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Untersee-Boot

あるいは感想記として

『スポーツドリーム』 12/20

2008年12月21日 | スポーツドリーム
前回に引き続き、ゲストは巨人の阿部選手。

今回は、恒例の10の質問で野球話をあれこれと。
まずは、"プロになって丸8年ここまではあっという間だった?""子供のころから今まで野球をやめたいと思ったことは一度もない?"という質問などがありつつ、質問の最後のほうには、

南原 「9問目、実は、ここだけの話、将来的にはメジャー挑戦も考えている?」
阿部 「・・・・(高く小さな声で)はい」
南原 「アッハハハハ、アハ、今、ポニョが言ったような感じなんですけども」
阿部 「(笑)」

というやり取りも(笑)。
映画を観てないので、「ポニョが言ったような感じ」という南原さんの例えが上手いのかどうかはよく分かりませんでしたが、阿部選手が妙に可愛らしく答えていたことは確かです(笑)。
で、阿部選手が間を置いて「はい」と答えていた真意はというと、

南原 「これが問題ですよねぇ、ハッハハハハ、9問目、実はここだけの話、将来的にはメジャー挑戦も考えている?「はい」とポニョが答えましたけども」
阿部 「う~ん、フッフフフ」
南原 「はい」
阿部 「いや~、ポニョ的にはですね」
南原 「アッハハハハ、ポニョ的には」
阿部 「まぁ~・・・ま、けど、これは野球やってる人たぶんみんな夢には思うんじゃないですかね」
南原 「はい」
阿部 「一度はね」
南原 「いや、キャッチャーは、キャッチャー・・は、日本のほうが上じゃないですか?」
阿部 「いや、その」
南原 「キャッチャングとか」
阿部 「技術的には」
南原 「えぇ」
阿部 「パワー・・ま、体はデカイですけど向こうのほうが」
南原 「えぇ」
阿部 「技術的にはやっぱ日本のキャッチャーはいちばん上手いんじゃないかって言われてますよね」
南原 「腰も落ちるし」
阿部 「はい」
南原 「その、肩うんぬんに関してはアレかも分かんないですけども」
阿部 「うん、そうですね。その、例えば(投手の球を)捕ってからの(セカンドなどへ投げる)速さだったりとか」
南原 「そうですね、はい」
阿部 「っていうのは、やっぱ日本は技術がいちばん上なんじゃないかなっていうのは」
南原 「そうですよね」
阿部 「僕も感じてますし」
南原 「はい」
阿部 「いや、(レッドソックスの)松坂君もね」
南原 「はい」
阿部 「なんか、ま、ジョークかもしんないですけど」
南原 「はい」
阿部 「日本で(メジャーの)開幕戦ですか」
南原 「はいはい」
阿部 「やりましたよね」
南原 「やりましたね、はい」
阿部 「そん時に、日本来てね、日本のプロ野球とかも見る機会とかもあると思うけど、何をね、見て欲しいですか?っていうのをチームメートに」
南原 「はいはい」
阿部 「そしたら、バリテックのキャッチャング」
南原 「アッハハハ」
阿部 「日本のキャッチャーのキャッチャング見て欲しいって言ってたらしいですからね(笑)」
南原 「アッハハハハ、アッハハハハハ」
阿部 「ま、バリテック、あんまり上手くないってことでしょうね(笑)」
南原 「アッハハハハ、ちょっと腰高いですもんね。ちょっとと言うか、かなり」
阿部 「もう、だから結局メジャーのキャッチャーって、こう、上手く捕るとか、たぶんそういう習性がないんですよね。結局、ボールが動くから」
南原 「あ、なるほど」
阿部 「「まず捕れ」と。たがらたぶんそっちのほうが大事だと思いますよ、たぶん、メジャーの場合は」
南原 「そうですね、ナックルでも受けてますもんね」
阿部 「はい」

とのことでした。
阿部選手が言ってた「ボールが動くから」というのは、メジャーはツーシームを投げるピッチャーが多いということだと思いますが(レッドソックスにはナックルポーラーのウェイクフィールドもいますが)、それは兎も角として。
メジャーのキャッチャーに求められているものが、スローイングの技術やインサイドワークよりも「まず捕れ」ということだというのは、確かにそうかもという感じです。
以前、マリナーズへ行った城島捕手の特集をN○Kで放送していましたが、向こうのピッチャーはキャッチャーのサインなんて全然無視。
「投げるのは俺なんだからキャッチャーは黙って受けてりゃいいんだよ」という感じで自分の投げたい球を投げて、文字通りお山の大将状態。
で、それで抑えれば文句はないのですが、そのマリナーズのピッチャー(名前は失念しました)、勝負どころでいつもストレートばっかり投げてバンバン打たれる羽目に。
業を煮やしたコーチの再三の説得で、ようやく城島選手のサイン通りに投げたら、今度は完封勝ち。
これでお山の大将も治るかと思いきや、そのピッチャーが言った言葉は「俺の投げた球が良かったから抑えられたんだ」。
私ゃテレビの前で、♪感謝知らずの女~・・ではなく、♪感謝知らずの投手~と歌ってしまいました(笑)。
いや、ホントに、♪ありがとうと一言~なぜ言えないのかなぁ~・・です。
その番組を見ていて、メジャーはキャッチャーのインサイドワークへの評価が低いな~というのを痛感。
そして、そんな感謝知らずのオレ様なピッチャーを相手に野球をやってる城島選手には、是非とも頑張って欲しいと思ってしまいました。
来年はWBCがありますので、候補選手に入っている阿部選手や城島選手には、日本のキャッチャーのレベルの高さを世界に見せ付けて欲しいと切に思います。


あとは、生まれ変わったらキャッチャーはイヤ、一週間に一回投げればいいから先発ピッチャーが良いという阿部選手の話があったり(笑)、と思ったら、キャッチャーは「常に何か考える」「考えるのが仕事ですからね、キャッチャーって、たぶん」「それがいちばん大事だと思います」という真面目な話などもあつつ、番組の最後は恒例の夢色紙。
夢色紙に"我慢"と書き、「今年一年振り返って我慢がいちばん大事なんじゃないかと」「思ったとおりいかないところを我慢して抑える」と話していた阿部選手でしたが、

南原 「(ちょっとふざけた口調で)家でも我慢なさってらっしゃるんですか?」
阿部 「そうですね」
南原 「アッハハハハハハ」
阿部 「はい(笑)」
南原 「ハッハハハハ、ま、お互い様ですもんね」
阿部 「そうですね、たぶん、はい」
南原 「(小さな声で早口で)それはお互い様ですもんね」
阿部 「奥さんも我慢してる・・」
南原 「ハッハハハハハ、それが円満のコツですね」
阿部 「あ、はい」

と、今回も最後は家庭話で幕を閉じた『スポドリ』でありました(笑)。


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