goo blog サービス終了のお知らせ 

Untersee-Boot

あるいは感想記として

『義経』 第30話 「忍び寄る魔の手」

2005年08月03日 | 義経
後白河法皇と頼朝に、翻弄されまくりの義経です。
それにしても、ヒラミキ後白河法皇は、
見ていて気持ち良いくらいのヒールっぷりです(笑)。
その点、頼朝はちょっと中途半端。
頼朝の、苦悩や孤独はわかりますが、
もうちょっと突き抜けた感じが欲しいです。
ただ、頼朝の置かれている立場からすると、そうもいかないか。

政治的なことでは頼りにならない義経主従ですが、
来週はいよいよ屋島。
思う存分暴れちゃってください(笑)。
伊勢三郎の活躍してる場面も見られるかな?
彬っちの「マゲ引っぱんなよ」・・ではなく「猪と同じでござる」。
予告でチラッと見ただけで、思わず笑ってしまいました(笑)。

『義経』 第29話 「母の遺言」

2005年07月26日 | 義経
頼朝が義経に対して恩賞を与えなかったのは、政治的な判断だけ?
だとしたら、あまり上手いやり方だとは思えませんが、
ただこれは、結果論というか、歴史を知ってるから言えることではあります。
でも、いまいち釈然としないのも確か。
義経に対して、嫉妬や恐れもあったという方が、説得力があったように思います。
それから、「九郎、何ゆえことが見えぬ」というのも、ちょいと無理な話。
義経は情に厚い、言い換えれば、甘ちゃんだということは、頼朝も知ってるはず。
このへんは、「弟だからわかってるだろう」という甘えが、頼朝にもあったということか。

義経は、権謀術数とは無縁であったところが、命取りになりましたが、
そこが魅力でもあるわけで。
う~む、如何ともしがたいところです。
弁慶はじめ郎党も、そういう意味では頼りにならないんだよな~(笑)。
三郎も、憤る郎党をなだめたり、自ら憤ったりしてましたが、
それ以上のことは出来ず、でありました。

あと今回、印象残ったのは、時子が清盛の遺言は嘘だったと告白する場面。
本当ならこれは、墓場まで持っていかなければいけない嘘ではありますが、
つい弱気になって、誰かに言ってしまいたいという気持ちはわかります。
でも、その相手が明子でよかった。
これが宗盛だったら大変なことになってたな(笑)。



『義経』 第28話 「頼朝非情なり」

2005年07月20日 | 義経
梶原彬っち景時の息子、梶原景季はいったいどういうキャラなんだ?
義経のイエスマンならぬ、ナルホドマン(笑)。

平重衝は、捕らえられてから俄然男を上げてます。
それに衣装も、直垂(でいいのかな)の方が似合ってます。

千鳥の前でアホヅラしてる弁慶に(笑)、大袈裟な身振り手振りで坂落としの話をしてる、三郎、次郎と、義経主従は相変わらず。

で、頼朝非情なり。
義高が殺されたことに関しては、特に感想はありませんし、非道いなんてことを言う気はありませんが、
頼朝が、「思いを義高にかけていた・・裏切り」「非情もまた情」云々と言ってるのは、
ちょっと言い訳がましい。
頼朝が冷酷で非情な政治家であるなら、いや、そうならざるを得なかったのだとしても、
言い訳がましいことは言わず、あくまで、非情な男をつらぬき通してほしいです。
そうじゃないと、人間味があるというより、偽善的に見えてしまいます。
冷酷非情な頼朝は嫌いじゃありませんが、偽善的なのは勘弁してほしいです。

『義経』 第27話 「一の谷の奇跡」

2005年07月15日 | 義経
やっと来ました、一の谷の戦い。
ですがその前に。
都落ちしてから、少しはしっかりしてきたかと思った宗盛ですが、後白河法皇からの和睦の書状をすっかり信じてるし。
お坊ちゃんにもほどがあるぞ!(笑)
でも、知盛もけっこう信じてたふうなので、仕方ないか。
その、ヒラミキ後白河法皇は、彬っちもうらやむドアップもあったりと、相変わらずわっるい顔して存在感を出してます。
丹後局は意外に例え上手。
「かたつむりの角を引っ込ませるようなわけには・・云々」。
うまいこと言うな~(笑)。
で、いよいよ鵯越、坂落とし。
ここから義経の運命が変わるわけですから、ゆっくり時間を掛けるのはいいのですが、
白馬が走ってくるの、あれは何?(大笑)
坂落としのシーンはさすがに迫力満点。
合戦になっても、義経、弁慶大活躍。
伊勢三郎も、火矢を射ったり、首を折ったり(!)活躍してましたが、
もうちっと見せ場があってもいいんでないかい?
でも、物見やなんやで活躍してたからいっか。
とまれ、南原さんが「さすが大河」とたまげた(笑)オープンセットでの一の谷の戦いは、さすが大河でありました。
ただ、平家十万対源氏六万という戦いには見えませんでしたが、
ま、そのへんは固いこと言いっこなしということで(笑)。
最後に、三種の神器を逃した義経に対して、
梶原アップは好きだけどカット割りに芝居を押し込められるのが嫌いな彬っち景時が、ひと言。
「奪いそこねましたな」。
少し前に、ラジオで言ってた通り、グループショットでした。
でも、彬っちはズイッと一歩前へ出てましたが(大笑)。
ただその後、アップがあったので、彬っちはあれで満足したかな?(笑)

『義経』 第26話 「修羅の道へ」

2005年07月05日 | 義経
歓迎 義経様御一行・・・またもや、不覚にも少し笑ってしまいました(笑)。

変わり果てた姿の巴に、義経は、「義高殿は私がなんとしても」と言ってましたが、
そんなこと言っていいんっすか?
義経は、義高のことをどうこう出来る立場ではないわけですし、
あまり、安請け合いはしない方がいいと思いますよ、と、老婆心ながら。

静と義経が一緒に住むことになり、めでたしめでたし・・・それはいいのですが。
三郎が義経の袖を、ツンツンと引っぱってましたが、家来がそんなことしていいのかな?
でも、おもしろかったので、全然OK(笑)。
で、年下の静に「弁慶殿の胸の内を、からかうものではありませぬ」と、諭されて、
素直に「ハイッ」って言ってるし(大笑)。
義経主従のシーンは、何ンともなごみますな~(笑)。
♪はなはだはなはだ

いよいよ、一の谷へ覚悟を決めて向かいますが、普通に考えればそうなんですよね。
テレビを見ている方は、源氏が勝つことを知ってますが、
当時の状況を考えれば、平家の方に分が有るわけで。
静やうつぼが、今生の別れになるかも、と涙するのも当然です。
武運お祈り申し上げます(笑)。

『義経』 第25話 「義仲最期」

2005年06月28日 | 義経
義仲最期・・・。
わかっていたこととはいえ、贔屓の登場人物が死んでしまうのは、悲しいっす。
義仲は、ヒーローとは言えないかもしれませんが、
義経に勝るとも劣らない、魅力的なキャラクターでした。
それから、巴も、数多い女性の登場人物の中でも、一番好きでした。
義経を襲ったりと、たとえその行動が、短絡的で間違っていたとしても、
その一途な想いは、誰よりも熱いものだったと思います。
小澤征悦さんと小池栄子さんは、本当に好演してました。
義仲と巴は、映画の『トゥルー・ロマンス』の二人みたいだな~と、思って見ていたのですが、
小澤さんいわく、「さしずめ、『俺たちに明日はない』のボニー&クライド」。
そうか、確かにそのほうが、イメージ近いかも。

「巴、いろいろと、楽しかったな」と、穏やかな表情で言う義仲の胸中は・・・。
これまで共に歩み、戦ってきた巴に対する想い。
そして、今生の別れ・・・。
すべてが凝縮された、最後の言葉でした。


「元は・・・いささかわけのある伊勢三郎」
さすがに、元盗賊とは言えないか(大笑)。

『義経』 第24話 「動乱の都」

2005年06月21日 | 義経
雲隠れの名人の後白河法皇。
特技は人をだますこと・・・悪いやっちゃ(笑)。
頭から着物をかぶって、目をキョロキョロさせたり、わる~い顔して、いろいろ画策したりと、
日本一の大天狗の面目躍如でした(笑)。

そんな法皇に対して義仲は、開き直って、破れかぶれのやりたい放題。
いいぞ、義仲!
・・・いやいや(笑)。
頼朝のように、思慮深いのもいいですが、そんなお利口さんより、
大馬鹿野郎な(笑)義仲の方が好きです。
どうせなら、法皇を北国でもどこでも連れまわして、あたふたする大天狗の姿を見てみたかったですが、
歴史はそうなってないので仕方ありません。あきらめます(笑)。

義仲を想い、もう一度会いに行くと言う義経。
「我ら郎党、お供つかまつります」と、みんな気合が入ってるのに、伊勢三郎は、やっぱり笑顔(笑)。
ただ、その後、
「我ら、鎌倉殿にそむいてでも、ひと戦つかまつる」と、弁慶が言ったあと、
カメラがパーンしたときの郎党は、みんな、いい顔してました。
もちろん、三郎も!
「御曹司のためなら」と、覚悟を決め、命を懸けてやる時はやる、という想いが伝わってきて、
セリフは一言もありませんでしたが、印象に残る、いいシーンでした。

今回が第24話ということは、次回が折り返し。
この先は、合戦目白押しで、盛り上がっていきまっしょい(笑)。

『義経』 第23話 「九郎と義仲」

2005年06月14日 | 義経
ヒラミキ後白河法皇が、いよいよ本領発揮(笑)。
清盛に比べれば、宗盛も義仲も赤子同然といった感じかな。
それにしても宗盛! 無念な気持ちはわかるけど、泣くこたぁないでしょう(笑)。

義経と義仲の会話は、非常に興味深いものでした。
義経は、「鎌倉殿と手をたずさえて」と言ってましたが、人質を差し出してる義仲に「一族だから・・身内の絆・・・」と説くのは、ちょっと無理があるな。
義仲いわく、「親、兄弟、叔父、甥には美しき情愛のみがあると思うは幻ぞ」
ふ~む。
義経は、その幻を追い求めた結果、滅んでいくわけで。
この先の義経の運命を暗示しているようで、何ンとも切ないっす。
「悔やみたくなければ信用せぬことじゃ、そうすれば裏切られることもない」と、義仲は言いますが、たしかにその通りなのでしょう。
ただ、人を信用するということは、その人がどうこうというより、自分が「信用すると決めた」ってことですから、もし裏切られたとしても、それは自分に人を見る目がなかったってことなわけで。
言い換えれば、人を信用できないということは、自分自身を信用できないってことだと思います。ハイ。

っと、忘れるとこでした。
伊勢三郎は、出番は少なかったけど、ちょこちょこ活躍してました(笑)。

『義経』 第22話 「宿命の上洛」

2005年06月06日 | 義経
いつもニコニコ伊勢三郎(笑)。
どんなときも明るく盛り上げるってことで、そういう演出になってるのかな?
でも、心配そうな顔もしたり、所作もけっこう決まってるしで、いい感じです。
あと、森の中を変な走り方してましたが、あれってナンバ走り?

いよいよ義仲が京に迫り、それを聞いた義経の苦悩。
弁慶 「ためろうておわしますか?」
義経 「いや、ためらいでも迷いでもない。つい宿命(さだめ)ということを思うた」
心中お察しいたします、御曹司(笑)。
いやいや・・・
誰が良い悪いということでもなく、自分の力ではどうすることもできず、ということであれば、それは宿命と・・・割り切れなくても割り切るしかないわけで・・・。
でも、そう簡単には割り切れず。
本当に、心中お察し申し上げます。

一方、平家のダメ宗盛(笑)は、この期に及んでまだ、伝来の鎧を息子につけさせて喜んでるし。
鶴見辰吾さん、好演してます。
阿部ちゃん知盛と、妻・明子との出陣前夜のシーンは、危うく泣くとこでした(笑)。
心配させまいとする知盛と、努めて明るく、気丈にふるまう明子。
夫婦の信頼や、絆、愛情というものを感じ取れて、とても良いシーンでした。

次回は、いよいよ平家も都落ちして、義仲は上洛。
だんだん盛り上がってきましたよ(笑)。

『義経』 第21話 「いざ出陣」

2005年05月31日 | 義経
蟹三郎・・・相変わらず蟹ですか(笑)。プッハー
それにしても、出陣の知らせを聞いてちょっとはしゃぎすぎ。
♪出陣じゃ、出陣じゃ って歌いながら踊ってるけど全然映ってない(大笑)。

情より理であると説く頼朝と、情に厚い義経。
平塚良郷斬首のあとの頼朝と義経の会話は、二人の考え方や立場の違いをあらわしていて、非常に興味深いものでした。
政治家頼朝としては、情より理を優先させるというのは当然のことなのでしょう。
ただ、恩と奉公というのは、利害関係で成り立ってるということ。
後年、元寇襲来によって、ご恩と奉公というシステムが機能しなくなると、鎌倉幕府もあっさり衰退してしまいます。

政子いわく、「力とは非情になれる強さじゃ・・・」
そういう意味では、義経には力も強さもなかったと言えるかもしれません。
ただ最後まで、利害関係とは無縁の郎党が義経を支え続けました。
非情になることで力を持った頼朝と、非情になれず滅んでいった義経・・・・。
う~~~ん。
私も、ご多分に漏れず判官びいきのようです(笑)。

あっ、それから気になったことがひとつ。
大姫と義高がやってたすごろく。一瞬しか映りませんでしたが、バックギャモンにそっくり・・・??
なぜだ?