矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

World Health Summit 2015 京都 M8 便り

2015-04-15 20:33:54 | グローバリゼーション関連
先日、初めてWorld Health Summit 2015(京都開催)に参加させていただきました。


大きな理由は、地球全体の医療問題を、population-based medicine (=public health)の視点から考えるというものに非常に意義を感じることと、産官学の連携ということで、2年前からドイツの先生が素晴らしいリーダーシップでこの会を創設したということで、興味を持っていたからです。さらに日本での開催であり、京都で日本内科学会、日本医学会総会と同期して参加しやすさもあったからです。

参加して、public healthの世界の大学が8校からスタートしたことを知りました。G8のサミットに習い、M8 (medical school, public health school)ということらしいです。

幸いにも母校のLondon School, Johns Hopkins大学もM8のメンバーで、学長先生の講演をぜひ拝聴したかったためとても楽しみにしておりました。London Schoolのほうは、Ebola virusの共同発見者のPeter Piot先生、
Johns Hopkinsの学長も、元は臨床医の方で、私のメンター兼友人の先生のレジデントだったというご縁もあり、寄付金のお知らせなどで何度もお名前は拝見していましたが、ぜひお会いしたいと思っておりました。

お二人とも、とても気さくで親しみやすい方で、日本で同窓会を開きたい旨を打診しました。Johns Hopkinsの学長のほうは、私がGlobal Health のセンター構築をしていることにご興味をもって下さり、レセプションでも気さくに話しかけてくださいました。とても有意義なひとときでした。

London大学の同窓の別の先生にもお会いでき、ネットワーキングの貴重な機会となりました。