駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

祥子が「さちこ」で章子が「あきこ」と読むんだぞと。。。

2012年01月30日 | TVウォッチング
録画してあったNHKの音楽番組「SONGS」で、次に楽しみにしていたのが「由紀さおり」でした。
例のごとく、米国でアルバム「1969」が大ヒットして一躍話題となっておりますが、そのアルバムを聴いたわけじゃなく、見たことのない「ピンク・マルティーニ」とのライブ映像とあって、メチャクチャ楽しみにしていました。

実はオレ、けっこう由紀さおりのファンでして、TVでリアルタイムで「夜明けのスキャット」を聞いて、なんちゅうキレイな人でなんちゅうキレイな声だ、と感動したことを覚えておる。
その後、TVでの露出も多くて、ドリフ関連のお笑い番組によく出ていたし、つか、殆んどレギュラーだったよね。
そうそう、NHKの「お江戸でござる」もよく出てたなあ。伊東四朗に松金よね子。
歌手というよりも女優だったねえ。
その頃は、歌謡曲よりのお姉さんの安田祥子と童謡を歌っていて、すごい人気だった。
オレも大好きで、3枚組のCD買って聴いていました。
ニッポンの童謡は素晴らしいねと、改めて再発見させた功績は大きいね。
童謡もそうだし「トルコ行進曲」のデュエットも人気だったね。
パヤパヤパ~パヤパヤパ~♪
で、姉の「安田祥子」さんの読みが「しょうこ」じゃなくって「さちこ」で、由紀さおりのデビュー時の名前が本名の「安田章子」で、読みが「しょうこ」じゃなくって「あきこ」だったりして、ちっとも覚えられんのである。
まあ、オレが覚えなくても誰も困らんのですけどが。。。

ところで、番組の中で知ったんだけど、由紀さんは現在、また歌謡曲への思いが再び熱く燃えあがり、童謡を歌うのを休止しているらしいのですよ。
ま、とにかくこの世界的に注目される状況では、童謡を歌っている暇はないのでしょうが、あの美しい姉妹の歌声は、それはそれで終わっては欲しくありませんもんね。
きっとまた、これが落ち着いたらまたやってくれることでしょう。

てなわけで、番組を見ての感想。
由紀さんの歌声は言うに及ばず、「ピンク・マルティーニ」というバンド、素晴らしいですね。
ジャズバンド、というふうに聞いていましたが、何の、ラテンバンドじゃあないっすか。
彼女の歌声は聞き慣れたいつもの美しい声ですが、それを持ちあげるラテンのリズムが素晴らしい。
「マシュケナダ」や「真夜中のボサ・ノバ」などのラテン曲など、あの声にからむリズムが何とも心地良い。
特筆すべきは「ブルー・ライト・ヨコハマ」における軽やかなマンボが堪らなくシビれる。
オレ、申し訳ないぐらいにパーカス好きなので、コンガとクラベスなんかがリズムの中心にいると、それだけで心が躍り出すんだけど、こりゃたまらん。
今すぐにでもコンガが叩きたくなるのは困ったもんだ。
まあとにかく、「1969」って、オレが性に目覚めた、イヤ違う、音楽に目覚めた時だもんで、その~、なんちゅうか本中華。。。

何をごちゃごちゃ言っとるだん。
まあ、いっぺん聴いてみやーち。
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ピーかっちょい~

2012年01月28日 | TVウォッチング
27日の金曜日は、帰ったあとにバークレーに行って酒を飲もうかと企てておったのですが、思わぬ伏兵に阻止されてしまい、外に出られず。
仕方がないので、酒飲んで録画したTV番組を見まくるしかないか、と思ったんだけど、子供を寝かそうとしたら一緒に早寝してしまった。
先輩からのお誘いメールもいただいていたのに、それさえ気づかず失礼しました。
こんなんだから、お誘いが無くなっていくんだ。。。
ということで、ちょっと凹む。

しかし、おかげで早起きして、早朝より一人で音楽番組を視聴。
まずは、先日録画したNHKの「SONGS」から、ザ・タイガースの復活番組。
これは、ドラマーのピーこと、瞳みのるが復帰するということで、ちょっと見たかったんだ。
タイガースの解散と同時に芸能界を完全に引退して、40年間音信不通になっていたという。
バンド解散後、大学に入って高校教師となっていたということですが、その姿を見ると、なんとメンバーで一番若くてはつらつとしている。
年齢はもう65歳といいますが、現在も髪の毛もしっかりとあって(笑)、体は絞られていて、そしていい顔をしている。
もともと少年の頃も可愛い顔をしておられましたが、ステキなオジサン(失礼)でした。
それにしても、ジュリー(沢田研二)、タロー(森本太郎)やサリー(岸部一徳)は現在も芸能活動しておられて、その分苦労が多いのか、かなり年相応な姿(これまた失礼)になっているのに、一般人として生活してこのカッコよさは何なのだ、と感心するやら驚くやら。。。
そして、何より楽しみなのがドラムの演奏です。
往年の名曲、「僕のマリー」「モナリザの微笑」「君だけに愛を」「青い鳥」など、オレなんかもかつてどこかでコピーした事があるけど、勘と想像で演奏していた曲を、「ナルホドこうやって叩いていたのかあ!」なんて改めて感心して魅入ってしまう。
40年間のブランクなんて感じさせず、パワフルで素晴らしいドラミングは、「さすが元祖!」と唸らされました。
やはり、天性のスター性を持った方なんでしょう。

実はオレ、タイガースはあんまり好きじゃなかった。
楽曲にロック性をあまり感じなくて、ジュリーの歌声も歌謡曲としか思えなくって、それよりもスパイダースやカーナビ―ツ、ゴールデンカップスなど、ロックっぽいバンドが好きでした。
それでも、こうして4人の演奏を聴くと、ジュリーの歌声がやっぱりぴったり合うような気がして、ソロで歌ったりワイルドワンズとコラボで歌っているよりステキでしたねえ。
タローとサリーのコーラスがあるせいでしょうか、やっぱりザ・タイガースの歌声になっていました。
コーラス、やはり上手いしさすがプロの真髄って感じでした。
それと、バックにいるサポートメンバーがやっぱり上手い。
オレ、パーカッションがいい感じで入っていると、メチャクチャ盛り上がってしまう。。。
いやあ、いい番組でした。
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木曜日!

2012年01月26日 | 駄日記
1月26日(木)
今日は木曜日。
だからって、木曜日!って強調する必要はないやさ。
でもねえ、「やっと木曜日が終わった」って感じで、体がしんどいんだよね。
毎週毎週、土~日の休日ってあっちゅう間に終わって、
月曜日になると
「もう月曜日か~。。。がくっ。」
って感じで始まり、
「何とか火曜日も生きてるぞ・・・」
なんて必死で頑張り、
「うへ~、まだ水曜日かあ。。。」
と、トボトボ歩き、
「死んでたまるか、木曜日!あと1日」
なんて力を振り絞るわけです。
そして、やっと金曜日。
ライブがあればルンルン、なければないでウキウキ。
だから1週間って早い早い。
年とるのが早いぞ。。。
まあとにかく、嬉しい週末。
ところが、好事魔多し。
金曜日に限って仕事が山ほど来たり、クレームだのトラブルが多発し易いんだな。
マーフィーの法則じゃないけど、ライブの準備のために時間休で早退する寸前に限って、“帰宅直前にトラブルの電話が鳴る”なんてことがよくある。
浜松へ行かなきゃならないときは時間が勝負なんだけど、あっちもこっちもお客さんあっての商売ですからね、そうも言ってられない。
まあ必死。
汗ダクダクかいて片付けて、汗ダクダクで名古屋駅まで走るんだ。
それでもまあ、今まで何とかなってきたからいいようなもんですけど、ヒヤヒヤします。
さて、明日は何をしましょうか。
ライブないもんなあ。
また映画でも観に行きたいんだけどね。
久々にバークレーの「ステキなオヤジ達」に顔を出しましょうか。
オレ、久々過ぎてドキドキする。
どちらにしても、ウキウキの週末だ。

つか、この寒さで朝になったら大雪で出勤すらできなかったりして。。。
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オーロラ輝子

2012年01月25日 | 駄日記
1月25日(水)
詳しくはよく分かりませんが、我が国ニッポンでオーロラが観られるとかで話題ですね。
その時間は今現在過ぎたのかどうかも知らんのですが、気になるっちゃあ気になる。
どこで観られるかと言えば北海道限定のようですが、それでも、北極圏でしか絶対に見られんものが、我が国で観れるってのが奇跡だよね。
自分のこの目で見ることは無理にしても、そんな奇跡のような大自然の異変が、やたらと起こるってことが何だか怖くてさ。。。
でも、怖いもの見たさってものはあるね。
この頃、太陽でかなり大規模な爆発が相次いでおり、高エネルギー粒子が大量に放出されている云々で、条件次第では今日明日には観られる可能性があるとのこと。
しかし、その影響で人工衛星の通信が、この高エネルギー粒子に邪魔されて支障をきたすほどの被害があるそうだ。
この頃、地球が何かおかしいと思っているのはオレだけじゃないと思うけど、何やら、太陽系自体がおかしくなってきているのと違うんか。。。
なんて考えると、何だかゾーッとします。
ガクガクブルブル・・・

とか言っちゃって、オーロラっていうと、何となく昔のNHKの朝ドラに出てたあの演歌歌手を思い出す。
確か紅白に出たんじゃなかったっけ。
それがオーロラひでこ、だったか、てるこだったか思い出せないで、ネットで検索。
すると出ました。
「オーロラ輝子」でした~(笑)
ネット、便利だなあ。
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むむむ。。。

2012年01月23日 | 駄日記
1月23日(月)
今日、帰宅してポストを見ると電気料金の検針票があったんだけどねえ。
ショック。。。
12月20日から1月22日までの期間ということで、正月休みが入っているので金額がいつもより高いことは予想していたんだけど、何と毎月の2倍って。
わが家みたいなちっちゃいウサギ小屋で、電気代2万以上もかかるって信じられん。
このエコ時代に、何やってるんだって言う話で。
がっかし。
オレ、TV大好き人間なので、起きてるときはいつでもTV見ちゃうけど、エアコンと電気はマメに消してるつもり。
暖房は、今年の冬は灯油使うのやめてて、エアコンよりもコタツにしたじゃん。
その方が安上がりかなと思ってさ。
しかも、自家発電してて天気のいい昼間は殆んど電気代はかかってないはずなのに。
ってことは、どんだけ夜更かししてるかっていうことかあ。
コタツとTVがいかんのかな?
休日前って、コタツで寝転がってTVの録画した番組見ながら酒飲むの好きだもんなあ。。。
気付いたら、録画したやつとっくに終わっててね、最初のCMしか観てなかったりして。。。
コタツでうたた寝ほど幸せなものはないね。
周りからは嫌われるけどさ。。。
迷惑なんだよね。
うん。

分かってる。

やっぱり、オレか?
全然エコじゃないやつ。
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見れば見るほど観たくなる

2012年01月21日 | 駄日記
あ~、スッキリした。
行きたくても、なんだかんだとなかなか行けなかった映画館に、やっと行くことができました。
しかも、今までのようにお子ちゃまアニメじゃなくて、ちゃんと好きなアクション映画が観られて、満足。
そう、「ミッション・インポッシブル:ゴースト・プロトコル」観てきました。
面白かったなあ。
友人から「どえらい面白い」って感想を聞かされていたので、やっとその仲間入りができた感じ。
見たくてたまらなくて、ウズウズしてたもん。
映画はいいねえ。
やっぱりでかいスクリーンで、大音量に身を委ねる、日常から離れて芯から没頭する時間って嬉しいもんですね。
何とか手にした夢のような約2時間、気分はサイコーです。
しかしなんですねえ。
映画って、見れば見るほどまた観たくなります。
こまっちゃう。
へへへ。。。
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ロッキンロールしてますか?

2012年01月18日 | 駄日記
1月18日(水)
今朝、TVでスポーツコーナー見てたら、Dnaの中畑新監督の就任記念パーティーに、巨人の長嶋終身名誉監督と、元巨人の松井秀喜選手が出席していて、長嶋さんが何やらコメントしていて、ビックリしました。
オレ、別に巨人ファンじゃないつか、どっちか言うとアンチ巨人なんだけど、長嶋さんがお元気な姿っていうのは、TVで見られて嬉しい派なんだ。
言葉は聞き取りにくいけれど、しっかり発言しておられて、何だかホッとしました。
病気は違うけれど、闘病生活をされた王さんしかり、やはり歴史に残るような偉人って少しでも長生きして欲しいじゃんね。
元気そうな顔を見せてくれるだけで、どれだけニッポンの国民が元気を貰えるか。
ありがたい存在です。
王さんも、先日のサンデーモーニングの「喝!」のコーナーに出演しておられたし、元気そうでなにより。
オレの個人的な偉人は、昨日も書いたガッドさん、クラプトンさん、アピスさん、ベックさん、なんてキリがないかあ~。。。
それにしても、毎年暮れになると、亡くなった有名人の方の映像なんかが流される番組を観ていて、
「あ~そうかあ、この人もそうだった…」
とか思うけどさ、時は流れていくんだから仕方がないのは百も承知だけど、次々と好きな俳優や好きな歌手、好きなスポーツ選手なんかがこの世からいなくなってしまうのは忍びない。(好きな政治家ってのはいないねえ。。。)
今年の暮れにもそんな番組はきっと流れるんだろうけれど、今年の年末に自分はそれを元気に生きて見る事ができるのかなあ、なんて弱気なオレですわ。

ところで、長嶋監督と言えば、「セコムしてますか」だよね(笑)。
顔見ただけで、条件反射のようにフレーズが聞こえてきそう。
まあ、格が全然違うし第一CMじゃないけど、オレなんかが言うと、「ロッキンロールしてますか」って言い回しになるんだな。
話はいきなりじぇんじぇん変わっちゃうけど、「SOUL FINGER」など自分たちのメインのバンドは、R&Rやアメリカンポップスなどのオールディーズ系です。
毎月のライブでは、たくさんのお客さまがダンスをしたり、好き好きに楽しんでくださっています。
踊りたきゃ踊ればいいし、席でじっくり聞いて下さるのもこれまた最高ですし、決まりはないんです。
踊りたい人は率先して踊ってくださればいいし、聴きたい方は、じっくりと聴いて下さいな。
ダンスの方が盛り上がっちゃって喧しくて、聞きたくても聞こえないっていうのは、申し訳ないんだけどね。。。
それに、来たくてもいろんな都合でライブに来れないって方、それは仕方がないよね。
またいつか来てくださって、そして来て良かったって思って楽しんでくだされば、それでいいんです。
オレたち、ずっと出来る限り演奏していますからね。
それがオレたちのロッキンロールですわ。
そもそもオレが思うに、人生の生き方が前向きなら、それが個人的なロッキンロールだって思っています。
かっこ悪くても、ダサくても、目標に向かっているんなら、ロッキンロール。
お待ちしてま~す。へへへ。。。
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スネアは寝かせろ?

2012年01月17日 | スネア
先週のサイモンさんでのライブで使用したスネアは、これ。
赤いパールのワンピースメイプルで14×5.5インチ。
もう数年間、倉庫にしまったまんまで久々の出動でした。
このスネア、20~25年程前に買ったものですが(覚えてましぇ~ん)、当時はなかなか鳴ってくれなくて苦労した思い出があります。
お金のない時でしたから(今もだけど。。。)ものすごく期待していたんだけどね。
表裏チューニングしたりミュートしたりヘッドを変えたりして試したんだけど、想像した音じゃなくて、ひどく落胆したんですね。
それでも、当時のハコバンだったオールディーズバンドでは暫らくの間、メインとして使っていました。
しかし、店長から「そのスネアの音、今風過ぎない?」との一声で断念。
自分ではそれほど感じてなかったんだけど、ステージから離れて聴いていると、流行りの音というか、当時の最新のレコーディングなどに使われる音だったみたいです。
「そ、そうだったのか~。。。」ってな感じで、お蔵入り決定でした。
その後、何度か使ったことはあったんだけど、やっぱりピンと来るものがなくて、また倉庫行きでした。
で、今年の正月にふと思い出して、この可愛らしい赤いスネアちゃんと久々のご対面。
なんか、今回はいけそうな予感がしていましたが、案の定ノープレブレムでした。
ヘッドも新品の物を持って行ったんだけど、叩いてみて何ら全然違和感のないサウンドだったので、昔のまんまのヘッドで演奏しました。
かつて読んだドラムマガジンのコーナーで、あるプロドラマーが
「スネアは寝かせる期間があって、暫らく寝かせるといい音になる」
みたいなことが書いてあって、当時は
「う~む。。。」
みたいな感じで読んでいましたが、何だか信じられないけど本当にそんな気がします。
かといって、来月もこれで行くと、
「ええ~?こんなんだった?」
みたいなことになったりして。。。

スネアって、不思議です。
生き物ですね。
ウッドか、メタルか。
13インチか14インチか。
深胴か浅胴か。
オレ、いつまで経ってもそこのところで揺れ動いています。
憎いやつだぜ。へへへ。。。
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ケモノのように・・・

2012年01月16日 | ドラム&パーカッション
先週のサイモンさんのライブ、正月明け初で久々感があって、密かに思ったことは「ケモノのように演奏したい」という荒々しい欲望だった。。。
ケモノのようになんてさ、なんか性的欲望のような表現でちとヤラシイ感じですが、でも正直な話、ライブってそういうセクシャルな感覚がどこかにあると思いませんか。
やはり、魅せる立場と観る立場。
晴れの舞台のステージとウェルカムな客席。
お祭りでいうような「ハレ」の場所なのであります。
さらに言ってしまうと、お祭りでいうところの神殿とも言うべきステージ。
その場には、目いっぱいお洒落をした女性と男性が、気の入った人と誘い合わせたり見知らぬ人との出会いがあったりして。
そんな場で演奏できるわけですから、ワクワクドキドキします。
だからと言って、いきなり「ケモノのように・・・」はないだろうって思うそこのアナタ。
そうでもないんです。
性的なケモノっていうのも遠からずって思いますが、実に「ケモノのようなドラミング」は存在します。
例えば、かつてのWHOのキース・ムーンの破壊的ドラミングはどうだろう。
フル・パワーでビートを刻み、ライブの最後にはドラムセットを倒し、シンバルのガシャーンで幕を閉じる。
残念ながら若きフーのライブをこの目で見たことはなく、ライブ音源のCDなどで想像するにすぎないんだけど、ケモノのようにと感じる人もいるだろうし、眉をひそめて「何やってんの」と切り捨てる常識人もいたのでしょう。
オレなんか、何だかそっちの方の人の存在の方が気になってしまって、CDを聴いていても破壊音に酔いしれることができない人間なのであります。。。
小さいもんで。。。
ところが先日、ふと聞き直した大御所のガッド大先生のドラミング。
2001年のクラプトン・ライブのバッキングで再発見。
信じられないようなラウドなロックを演奏する、あのガッド先生のプレイは、まさにケモノそのものです。
オープニングから数曲のジャージーな曲などは、本来のガッド先生のお得意な世界だったりして普通に酔いしれるんですが、さてクラプトンのギターサウンドが歪んでくるやいなや、ガッド先生は激しいロッカーに変貌します。
例えば、クリームのジンジャー・ベーカーさんの場合、ロックの曲は始めから最後までガンガン行ってます。
まあ若かったからでしょうねえ。
ガッド先生って、落ち着き払ってますもん。
まあ、お歳もお歳ですけど。
それでいて、エンディング近くになると狂ったようなケモノと化します。
しかしそれが喧しくなく、その、徐々に、これでもかこれでもかとエキサイトしていき、しまいにはエクスタシーのエンディングに持っていっちゃう。
そうなんです、いっちゃうんです。
イカせてイっちゃうんですよ。。。
キャ~エロイ。

それにしても、2001年のあの伝説のライブからもう11年かあ。
すごいなあ。
年食うのは早いなあ。
改めて、今年も温故知新で勉強して、上手くなりたい。
ガッド先生もクラプトン先生も、波風あっての人生。
アル中やらヤク中やら、愛と別れと栄光と挫折。
そして、人生も終盤近くなってやっと手にしたこの素晴らしいサウンドと安住の地。
って、勝手に決めつけてますが。。。
お二人とも、人間国宝です。
まあ、とても及ばないですが、波乱の人生という、せめてエッセンスだけでも真似させていただけたらと。。。
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ドラムプレイを考える

2012年01月15日 | ドラム&パーカッション
1月14日(土)
毎月第二土曜日は、バークレーのブルースナイトがありまして、時々遊びに行っています。
昨日は、ドラム教室の後、新年会気分で飲みにいくつもりで電車で出かけました。
教室は今は遅い時間の生徒さんがいなくて、割と早く終わってしまうので、お店に行くとまだバンドは揃っておりません。
外は寒くて、ホットの焼酎を飲んで体を温めていますと、徐々にドンバマン達が集まってきます。
「あけおめ」とか言いながら、諸先輩後輩プレーヤーのにこやかな笑顔を見られるのはいいもんです。
皆さんとてもいい方たちばかり。
今回、自分は中村ご兄弟のバンド「KAZOO」でドラムを叩かせていただきましたが、その前にもうひとつ中内君にトラでドラムを依頼されました。
しかし、けっこう空きっ腹への焼酎が効いてしまって、久々のヤバいドラムを叩いてしまった。
酒を飲んでのドラムって、分かっているのに動かない、瞬間の判断が鈍い、など、飲酒運転と同じようなあかん症状であります。
これを過ぎて泥酔状態になってしまうと、もう本人はただ酔っ払ってわけも分からないけど、出してる音は聞けたもんじゃない騒音になってしまう。
今回はそんな泥酔じゃないので、演奏してるうちに徐々にアルコールが抜けてきて、2バンド連続60分近くやっているうちに覚醒していく感覚があって、それが案外面白かったなあ。
浜松のサイモンさんとか、クルマで行った時の演奏は必ずシラフなので、久々のこういう感覚がちょっとしたヒントをくれた気がします。
このブルースナイトでの演奏は、ギャランティが発生するわけでもなし、お客さんの多くが演奏者っていうところもあるので、とても気楽に楽しめる緊張感のない世界なんです。
お酒を飲みながら、自分も楽しく、観ている方も楽しく。
でも、さすがにアルコールに手足を縛られての演奏となると、普段の感覚に体が付いていかなくて、変なストレスを感じながらの演奏になっていることに気付きました。
やはり、演奏というものは、楽器というハードの前に、何はともあれ演奏者のソフトが第一であるっていうことなんだね。
スネアの材質がどうのサイズがどうの、シンバルがどうのタムがどうのと言う前に、やはり自分がしっかりしていなきゃいけません。
大事なのはここからで、お酒を飲む飲まない以前に、シラフでの演奏でどれだけ自分がしっかりしていられるか、であります。
例えば、何十曲も演奏するライブの時、どの曲も完璧に把握して攻撃的な演奏ができるのが理想、というよりプロならば当然なのですが、自分のバヤイはそこがヤバい。
どうしたものか、曲を勘違いしてしまったり、ウッカリポッカリがある。
何年もやっていても、同じようなミスを繰り返してしまう。
お客さんに明らかに分かってしまう程のミスはさほどはないにしても、自分自身で許せないこだわりのミスなどは数限りない。
そこをどうにかして無くしていくことが、今年のテーマである「洗練されたドラミング」に繋がることは言うまでもないですね。
“かっちょいいフレーズを身につけ披露する”
まあ、これも「洗練されたドラミング」に繋がることは確かなんだけど、それよりも必要なことがここにあるような気がした、という一日でした。

画像は、サイモンさんでのドラムセット「刃」君であります。
え?真面目か?
今回は、おふざけなしよ。
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