矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

ID Board Review Course 感染症科専門医向けコース

2015-04-22 23:18:41 | 感染症関連
私も一番最初のBoard review (感染症科の専門医試験受験準備用)をシカゴで受けまして、とても役立ちました。2000年のことでした。

それ以降、2008年に更新試験を受験(同時受験の総合内科に集中的に受験勉強時間をかけ、専門科には時間がほとんど取れず)しました。総合内科のBoard review (re-certification)はHarvard大学のreview courseに行きました。
非常に役立ちました。

またそろそろ2回目の更新試験が近づいており、てんやわんやになりそうで、早めに心の準備です。
2年間に規定の生涯教育をこなす義務付けが発効しており、容赦なく取り組む必要があります。

シカゴのboard review courseです。

あと自宅でできるCME (生涯教育)


筑波大学で初の学生さん講義になります。

2015-04-22 23:04:24 | 医学教育
着任して、今年度は学生さんの講義を3コマ担当させていただくことになりました。

感染症関連の3コマです。先日、別の先生のセッションを見学させていただき、コース全体のコンセプトと流れを確認できて本当によかったです。それ以来、時間がかなり限れらていましたが、大きく相違がないように流れを組み立て、資料を用意して準備しました。

最初は、自己紹介も兼ね、感染症
科のキャリアについてお話し、その後セッションに入ります。

臨床推論を主体としたケーススタディで、Team-based learning (TBL)をmodifyして行います。

どのセッションも臨床現場を再現することにも力を入れていると伺い、私の担当日は、模擬患者さんとのライブの医療面接を予定しております。

資料も一部英語のものを用意しました。これは前回の講義の見学からおそらく大丈夫と確信したからです。

コース全体では、pre-clinicalの最終セッション(clinical clerkship直前)の

"症状から入る(病気でなく)臨床教育"、つまり疾患横断的な考え方のトレーニングです。

自分にとっても、場所、対象、事前知識の把握、進行などで初めての場合、チャレンジングです。

この経験にて、"双方が学べる貴重な機会”になればと思って臨みます。