前のこと。
ですが、やはりなくなりません。
自説を信じ切っているのか・・・
おっぱいをこじらせて、通わせようとしてるのか・・・とさえ疑いたくなります。
お母さんには、その時のベストで決心したことだったら後悔が残っても仕方ないことと思って前を向いて歩けばいいよともいいたいです。
私も、あとから考えると間違ったことをしてたなぁということは自分の子育てであるんですけれど。
その時のベストでやってたのは自信があるので、それでよしとしています。
成長しているってことなんですから。