駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

病院にて

2007年09月10日 | 駄日記
9月10日(月)
今日は母親の付き添いで浜松の病院へ行った。
先週紹介状を持って遠路はるばる行った病院で治療が受けられず、主治医がいる病院にUターン入院するためだった。
予約を取っていなかったため、朝一番で電話をして、予約を取ってもらおうとしたがだめだった。
結局、病院の待合室で都合4時間ほど待った。
月曜日だし、担当医が休みだし、予約を取っていないという事情が事情だけに仕方がないけれど、じつに疲れた。これが本当の待ち草臥れというやつだ。
健康なオレでさえぐったりしてしまったのに、一刻も早く治療を受けたい年寄りにとってはさらに辛い時間だったろう。
母はすこし離れた場所のTVの画面をじっと眺め、オレは持参した文庫本「乃木希典」を読んで待ったが、全然集中できない。
いつ名前が呼ばれるか神経を受付カウンターに向けつつ読書するという状態は、活字好きであっても楽しくないものだ。

深刻な医師不足と老人化社会は、日々確実なものとなっていることが、病院の待合室でわかる。
大病院だけにものすごい数の老人が診療を待つ。
それと外国人の患者の多いこと。
異国の地で働き、慣れない環境で暮らせば病気にもなるだろう。
保険にも入らないから、医療費は高いだろうに、たくさんの患者がいる。
それだけ、ニッポンに出稼ぎしている外国人の数が増え続けているということだろう。
しかし、当日の担当医はたった一人だった。
医師も、食事の休憩なしで午後3時まで午前中の診察を行っている。
いやまだ患者は待っていたから、実際のところ何時までかかったかはわからない。
これでは医師もたまらないだろう。医師だってスーパーマンじゃないのだ。
待たされて文句など言う人もいるが、医師に大しては尊敬こそすれ、到底文句など言えない。
医師の診察は、「今日入院しましょう。これから係が案内しますので待っていて下さい。」ということだけだった。でも、やっと治療を受けることができる約束手形をもらったようで、何となくほっとした。

自分と母親がやっと昼食を食べることができたのは、その午後3時だった。
病院内の食堂がまだ開いていてよかった。
粗末なラーメン(失礼)だったけれど、腹ペコで母と食ったラーメンは旨かった。
母が「おいしい」とぽつりと言って笑った。

この日、仕事が夜勤のため、半日だけ休むつもりだったが、結局間に合わなくなって一日休んでしまった。
でもこのところ、これだけの時間母と二人っきりで過ごしたことはあまりなかったので、まあいいか、などと独りごちて納得するのだった。
コメント (4)
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