駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

いい条件でした

2007年09月01日 | ドラム&パーカッション
9月1日(土)
今日は体がエラかった~。
夕べは夜中の1時過ぎに帰宅してから、一人打ち上げで盛り上がり、寝たのが3時半。
今朝は早起きのクセで、それでも7時前には起床して家事やら何やらをしたんだけど、疲労と寝不足でどうにも調子が出ず、横になりたくてたまらなかった。
でも、横になっても眠ることができなくて時間ばかり過ぎてしまい、夕方からのドラム教室の時間になってしまった。
出かける前に、シャワーを浴びてヒゲを剃り、サッパリすると、自分の石鹸のニオイですっかり気分がよくなった。
それで疲れが癒やされて、ドラム教室には気合充分で行くことができた。
そうか、こんな気分転換があるんだと、自分でやった方法の効果に驚いた。

さて、昨日のPOWDERでのメリーユーライブのレポの続きであります。
今書いたように、今日の疲労度はすごい。
久しぶりのライブに、全力を投入してグリコーゲンを使い果たしたみたいだ。
帰宅したときはボロ雑巾のようだった。
演奏にあたり体力的には特に問題はなかったけど、気合の入れ方がいつもと違っていた。
ちょっと思い入れが強かった。
なぜかといえば、このところ「思い切り叩く」ということに演奏のテーマを置いているからだ。
自称ロッキンロール・ドラマーでありますから、ロックして何ぼである。
でも、何度も書いているように、「思い切り叩く」とは「力んで叩く」のではないのである。
ステージの中に起承転結を置き、力を抜いたり込めたりするのだ。そして、最後のフィナーレではお客さんを巻き込んで全力疾走するのだ。
このあたりの絶妙なやりとりこそが、ロッキンロール・ドラマーの腕の見せ所なのでは?と、このところ思い続けているのであります。
だからこそ、ライブ終了後の達成感は朝潮太郎だ。じゃなくて、ひとしおだ。

ところで、毎日の一つ一つが勉強だと思っているけど、昨日もまたちょっとだけ勉強した気がする。
音に関する条件についてである。
今回のメリーユーライブでは、バスドラにマイクがセットされた。
今まで、ドラム自体にマイキングは一切なかったけど、自分のヴォーカルマイクがスネアやシンバル類の音を拾っていたので、中音以上の音域ばかり強調され、低音がややしょぼく聞こえてた。
そこで、マスターのタクチャンが、「今日はBDにマイクを立てよう」と提案しセッティングしてくれたのだ。

すると、見違えたようにドラムサウンドに腰がでてきた。とはいえ、演奏者側からは良く分からなかったけど、モニターから返ってくる音に、ベードラのドスドスという太い音が時折確認できるようになった。
この効果のおかげで、ドラムの演奏が気持ちよくなった。
そのせいか、終盤にはベードラも「いつもよりたくさん踏んでま~す!」って感じででかい音で踏んでいた。
あえて教訓じみた言い方をするとすれば、
「ドラムにボーカルマイクをセットしたら、ベードラにもマイキングするべし」
モチロン、ハコ(ライブハウス)の規模が条件になりますが、メリーユーみたいにキャパも大きく、ドラムセットの位置が中心でなく吸音カーテンに囲まれているような場合には、どうしても低音がこもりがちなので効果が大きいのであります。
あとで録音した音源を聞くと、確かにベードラの音がはっきりして、ドラマーからすれば嬉しいサウンドだ。
ライブのあと、タクチャンが
「終盤はツインペダルがドコドコ鳴ってたよ」って話してくれた。

ところで、終盤の早い8ビートの嵐の中、ちょっと困ったのがこのマイスネアです。

今回は「冗談君」でした。
何がどうかといえば、バックビートを強く叩いていたので、一番手前のボルトが緩んできたのだ。

各ステージの序盤は、選曲はポップス中心なのでソフトに叩く。時にはリムショットはしない。
バラードは、クローズドだったりする。
後半からは全てリムショットなのだけど、曲の中でスネアの音色がだんだん下がってくるのである。
冗談君は13インチスネアなので、ちょっとだけ強めに締めると「スコーン!」と抜けた音が気持ちいい。
この絶妙なポイントが、曲の中で外れてしまうのである。
「スコーン」→「トンッ」→「ズダッ」→「ドシ」→「ベタッ」
終盤のロッキンロールは、アドリブの応酬で曲が長い。
こっちも目イッパイ叩いちゃうから、スネアのボルトも緩んでしまう。
万一ドラムソロなんか回された日にゃあ、フルパワーでスネア連打になりますから、ヘタをすると1本だけ抜け落ちんばかりに緩みます。
これは、ボルトの締め付けバランスが悪くなるとこうなってきます。
一度ばらして、締め付け直さないといけないでしょう。
これは、ヘッドもヘタってきている証拠だともいえるので、ヘッドを取り替えしてチューニングし直すこととしよう。
ま、ついでに大事なことを。
裏ヘッドチューニングも大事であります。
ついつい放かりっぱなしにして、裏のボルトが緩んじゃってることがあります。
レンタルスタジオのスネアなんて、緩んで抜け落ちちゃっていたりしますけど、自分のスネアはマメに点検しなきゃね。
いっぺん全部ゆるゆるに緩めて、均等に締めていきます。そして、けっこう強く締めます。そして、ほんの少しずつ緩めて音を整えます。最後に1本だけ緩めて微調整します。

自分のスネアの一番いい音を探し当てる。スウィートポイントを見つけたら、今度は外さないこと。
これも大切な条件ですね。
コメント (4)
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