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Untersee-Boot

あるいは感想記として

『義経』 第40話 「血の涙」

2005年10月11日 | 義経
御台様こと政子様。ついこの間までは、大姫のことで義経を鎌倉に呼ぼうとしてたのに、
今回はうって変わって、北条家のことを考える、政治家政子でした。
政子はもともとこういうキャラでしたから、別に不思議ではありませんが、
にしても変わりすぎ(笑)。

腰越状を読んで頼朝は、「九郎、何故そこまで情を欲す・・・」。
「何故?」と聞かれても、「それが義経だから」としか答えようがない、どうすることも出来ない、血の涙でした。

伊勢三郎は、郎党たちと一緒に、出番もセリフも多かったのですが・・・。
「一の谷、屋島、壇ノ浦と共に戦い、肝胆相照らすあいだら・・・・」
ん? あいだら? アイダラ? 愛鱈?
何でこれでOKだったんだ(笑)。
他にもちょっと危なっかしいところがあり、見ててひやひやしてしまいましたよ(笑)。


『義経』 第39話 「涙の腰越状」

2005年10月04日 | 義経
忠言耳に逆らう、という言葉があるようですが、
いくら固い絆で結ばれていても、イエスマンばかりでは困りもので、
時には耳に痛いことを言ってくれる人が必要です。
昔から、王様には道化がつきものですが、残念ながら郎党の中には、そういう役の人はいませんでした。
今回、弁慶があれこれ忠言しましたが、義経は本当にわかったのかな?
う~む・・・。
何ンともセンチメンタルな腰越状を聞く限り、全然わかってないな(笑)。
というか、何よりも情に重きを置く義経に、政治家頼朝の考えを理解しろ、という方が無理な話で、この辺はもう、如何ともしがたいところです。

久し振りに出番の多かった伊勢三郎。
三郎「殿に輪をかけて融通のきかん男ゆえな~」
次郎「う~ん・・・お~い!」
という、のりつっこみに大笑いしてしまいました(笑)。
で、そのあとは結局、困ったな~で終わってしまい、
やっぱりこの手のことでは頼りにならない郎党たちでした(笑)。

あと、もうひとつ。
大姫に会わせたいという頼みを断った義経に対して、
御台様こと政子は、静かに言いました。
「許せぬ」・・・・恐っ!(笑)



『義経』 第38話 「遠き鎌倉」

2005年09月28日 | 義経
義経からの起請文に対して頼朝は、
「返答は不要、こののちの九郎の振る舞いを見よう」。
はぁ~? まだそんなこと言うか?
ここまでくると、未必の故意があるとしか思えないぞ。
頼朝を、どうしても悪役にしたくないようですが、中途半端でいけません。
義経を鎌倉に入れるかどうか悩んでるのも、いまいち説得力が感じられないし。
久し振りに登場した行家の言うように、嫉妬や妬みがある、という方が、
人間味があるし、リアリティーがあります。
頼盛が、伊豆の重衡を訪ねたのは、頼朝の差し金なのか、保身のために自ら行ったのか・・・。
この辺も、中途半端な描き方です。

自ら南都へ行くと言った重衡は、頼盛や宗盛を責めることもなく、逆に思いやりを見せる、
ある意味、悟ってしまった"男"でありました。

伊勢三郎は、三週連続見せ場なし。台詞はあり。
でした。


『義経』 第37話 「平家最後の秘密」

2005年09月20日 | 義経
頼朝いわく、「九郎は何もわかっておらぬのか」。
そーです。九郎は何もわかってないのです(笑)。
というか、それほど三種の神器が大事なら、都へ戻り守護につくよう送った書状に、
神器は院に返しちゃダメだということも、ちゃんと書いとかなきゃ。
わかってるだろうはいかんのや、何ごとも確認が大事なんや・・・byノムさん。
であります(笑)。

建礼門院徳子と義経の会話は、
言葉にしない微妙な感情が伝わってきて、良かったっす。

伊勢三郎は・・・今回もこれといって見せ場はなし。
でありました。



『義経』 第36話 「源平無常」

2005年09月13日 | 義経
栄華をきわめた平家が滅び、いろいろな思いが走馬灯のように・・・。
にしても、ちょっと長すぎるぞ!
総集編かと思いました。

生き残った平家の皆さんに会う義経ですが、
一番印象に残ったのは、妹、能子との再会ではなく、宗盛の涙でももちろんなく、
建礼門院徳子、明子、そして輔子の、何ンともいえない、恐~い、顔、顔、顔。
本気で死を決意しながらも生き残り、さらに、主上と親王が入れ替わってることを胸に秘めた三人の心中は・・・。
女性の強さ、といいますか、覚悟を決めたときの女性の恐さを感じさせる顔でした。

伊勢三郎は出てたっけ?・・・出てました、出てました。
アップが1カットありました(笑)。


『義経』 第35話 「決戦・壇ノ浦」

2005年09月06日 | 義経
砂金まみれの義経の八艘跳び、弁慶は大岩を投げ、
伊勢三郎は、口に二本矢を咥えて三本射る、という芸当を見せてくれた壇ノ浦の決戦。
それにしても、義経が、水夫、梶取を狙ったのは思いつき?
ベビーフェイスの義経に、合戦の禁忌を破る、いわば卑怯なことをさせるのは似合わない、というのはわからないではありませんが、でも、そうなると、この壇ノ浦での勝利の説得力が半減してしまいます。
これまでも無茶をしてきた義経ですから、
今回も、勝つためなら何でもする、というのを見せてもよかったと思います。

「見るべきほどのことはすべて見た・・・今はこれまで」
知盛は碇を体に巻いて海に飛び込み、時子は、宝剣と主上・・親王とともに入水。
栄華をきわめた平家の最期。
あぁ無情・・・いや、
諸行無常であります。



『義経』 第34話 「妹への密書」

2005年08月30日 | 義経
今回は、安徳帝と守貞親王を入れ替えたり、能子に手紙を送ったり、
壇ノ浦の決戦前の、エピソードあれこれ。

それにしても、お徳さんからうつぼの話を聞いた時の喜三太は、
どう見ても電車男だったぞ!(笑)
喜三太にとって、うつぼはエルメスだったのか(笑)。
で、喜三太が能子へ手紙を届けに行きますが、
どうやって忍び込んだかは、全面的に省かれてます。
どうせ忍び込んだんなら、ついでにいろいろ情報を仕入れたりしてもよさそうなもんですが、伊勢三郎ならともかく、喜三太はそういうキャラじゃないか。
その三郎は、心持ち以前よりしっかりしてきたかも(笑)。
継信がいなくなって、自分がしっかりしなきゃ、というのが出てきた感じです。

次回は、いよいよ壇ノ浦。
最後の勝ち戦ですから、義経主従には大いに活躍してもらいましょう。

『義経』 第33話 「弁慶走る」

2005年08月23日 | 義経
田口教能に続いて別当湛増も三郎が・・・と思いきや、
ここは、弁慶さんの出番です。
怪力ぶりを発揮したり(笑)、弁慶の泣き所を蹴ったりと、
久し振りのコミカル弁慶でした。

郎党を見れば主君がわかる。
弁慶はじめ、あの郎党たちを見れば、「義経とはいったいどういう人物なんだ?」と、
誰もが思うことでしょう。
それにしても弁慶は、杢助が助けた恩について、いつから気付いていたんでしょう?
最初に自分が行くと言ったときには、その事も含めて、という感じではありませんでしたし。
それに、千鳥が偶然来てるっていうのも・・・まぁ、かたいことは言いっこなしということで(笑)。
「どうなさる」と、せっつき過ぎの弁慶ですが、闘鶏の勝負は、悩んでる湛増にしてみれば渡りに船。
弁慶に頼まれて源氏の味方になったんでは顔が立ちませんが、
闘鶏の勝負なら、どっちに転んでもOK、ということになりますから。
で、喜び勇んで走る弁慶ですが、小さくガッツポーズして、ここでもコミカル(笑)。

弁慶のことを心配しながらも、わざととぼけて、「なんのことじゃ?」と言う三郎は良かったっす。
みんなで深刻な顔してても、どうなるものでもありませんから。
最後は、義経の超能力(笑)で、弁慶とも無事再会。
めでたしめでたし、でありました(笑)。


『義経』 第32話 「屋島の合戦」

2005年08月17日 | 義経
伊勢三郎、ようやく本領発揮です。
三郎の口八丁の弁舌は、今まで子供相手ぐらいしか発揮されてませんでしたので、
笑顔、笑顔&ハッタリの巧みな交渉術(笑)が見れて、よかったよかった。
で、味方につけた田口教能を連れて志度寺に。
「三郎、よう為遂げたな・・・」
自ら盾となり倒れた継信。
♪君のためなら 命さえ ついぞ惜しまぬ この者
回想シーンはありませんでしたが、
畑を耕したり、旅をしたり、家を直したり・・・。
色々な場面が蘇りました。
継信は、♪酔うてさえ 口数少なき・・郎党ではありましたが、
いつも冷静で、頼りになる男でした。
こんなことを言っても詮ないことですが、
継信のいない義経主従は寂しいっす。


『義経』 第31話 「飛べ屋島へ」

2005年08月10日 | 義経
熊と蟹(笑)。
三郎が二人いたら確かに困るな。
二人とも毛皮着てキャラかぶってるし(笑)。
三郎も次郎も、物見や何やで活躍しておりました。
が、今回は何ンといっても梶原彬っち景時!
アップ、アップ、またアップ!
つくづく彬っちは、アップで見ると迫力ある顔してます(笑)。
で、ご存知、「それでは引くことを知らぬ猪と同じでござる」(大笑)。
いやいや、笑うとこではありませんが、
このあと、「マゲ引っぱんなよ」って言わないかと思い、ついつい笑ってしまいました。
雨が降ってきたら、「ナンチャン、顔濡れるかい?」という、やり取りを想像して、またまた大笑い。
そんな彬っち。さすがに存在感のある演技でした。
それはそれとして。
反目する義経と景時ですが、景時はべつに変なことを言ってるわけではなく、
ごくごく当たり前のことを言ってるだけ。
むしろ義経の方が、「鎌倉殿の恩に報いるため」の一念で、かなり無茶をしております。
このへんが、失うものも、守るべき所領もない義経の強みではあります。
それに、義経には深い絆で結ばれた郎党もいますし。
「殿の想いは我らの想いでござる」 by継信
来週は・・・。
ハンカチを用意しておいたほうがいいのかな?(笑)