駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

レギュラーグリップ

2007年09月16日 | ドラム&パーカッション
9月15日(土)
今週のドラム教室も、中高生の生徒君たちは素晴らしい成長を見せてくれた。
自分のレッスンは、基礎練習に重点を置いている。一つ打ち、二つ打ち、ロール等がきっちりとできるよう、それぞれ課題も与えるようにしている。
彼らはみんな素晴らしいやる気を持ち、自宅での地道な練習を実践しているので、1週間ごとに成果がはっきりとわかる。
勿論、壁に突き当たったまま、なかなか抜け出せないまま何ヶ月も経ってしまう子もいる。
しかしある日突然、ドッカーンと上達しちゃう子もいる。
皆さんそれぞれ違うので見ていて楽しい。
ただ、もがいて苦しんで得た技術ってのは素晴らしい。少し前には首をかしげながら叩いていた子が、自信満々で叩く姿は頼もしい。

一方、自分もそのレッスンの現場にいて、何かしらの成長をしたいと願っている。
こんなオッサンでも、目標を持って練習することによって、多少なりとも成長できると信じつつ。
生徒さんのいない空き時間には、昔少し練習したレギュラーグリップでのウォーミングアップをしたりしている。
実戦ではずっとマッチドグリップで叩いているので、なかなかパワーが出ない。
しかし、レギュラーグリップのドラミングは格好良いし、憧れの一流ドラマーはみな凄いパワーとスピードで叩いている。
ジャズ系ドラマーは言うに及ばず、メル・テイラーしかり、ミッチ・ミッチェルしかり、イアン・ペイスしかり、スティーブ・スミスしかり、ジャズもこなすテクニシャンロック系のドラマーはいちいち名前を挙げたらきりがない。
特に、モーラー奏法のDVDを見てから、レギュラーグリップの効率の良さを再認識したオレは、また最近になって練習し始めたというわけであります。

そんな折、夕べ土曜の深夜にNHKBSで放送している“黄金のライブ”で、ELPの1971年ヨーロッパツアーのライブ映像を見た。
カール・パーマーのすご腕テクニックは昔から知っていたし、LPで聴いたいたが、映像で見るのは初めてだった。
そして、なんといっても怒涛のドラム・ソロ。
レギュラー・グリップの左手が目にも留まらぬ高速で動き回っていて、まるでバディ・リッチのドラムソロを見ているようだ。
素晴らしい映像で、飲んでいた焼酎の酔いも醒めるほどだった。

ちょっと、真剣に練習しなきゃいかんなあ。
楽しくなってきたなあ。
コメント
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