駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

夢のようなドラムセット

2007年09月12日 | ドラム&パーカッション
自分はあまり夢を見ない。
本当は見ているんだろうけど、起きたときにあまり覚えていない。
だから自分はあまり夢を見ないといえる。
つまらない人間だ。
SF作家の筒井康隆御大は、数々の珠玉の名作を眠っている間に夢の中で作り出し、それを思い出しては作品としてこの世に送り出してきた。そして巨万の富をも生み出した。
夢を見ることができるというのはすなわち、大いなる才能であり財産であるのだ。
オレは夢すら見る才能のない、取り柄のない男だ。

でも、変な夢を覚えていることがある。
先週の日曜日の夜、実家に泊まった。
久しぶりに実家に泊まり、月曜日には病気の母を病院に連れて行くという状況で、いろんな不安と慣れない寝床ということで眠りが浅かった。
自宅では月曜日がゴミの日で毎回自分がゴミを出すのだが、今回は自分が不在なのでパートナーに任せるしかなく、それを夢に見た。
夢の中で自分がこう話している。
「冷蔵庫の中のしなびたナシと、解凍したまんまの肉も捨てなきゃ」
つまらないことを、やけにはっきりと覚えている。
これでは作品にもならないし、日記にも書けない。(書いてるけど)

他に、よく見る夢を見た。
夢のドラムセットの夢だ。
これはよく見る。
「あ、まただ」と思いつつ、なかなか心地よく夢の中に入る。
自分の欲しい、オリジナルのドラムセットを作る夢だ。
昔からよく見たが、時によって内容が変わる。
昔は、エイトブラザーズ(6~16インチのシングルヘッドタム8点セット)を並べた豪華なツーバスキットだったり、アクリル樹脂のスケルトンのジョン・ボーナム或いはヨシキ風のハードロック仕様だったりした。
この頃はヘビーなサウンドよりも、ハイスピードロッキンロールに向いたアタッキーなサウンドが欲しいと思うようになり、大分内容は変わった。

最近見る、夢のセットはこうだ。
バスドラは21インチ。タムは、11、13インチ。フロアタムが15インチの奇数口径セットである。
もちろんスネアは13インチだ。
21インチのバスドラは市販していない。市販品は20or22である。
通常、標準サイズは22インチが多いが、ちと持ち運びにはでかい。自分は20インチも持っており、サウンド的には全く問題ないけど、ちとパワーが欲しい。
そんなわけで、夢に出てくるのが存在しない21インチのバスドラだ。
タムも、11インチは存在しないが、日ごろから10インチと12インチの中間のサウンドが欲しいと思う。チューニングをある程度締めても高音になりすぎず、自分だけのサウンドが出せるような気がするのである。
そして15インチのフロアタム。この頃はこのサイズは市販しているようだが、自分は未経験だ。14じゃ物足りなく、16じゃでかすぎる、そんな時にはピッタリだ。
ハイハットは一般的な14インチでいい。
13インチは持っているが、サウンド的にパンチ力がないので標準サイズでいいが、欲しい音はやはりパイステの602サウンド・エッジである。
クラッシュは、15インチ、16インチ、17インチの3枚である。18インチはどっちつかずで宝の持ち腐れだ。
ライドは重すぎずに19インチだ。時にはクラッシュにも使えるサイズで、使用頻度は高い。
シンバルもやはり奇数サイズが大活躍である。
こんなありえないセットを並べて、ライブが始まるのか?
いや、ただセットを組んでぴかぴかに磨いているぞ。
人に見せびらかしているようだ。
自慢したいだけのようだぞ。
なんだかいけ好かないヤツだなあ。
あ、オレだった。

こんな夢を見ては、むひひひひ、などと寝言で笑うのだ。
どうだ、気持ち悪いだろう。
むひひひひひひ。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする