南アフリカW杯がもうすぐ開幕、ということで、まずはサッカー日本代表についてスタジオで生討論。
ここ最近あまりいいとこなしの日本代表の戦いぶりを受け、「ワールドカップ本番を間近に控えながらも結果を残せずにいる我らが青き戦士たち。あなたは今何を思うだろう。怒りか、悲しみか、それとも・・・。もう背を向けてしまっただろうか。先の見えない暗闇のなかわずかでも光明を見出すために、今宵Get Sportsでは日本の進むべき道を徹底討論。絶望するにはまだ早い!」というかなり大袈裟なナレーションとともに、番組はスタート(笑)。
このナレーションが流れているときに、先日行われた韓国戦とイングランド戦のVTR、そしてスタジオにいるゲストの人たちの顔のアップも映っていましたが、最後に映った南原さんは、まじめな顔だけど少し照れたような顔をしており、その微妙な表情を見てちょっと笑ってしまいました(笑)。
"どうする?どうなる?日本サッカー"と題した生討論は、南原さん、栗山さん、中西さんに中山アナ、ゲストに釜本邦茂さん、名波浩さん、森島寛晃さん、セルジオ越後さん、松木安太郎さんの5人を迎え、いつものように楕円のテーブルを囲み、
南原 「さぁ、えぇ、今夜の『Get Sports』はですね」
栗山・中山 「はい」
南原 「まぁ、いま日本国中が、えぇ、先がどうなるんだろうと」
栗山 「はい、気になってます」
南原 「岡田ジャパン、大丈夫か?と」
中山 「そうですそうです」
南原 「えぇ、テレ朝的にも大丈夫か?と」
出演者(笑)
栗山 「それもありますよね、はい」
南原 「思ってますけども、岡田ジャパンはもうダメだと思ってる方も、この1時間だけはですね」
栗山 「はい」
南原 「ちょっとテレビを見てもらってですね」
栗山 「はい」
南原 「今回は具体的に」
栗山 「えぇ」
南原 「どのような道に進めばいいのかと、徹底的に討論してみたいと思います」
中山 「はい」
栗山 「1時間終わったあとに、ナンチャン」
南原 「はい」
栗山 「「よし、行けるぞ!」と思いたいですね」
南原 「そうですね」
栗山 「皆さんの話をうかがって」
南原 「皆さん次第でございますけども」
栗山 「はい」
中山 (笑)
南原 「えぇ、栗さんどうですか?今まで戦い方見て」
栗山 「ですから、やっぱり韓国戦終わって、合宿に行ったら何か流れが変わるんじゃないかってものすごく期待はしてました」
南原 「はい」
中山 「うん」
栗山 「で、だから今日の試合(イングランド戦)をどういうふうに見るのかっていうのをちょっと教えてもらいたいですね」
南原 「はい」
(中略)
南原 「さぁ、それでは皆さん」
栗山 「はい」
南原 「ね、『やべっちFC』のあとで疲れてるかもわかりませんけども」
栗山 「そうですね(笑)」
中山 「アッハハハ」
スタジオ(笑)
栗山 「さらに」
南原 「えぇ、ロスタイムじゃありませんよ」
スタジオ(笑)
栗山 「深く(笑)」
南原 「本番ですからね」
釜本 「大丈夫」
というやり取りでスタート(笑)。
そういえば、直前の『やべっちFC』でも、『Get』と同じスタジオで楕円のテーブルを使い(セットは微妙に変わってましたが)、釜本さんやセルジオさんなど同じ5人のゲストで討論してました。
いくらサッカーつながりとはいえ、カラーもテイストも違う2つの番組を同じスタジオとゲストで作るのは如何なものか、という気もしますが、経費削減等々の諸事情がテレ朝的にあったのかもしれません(笑)。
討論はまず、"今の日本代表に「一言」"ということで、ゲストがそれぞれフリップに日本代表に向けた言葉を書いていましたが、釜本さんが書いた言葉は"魂"。
釜本さんいわく、我々も選手のときに言われた、大和魂っていうのはいったいどういうものか、心を込めてやってもらいたい、とのこと。
大和魂といったら、南原さんも言いたいことはいろいろとあったのではないかと思いますが、釜本さん相手にウンチクを垂れるのははばかられたのか(司会という立場を考えてのことだと思いますが・笑)、さすがにここでは、荒御魂、和御魂・・云々という話はしてませんでした(笑)。
それから、セルジオさんが書いた言葉は"日本を驚かせて"。
いわく、日本の国民は日本代表を評価してないし期待もしてない、僕もその中の一人。だからそうじゃないということをこの(W杯の予選の)3試合のなかでみせて欲しい。世界を驚かすと宣言したけど世界はいいから日本を驚かせて。
そんなセルジオさんの話を聞き、釜本さんは「(セルジオさんは)なかなか驚かないんだよな」。
南原さんは「でもセルジオさんが(日本を驚かせてを)漢字で書いた、僕それ驚きました」と、違うことに驚いてました(笑)。
その後、この日行われたイングランド戦をVTRで振り返ったあと、スタジオに用意された大きなボードを使い、この日の討論のテーマ"1-0からのサッカー"について、南原さんが説明。
南原さんは「これ(このテーマ)、スタッフ、「今日、当たったね」という感じ」と言い、ボードに貼ってある紙をめくりながら「こういうデータがあります」と説明していましたが、紙をめくるときに小声で「ずん」という掛け声(笑)。
『笑う犬』の『スーパースローで男前』のとき、与座さんが「ずん」と言ってフリップをひっくり返したら、南原・おすぎさんは「今どき「ずん」はない」とダメ出ししてたのに、まさかここで「ずん」というオノマトペを使うとは(笑)。
背丈よりも大きなボードの前で一人で紙をめくりながら説明をしていたので、寂しくて効果音のようなものが欲しかったのかもしれませんが(笑)、「「ずん」はないでしょう、「ずん」は」とテレビの前で思わずツッこんでしまいました(笑)。
そんな細かい話は兎も角として。
南原さんが「ずん」「ずん」言いながら何を説明していたのかというと、
これまでのW杯で日本が先制した試合は4試合。その4試合のうち、勝ちは2試合、負けが2試合。
先制された試合は5試合。その5試合は、勝ち0試合、負け4試合、引き分け1試合。
つまり問題は、1-0と先制しても勝ちきれない日本、1-0と先制されたら逆転できない日本(ここの説明の部分の紙をめくるときは「ずん」ではなく「ずずん」と言ってました・笑)。
だからこそ、1-0からのサッカーが日本にとって大きな課題。日本はどう戦うべきか?
とのこと。
この後の討論は、このテーマを軸に、カメルーン戦やオランダ戦をいかに戦うか。
それから、シリーズで放送している"日本サッカーの未来を切り開く「10」の試合"の中から、日韓W杯のときのチュニジア戦、ベルギー戦をVTRで振り返ったりしながら、CMを2回挟んで計1時間弱、あれこれと皆で話をしてました。
討論の内容については、本気のサッカー話をしていておもしろやり取りもなかったので大幅に割愛させていただきますが(笑)、先制しても勝ちきれない日本について、セルジオさんは、
前半からペース配分をせず飛ばしすぎ。どうみても90分持たない。
南アフリカでは寒くなればもう少し持つかもしれないが、(前回のドイツW杯の)オーストラリア戦もブラジル戦も後半の15分過ぎからぴたっと足が止まった。
全部ボールと一緒に追いかけ、全部真面目に行ってるところを直さない限りは(先制しても逃げ切るのは)無理じゃないか。
相手に当たられて倒れても、勝ってる試合ならすぐ立たなくてもいいのに日本の選手は相手よりも早く立ち上がる。
そういう駆け引きも必要なのに日本の選手にはそれがない。
釜本さんは、ポジションによって誰がどこで何をするのかが大事、今は皆が同じようなことをやろうとしているから無理がある。
先制したらコーナーへボールを持っていって時間を稼ぎながら全体の押し上げを待つなどしてポールをキープしなければ、後ろの人が上がっていかれない。
つなぐところはつなぐということを徹底しないといけない。
それから、後半になると足が止まることについては、
釜本 「それはスタミナがないからですよ」
南原 「単純にね」
釜本 「単純に」
という話も。
駆け引きや試合運びなど、先制しても勝てない理由はいろいろとあると思いますが、単純にスタミナがないという釜本さんの話がいちばん説得力のある答えだったように思います。
先日のサムライブルーパークのトークショーでも、南原さんはバレーボールの植田監督の話を引き合いに出し、「日本のサッカーも持久力を」「技術は体力の上にあるっ!」と力説していましたが、これはかなり的を射た意見だと実は密かに感心していたわけで(笑)。
体力がなくヘロヘロになっていたら、技術も生かされませんし高度な戦術を授けたところでそれを実践することも不可能。
日本代表の試合を見ていて、「日本は足が止まりましたね」という解説の人の言葉を今までに何回聞いたかわかりません。
「足が止まる」ということは持久力、体力がないということに他なりませんし、この日のイングランド戦もまさにそんな展開。
そんな日本の戦いぶりを見るにつけ、「技術は体力の上にあるっ!」という南原さんの言葉は金言だな~、と改めて再認識。
東京新聞のインタビューで「競技の垣根を越えた共通項を見つける場をつくりたい」と南原さんが話していましたが、バレーとサッカー、競技は違えど大事なことは同じだと思いますので、南原さんが橋渡しとなり植田監督の話がサッカーにも波及して世界で結果を残せれば、こんなに喜ばしい話はありません。
ただ・・・。
W杯本番を直前に控えた今になって、体力、持久力を付けろといっても無理な話ですので、試合運びや駆け引きなどで(これも今さら言って出来るのか?という疑問も残りますが)90分間戦い抜き、何とか予選突破をしてもらいたいと思います。
あとは、サポーターに"先発FWとしてふさわしいのは誰か?""先制されたときに切り札として入れる選手は?"という質問をしたVTRが流れたり、番組中にやっていた"日本はグループステージ3試合で何点取れるのか?"という電話アンケートの結果を発表したり(今どきテレゴングっていうのもどうなんでしょう・笑)、
南原 「釜本さん、決定力のある選手ってどういう選手なんですかね?どうやれば決定力あるんですかね」
釜本 「いや、練習しないもん」
南原 「アッハハハハ、こっから、こっからの時間で、残り2週間くらいで、これで何か決定力を」
釜本 「だから、やっぱりサッカーなんて点入れるんだから、点を入れるための練習しないと、ビブス着てボール回ししたからって勝てないですよ」
南原 「ハッハハハ」
釜本 「そうでしょ」
南原 「そうですね」
釜本 「トップの選手は点入れる練習しなきゃ」
という、今さらこんな話をしていて大丈夫なのか?というやり取りがあったり(笑)。
あと、中西さんからは、
1勝1敗1分で勝ち点4を取ったとしても、これまでのデータからみて決勝トーナメントに行けるとは限らない。
得失点差で上回らないと決勝トーナメントに行けないかもしれないので、守備をしっかりするか得点を取るか、その辺のことをしっかり考えて勝ち点4でも決勝トーナメントに行けるような戦い方を考えなければいけないと思う。
という、具体的で現実的な話があったりしつつ、最後は、
南原 「さぁ、まだワールドカップはね、始まってないんです」
中山 「そうですそうです」
南原 「どこも点を獲ってないんです、勝ち点も獲ってないんです、今はまったく同じですから」
中西 「そうですね」
南原 「まだ時間はありますよ」
中西 「まだみんなゼロですから」
南原 「また徹底的にですね」
中山 「はい」
南原 「本番直前まで話し合って、応援しましょう!」
中山 「応援したいですね」
南原 「よろしくお願いします」
出演者一同拍手
南原 「どうも」
というやり取りで討論は終了。
南原さんの「よろしくお願いします」という言葉のあと、松木さんが拍手をし始めると、それにつられるように全員で拍手。
日本代表には不安を残しつつも、大団円で幕が下りた徹底生討論でありました(笑)。
あとは、オールスター名勝負列伝と、宮里藍選手の特集。
あ、それから、番組の最後のほうで、サムライブルーパークの紹介もしてました。
その中で、「先日ここからGet Sportsの南原と中西も選手たちへエールを送った」というナレーションとともに、南原さんと中西さんのトークショーの映像も約9秒流れてました。
ちなみに、見に来ていたお客さんの様子もほんの一瞬映っていましたが、私は映っておらず一安心でした(笑)。
ここ最近あまりいいとこなしの日本代表の戦いぶりを受け、「ワールドカップ本番を間近に控えながらも結果を残せずにいる我らが青き戦士たち。あなたは今何を思うだろう。怒りか、悲しみか、それとも・・・。もう背を向けてしまっただろうか。先の見えない暗闇のなかわずかでも光明を見出すために、今宵Get Sportsでは日本の進むべき道を徹底討論。絶望するにはまだ早い!」というかなり大袈裟なナレーションとともに、番組はスタート(笑)。
このナレーションが流れているときに、先日行われた韓国戦とイングランド戦のVTR、そしてスタジオにいるゲストの人たちの顔のアップも映っていましたが、最後に映った南原さんは、まじめな顔だけど少し照れたような顔をしており、その微妙な表情を見てちょっと笑ってしまいました(笑)。
"どうする?どうなる?日本サッカー"と題した生討論は、南原さん、栗山さん、中西さんに中山アナ、ゲストに釜本邦茂さん、名波浩さん、森島寛晃さん、セルジオ越後さん、松木安太郎さんの5人を迎え、いつものように楕円のテーブルを囲み、
南原 「さぁ、えぇ、今夜の『Get Sports』はですね」
栗山・中山 「はい」
南原 「まぁ、いま日本国中が、えぇ、先がどうなるんだろうと」
栗山 「はい、気になってます」
南原 「岡田ジャパン、大丈夫か?と」
中山 「そうですそうです」
南原 「えぇ、テレ朝的にも大丈夫か?と」
出演者(笑)
栗山 「それもありますよね、はい」
南原 「思ってますけども、岡田ジャパンはもうダメだと思ってる方も、この1時間だけはですね」
栗山 「はい」
南原 「ちょっとテレビを見てもらってですね」
栗山 「はい」
南原 「今回は具体的に」
栗山 「えぇ」
南原 「どのような道に進めばいいのかと、徹底的に討論してみたいと思います」
中山 「はい」
栗山 「1時間終わったあとに、ナンチャン」
南原 「はい」
栗山 「「よし、行けるぞ!」と思いたいですね」
南原 「そうですね」
栗山 「皆さんの話をうかがって」
南原 「皆さん次第でございますけども」
栗山 「はい」
中山 (笑)
南原 「えぇ、栗さんどうですか?今まで戦い方見て」
栗山 「ですから、やっぱり韓国戦終わって、合宿に行ったら何か流れが変わるんじゃないかってものすごく期待はしてました」
南原 「はい」
中山 「うん」
栗山 「で、だから今日の試合(イングランド戦)をどういうふうに見るのかっていうのをちょっと教えてもらいたいですね」
南原 「はい」
(中略)
南原 「さぁ、それでは皆さん」
栗山 「はい」
南原 「ね、『やべっちFC』のあとで疲れてるかもわかりませんけども」
栗山 「そうですね(笑)」
中山 「アッハハハ」
スタジオ(笑)
栗山 「さらに」
南原 「えぇ、ロスタイムじゃありませんよ」
スタジオ(笑)
栗山 「深く(笑)」
南原 「本番ですからね」
釜本 「大丈夫」
というやり取りでスタート(笑)。
そういえば、直前の『やべっちFC』でも、『Get』と同じスタジオで楕円のテーブルを使い(セットは微妙に変わってましたが)、釜本さんやセルジオさんなど同じ5人のゲストで討論してました。
いくらサッカーつながりとはいえ、カラーもテイストも違う2つの番組を同じスタジオとゲストで作るのは如何なものか、という気もしますが、経費削減等々の諸事情がテレ朝的にあったのかもしれません(笑)。
討論はまず、"今の日本代表に「一言」"ということで、ゲストがそれぞれフリップに日本代表に向けた言葉を書いていましたが、釜本さんが書いた言葉は"魂"。
釜本さんいわく、我々も選手のときに言われた、大和魂っていうのはいったいどういうものか、心を込めてやってもらいたい、とのこと。
大和魂といったら、南原さんも言いたいことはいろいろとあったのではないかと思いますが、釜本さん相手にウンチクを垂れるのははばかられたのか(司会という立場を考えてのことだと思いますが・笑)、さすがにここでは、荒御魂、和御魂・・云々という話はしてませんでした(笑)。
それから、セルジオさんが書いた言葉は"日本を驚かせて"。
いわく、日本の国民は日本代表を評価してないし期待もしてない、僕もその中の一人。だからそうじゃないということをこの(W杯の予選の)3試合のなかでみせて欲しい。世界を驚かすと宣言したけど世界はいいから日本を驚かせて。
そんなセルジオさんの話を聞き、釜本さんは「(セルジオさんは)なかなか驚かないんだよな」。
南原さんは「でもセルジオさんが(日本を驚かせてを)漢字で書いた、僕それ驚きました」と、違うことに驚いてました(笑)。
その後、この日行われたイングランド戦をVTRで振り返ったあと、スタジオに用意された大きなボードを使い、この日の討論のテーマ"1-0からのサッカー"について、南原さんが説明。
南原さんは「これ(このテーマ)、スタッフ、「今日、当たったね」という感じ」と言い、ボードに貼ってある紙をめくりながら「こういうデータがあります」と説明していましたが、紙をめくるときに小声で「ずん」という掛け声(笑)。
『笑う犬』の『スーパースローで男前』のとき、与座さんが「ずん」と言ってフリップをひっくり返したら、南原・おすぎさんは「今どき「ずん」はない」とダメ出ししてたのに、まさかここで「ずん」というオノマトペを使うとは(笑)。
背丈よりも大きなボードの前で一人で紙をめくりながら説明をしていたので、寂しくて効果音のようなものが欲しかったのかもしれませんが(笑)、「「ずん」はないでしょう、「ずん」は」とテレビの前で思わずツッこんでしまいました(笑)。
そんな細かい話は兎も角として。
南原さんが「ずん」「ずん」言いながら何を説明していたのかというと、
これまでのW杯で日本が先制した試合は4試合。その4試合のうち、勝ちは2試合、負けが2試合。
先制された試合は5試合。その5試合は、勝ち0試合、負け4試合、引き分け1試合。
つまり問題は、1-0と先制しても勝ちきれない日本、1-0と先制されたら逆転できない日本(ここの説明の部分の紙をめくるときは「ずん」ではなく「ずずん」と言ってました・笑)。
だからこそ、1-0からのサッカーが日本にとって大きな課題。日本はどう戦うべきか?
とのこと。
この後の討論は、このテーマを軸に、カメルーン戦やオランダ戦をいかに戦うか。
それから、シリーズで放送している"日本サッカーの未来を切り開く「10」の試合"の中から、日韓W杯のときのチュニジア戦、ベルギー戦をVTRで振り返ったりしながら、CMを2回挟んで計1時間弱、あれこれと皆で話をしてました。
討論の内容については、本気のサッカー話をしていておもしろやり取りもなかったので大幅に割愛させていただきますが(笑)、先制しても勝ちきれない日本について、セルジオさんは、
前半からペース配分をせず飛ばしすぎ。どうみても90分持たない。
南アフリカでは寒くなればもう少し持つかもしれないが、(前回のドイツW杯の)オーストラリア戦もブラジル戦も後半の15分過ぎからぴたっと足が止まった。
全部ボールと一緒に追いかけ、全部真面目に行ってるところを直さない限りは(先制しても逃げ切るのは)無理じゃないか。
相手に当たられて倒れても、勝ってる試合ならすぐ立たなくてもいいのに日本の選手は相手よりも早く立ち上がる。
そういう駆け引きも必要なのに日本の選手にはそれがない。
釜本さんは、ポジションによって誰がどこで何をするのかが大事、今は皆が同じようなことをやろうとしているから無理がある。
先制したらコーナーへボールを持っていって時間を稼ぎながら全体の押し上げを待つなどしてポールをキープしなければ、後ろの人が上がっていかれない。
つなぐところはつなぐということを徹底しないといけない。
それから、後半になると足が止まることについては、
釜本 「それはスタミナがないからですよ」
南原 「単純にね」
釜本 「単純に」
という話も。
駆け引きや試合運びなど、先制しても勝てない理由はいろいろとあると思いますが、単純にスタミナがないという釜本さんの話がいちばん説得力のある答えだったように思います。
先日のサムライブルーパークのトークショーでも、南原さんはバレーボールの植田監督の話を引き合いに出し、「日本のサッカーも持久力を」「技術は体力の上にあるっ!」と力説していましたが、これはかなり的を射た意見だと実は密かに感心していたわけで(笑)。
体力がなくヘロヘロになっていたら、技術も生かされませんし高度な戦術を授けたところでそれを実践することも不可能。
日本代表の試合を見ていて、「日本は足が止まりましたね」という解説の人の言葉を今までに何回聞いたかわかりません。
「足が止まる」ということは持久力、体力がないということに他なりませんし、この日のイングランド戦もまさにそんな展開。
そんな日本の戦いぶりを見るにつけ、「技術は体力の上にあるっ!」という南原さんの言葉は金言だな~、と改めて再認識。
東京新聞のインタビューで「競技の垣根を越えた共通項を見つける場をつくりたい」と南原さんが話していましたが、バレーとサッカー、競技は違えど大事なことは同じだと思いますので、南原さんが橋渡しとなり植田監督の話がサッカーにも波及して世界で結果を残せれば、こんなに喜ばしい話はありません。
ただ・・・。
W杯本番を直前に控えた今になって、体力、持久力を付けろといっても無理な話ですので、試合運びや駆け引きなどで(これも今さら言って出来るのか?という疑問も残りますが)90分間戦い抜き、何とか予選突破をしてもらいたいと思います。
あとは、サポーターに"先発FWとしてふさわしいのは誰か?""先制されたときに切り札として入れる選手は?"という質問をしたVTRが流れたり、番組中にやっていた"日本はグループステージ3試合で何点取れるのか?"という電話アンケートの結果を発表したり(今どきテレゴングっていうのもどうなんでしょう・笑)、
南原 「釜本さん、決定力のある選手ってどういう選手なんですかね?どうやれば決定力あるんですかね」
釜本 「いや、練習しないもん」
南原 「アッハハハハ、こっから、こっからの時間で、残り2週間くらいで、これで何か決定力を」
釜本 「だから、やっぱりサッカーなんて点入れるんだから、点を入れるための練習しないと、ビブス着てボール回ししたからって勝てないですよ」
南原 「ハッハハハ」
釜本 「そうでしょ」
南原 「そうですね」
釜本 「トップの選手は点入れる練習しなきゃ」
という、今さらこんな話をしていて大丈夫なのか?というやり取りがあったり(笑)。
あと、中西さんからは、
1勝1敗1分で勝ち点4を取ったとしても、これまでのデータからみて決勝トーナメントに行けるとは限らない。
得失点差で上回らないと決勝トーナメントに行けないかもしれないので、守備をしっかりするか得点を取るか、その辺のことをしっかり考えて勝ち点4でも決勝トーナメントに行けるような戦い方を考えなければいけないと思う。
という、具体的で現実的な話があったりしつつ、最後は、
南原 「さぁ、まだワールドカップはね、始まってないんです」
中山 「そうですそうです」
南原 「どこも点を獲ってないんです、勝ち点も獲ってないんです、今はまったく同じですから」
中西 「そうですね」
南原 「まだ時間はありますよ」
中西 「まだみんなゼロですから」
南原 「また徹底的にですね」
中山 「はい」
南原 「本番直前まで話し合って、応援しましょう!」
中山 「応援したいですね」
南原 「よろしくお願いします」
出演者一同拍手
南原 「どうも」
というやり取りで討論は終了。
南原さんの「よろしくお願いします」という言葉のあと、松木さんが拍手をし始めると、それにつられるように全員で拍手。
日本代表には不安を残しつつも、大団円で幕が下りた徹底生討論でありました(笑)。
あとは、オールスター名勝負列伝と、宮里藍選手の特集。
あ、それから、番組の最後のほうで、サムライブルーパークの紹介もしてました。
その中で、「先日ここからGet Sportsの南原と中西も選手たちへエールを送った」というナレーションとともに、南原さんと中西さんのトークショーの映像も約9秒流れてました。
ちなみに、見に来ていたお客さんの様子もほんの一瞬映っていましたが、私は映っておらず一安心でした(笑)。