駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

1億あったらどうする?

2006年11月30日 | 駄日記
ちょっと前に話題になった飯島愛のブログみたいな表題っすけど、横領の話じゃありません。
このところ仕事で名古屋やら岡崎によく行くんだけど、電車で行くときには駅前を歩くことになって、必ずこの時期ならではの「年末ジャンボ~宝くじ♪」という歌が流れてくるのだ。
で、やっぱり例に漏れず、オレも窓口に並んで年末の夢を買うのだった。
宝くじ売り場で、オレの前には沢山の人が並んでいたりするんだけど、わりとおじいちゃんやおばあちゃんが多くて、お年寄りは動きがのろいのでなかなかオレの番が来ない。
それについては別に何とも思わないんだけど、既に仕事をリタイアした人たちだから、それぞれの年金で宝くじを買うんだろうけど、すごい枚数を買っているから驚くのだ。
オレなんか、いつも財布と相談して連番10枚、バラで10枚で合計6,000円が限度だけど、老人が連番で100枚とか買っていくし、メモを見ながら5万円、10万円と買っていく。
多分、自分ひとりで購入しているのではなく友人や家族親戚あたりに頼まれてついでに買っていくんだろうけど、すごい金が動くことに驚く。
要するに、老人の範疇に入って既に収入も年金に頼るのみとなっても、金は足りないということなのだ。宝くじに頼って一攫千金を夢見るのは、じいちゃんばあちゃんも自分の先行きが不安なんだろうし、自分の子供や孫の将来が不安なんだろうか。「自分は金はいらんが、息子や孫には何らかの財産を残してやりたい」みたいな親心かもしれない。
オレはくじ運は超ド悪いんで当たるわけはないと思うけど、つい買っちゃう。
あ、それでも昔20万円の当選宝くじ券を買ったことがあったっけ。当てたわけじゃなくて。
というのは、大昔に先輩に頼まれて仕事場の近くのタバコ屋で、自治振興ナントカというような宝くじを買って、自分の分と先輩の分を「どちらかいいほうを選んでください」みたいにして選んでもらったんだけど、自分のほうはかすりもしなかった。後日、先輩が「おい、お駄賃の一割だ」なんて2万円手渡されたからびっくりして、聞いてみたらどうやら20万円当たっていたそうだ。
金欠のオレは素直に成層圏に達するほど飛び上がって喜んだんだけれど、オレはくじ運がいいのか悪いのか?
やっぱ答えは、超ド悪い、だよね?。。。。。

もし、1億当たったら。
オレを苦しませ続けている住宅ローンを返済してとか、クルマを成金ベンツに替えてとか、そういう夢のないことは考えていない。
オレは、まず旅に出たい。(モチロン大好きな女の子と。ニャハハ)
キューバに行って、サルサにどっぷり浸かってみたい。許される限りの日数をコンガ叩いて笑って踊って暮らす。
沖縄に行って、琉球音楽と泡盛と豚肉を食って、ドラムを叩かせてもらいに夜な夜なライブハウスへ通いつめる。
全国の有名ライブハウス巡りをし、ニッポンのライブシーンを研究する。
う~む、1億はあっちゅう間だろうな。
でも、いい使い道だ。オレは使いきるぞ。むふふ。
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栄のど真ん中で日向ぼっこ

2006年11月29日 | 駄日記
またまた更新を怠ってしまった。
と言っても3日ほどだけど。
マメに見てくれてる人がいたら、ゴメンね。
オレの場合、昼間はしがないリーマンなんで、ブログ更新って平日は仕事から帰って何やかや済ませてから、就寝前の1~2時間しかやっている時間がなく、毎日続けることはかなり難しい。
だけど、日記ってちょっとサボって書かなくなると、すぐに3日、4日と過ぎてしまうので要注意だ。
まあ、ドラム関係なんて大して面白いネタでもないし、どこからも期待されてるわけでもないし、のんびりマイペースにやるかな~。

っちゅうわけで、写真は本日の昼休みのオアシス21だ。
今日は昼から名古屋・栄の真ん中にあるオフィスで仕事だったので、昼食に外に出かけ、食後午後の仕事の時間まであまりにもいい天気で温かいのでオアシス21のベンチに座って日向ぼっこした。
周りではベンチで弁当を食べるサラリーマンや、新聞を読むOL、観光をする外国人やら、携帯で喋っている女学生、走り回る小学生。
日向ぼっこする中年人(オレ)は、おもむろに携帯を取り出し、先に見えるラシックの観覧車を撮影した。

まことに平和でのどかな昼休みだった。
陽射しがきつくて、日焼けしてはお肌に悪いので、早々に退散して仕事モードに戻ったが、たまにはこんな快晴の中、大好きな女の子とデートしたいな、などと思う現役のオレなのであった。

このごろは名古屋にはあまり頻繁に通うことはないが、電車に乗るとき、オレは携帯で音楽を聞いているけど、携帯にはビートルズのアルバムから全300何曲が仕込んである。(しまった勘違いでした。後で調べたら全200何曲かのうち166曲しか入っていませんでした)
ビートルズは昔からずっと聴いている。熱烈なファンとかマニアではないので、それほど真剣に聞いてはいないけど、BGMとして聞き流していたり、また今回のように電車用に聞いていてもまだ飽きない。
もうすぐジョン・レノンの命日だ。
1980年12月8日。
今、先日本屋で見つけた「ジョン・レノン・ラスト・インタビュー」という本を読んでいる。
殺される2日前に行われたインタビューの翻訳本だ。ジョンとヨーコの夫婦漫才のようなやり取りが非常に面白い。
やはり、ジョンはインスピレーションの天才だった。
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狂熱のライオンライブ!

2006年11月25日 | ライブレポ
11月24日(金)
毎月最終金曜日は浜松銀座ライオンでのPOWDERライブである!で、12月の銀座ライオンでのライブは予定していないので、今年最後のステージだった。
つーわけで、もう11月も終わるんですね。つーことは、もう冬なんですね。でも、いつまでも秋が終わらない感じで涼しいけど寒くない。やっぱ温暖化かあ~。嫌な感じ。
ライブの場が熱いのはいいんだけど、冬の外気が温かいのは気持ち悪いよね~。。。。
てわけで、今夜の銀座ライオンも熱かったぜ!燃えました!萌え~
実に暑かったす。
ステージは照明が熱いし熱がこもります。こもりますと困ります。
ベースのターさん、頭上の照明が残り少ない髪の毛をジリジリと焼いてるようだ!って泣いております。
それ以前にビヤホールだから、ビールがビールが進む君用に室温設定が高いんだよな~。ひ~。
ってなわけで、1ステージから汗びっしょりのPOWDERメンバーでした。
今夜の銀座ライオンは、団体さんが少なく、いつものような若者の既に出来上がったヨッパ軍団がいなかった。どちらかといえばPOWDERの常連さん中心で、オレとしては演奏しやすかったな~。

演奏は、オレ自身は淡々と3ステージこなしていった感じなんだけど、非常にヤバイことが二つある。
一つは、このところメンバーの事情で(といってもオレが家族全員で風邪を引いて練習を一度休んじゃったけど)バンドの練習がさっぱりできていないので演奏のキレが悪く、新レパの1曲は全体にばらばらで苦しかった。久々の痛恨の失敗作、反省っ!
やっぱりバンド演奏はキレとコクとノド越しが決めてだ。違うか~。。
もう一つは、ライオンでのステージは演奏をしているうちに全体の音量が上がり、ライブ後半のロッキンロールで耳がやられてしまうことだ。
多分、急性難聴状態なのだろうと思うが、終盤にはモコモコと音圧のみが耳を痛めつけ、音程が聞き取れなくなってしまう。
オレはドラマーゆえ、長年にわたって2拍4拍のスネアの衝撃音を常に聞いており、いつ難聴になっても何ら不思議はないが、毎年の健康診断では至って正常で、ほんの小さな音もよく聞こえる。
ライブで耳が聞こえなることは実は昔もあって、一度は音程も何も理解できなくなって、演奏できなくなったことがある。その時もとにかくでかい音だった。だがその時も演奏が終わったらすぐに治った。
このごろは、その許容範囲が狭くなってきているような気がしている。これも老化現象なのか。。。。くぅ~
オレは新アイテムが欲しい。それは鼓膜を保護する耳栓だ。いい耳栓ないかな~。

さて、アイテムといえばオレのドラムセットには切り離せないもの。

ハイハットタンバリンであります。LP社のこのタンバリン、音がダークでいい音である。
ハイハットタンバリンを装着すると、左足の動きは非常に大きな制約が加わる。やたらにゴーストモーションでリズムを取ると、鳴らしてはいけないところで鳴るし、2拍4拍で鳴らしたり、4分音符で鳴らしているときは、正確に鳴らし続けることが必要だ。
オレは数年間、殆んどこのスタイルで演奏しているので気にならないが、はじめは難しいと思う。
使用したことのないアマチュアドラマーの皆さんも、ぜひ練習してみてください。きっといい練習になると思う。
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女のチューニング

2006年11月23日 | 駄日記
女をいかにいい声で鳴かせるか?
チューニングつながりでってか。。。
そりゃおみゃーさんよ、パーツを壊さんようにソフトにソフトにいじくる。
んで、潤滑油を注いでノッてきたらハードにハードにって、んなもん書けるか~っ。
つか結婚式の友人代表か?
次はまともに書きま~す
カンベンしてちょ。。。
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スネアチューニング

2006年11月22日 | スネア
現在、オレのメインで使用しているスネアサウンドを紹介するかな。
今、もっとも使用しているのは、ラディックのLM400だ。
世界的スネアの定番モデルである。一家に1台このスネア、っていうぐらいどの家にも置いてありそうな普通のスネアだ。
スティール製でサイズは14×5インチだ。ヘッドにはレモのCSコーテッドを装着して、明るいアタック音を強調している。
ウチのバンドは、ジャンル的にオールドミュージックがメインで、ロッキンロールでバンド全体の音量が上がる場合には、やはりスネアのスコーンとヌケる音色と音量は絶対必要になってくる。
そんな必要をいとも簡単に満たしてくれるのが、このスネアである。
チューニングのコツは、ややキツめに張ること。特にスネアサイドをキツく張るのがポイントだ。
すると、リムショットの音が「ペタ」という音から厚みが加わり「スコン」という音になる。また、CSヘッドを打面に使う事により、明るい甘さ成分が加わるのである。
ライブ音源を聴くと、リムショットのヌケが抜群で我ながら気持ちいいサウンドだ。

もう1台、よく使うのがパールのチャドスミスモデル。
これもスティールの14×5インチで、ヘッドはレモのスエードエボニーを使用している。何故このヘッドをチョイスしたかといえば、単にスネアのシェルの色が黒いからヘッドも黒い色にしたということと、ヘッドの裏面にドットが張ってあり、CSのようにサウンドに明るさが加わる気がしたからだ。
このスネアもけっこう張り気味にチューニングしているが、スネアのシェルにもともと甘み成分があるようで、カンカンに張りすぎると「キンキン」という耳障りな倍音が気になるので、丁度いいところを探すのは楽しいのだけど、面倒というか、ちょっと暴れん坊なスネアという感じである。サウンド的にも音量にも問題なく、とてもいいスネアだ。
今のところ、この2台があればロッキンロールバンドには何も問題はない。
いずれも中古で購入したものだが、このスティール製の2台がメインになっていて、ウッドは最近ずっと使用していない。
だが人間、飽きが来るという困った性癖があり、オレは次のスネアが欲しくてたまらない。欲しい機種は3つほどある。でもお金がない。宝くじ当たらない。ひ~。
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チューニングの秘訣

2006年11月21日 | ドラム&パーカッション
昨日の日記、読みにくかったな~。
句読点を打たない実験小説ってのは、過去にもいろいろあるとは思うけど、何と言っても筒井康隆ワールドは格別で、どんな題名でどんな内容かは忘れたけれど、メチャクチャ面白かったような思いが残ってる。
オレは昔の書籍を全て失っているので調べようがないので、どんな小説だったか誰か覚えていたら教えてください。なんちて。

さて、昨日の日記の続きになっちゃうけどドラムチューニングの秘訣について考えてみると、言葉で簡単に言い表せるものと、経験を積んでしか体得できないものがあると思う。
例えば、タムなどのチューニングはタイトに締めたらハイトーン、緩めならローだなんて言わなくても分かることなんだけど、ドラマーが丁度いいと感じる音程は、客席とか少し離れた距離から聞くと、割と低くこもった音に感じることが多いのだ。これは経験しないと分からないと思う。
例えばハイスペックなタムの場合、ローチューニングでは倍音が少なくて、どんなヘッドでも落ち着いた音がする。それはシェル自体がしっかりしていて嫌なノイズを発生させないからなのだけど、それをどんどん締め付けてハイトーンチューニングをしていくと、ヘッド自体から倍音が発生して気に入った音を探すのが難しくなってくる。だからヘッドも当然厚いピンストライプのように倍音が出ないものをセットして、低い音程で揃え、更にミュートをベタベタ貼り付けたりすることが多くなる。
そうすると、全体的に没個性な画一的な音になってくるし、ドラムのシェルの音がせず、ヘッドの音だけになってくるのだ。
また、ロースペックの外国産の合板セットだとか、国産ヴィンテージの材料不足時代のベニヤ板で作られたようなセットの場合には、シェル自体ガタがあったりしてノイズ天国である。

そこで、どんなチューニングがいいのかと考えるのだが、経験から言えば勇気を奮ってハイトーンチューニングにするべしだと言っちゃう。
録音したMDを聞いて思うのだけど、けっこうハイトーンチューニングしたつもりでも、録音したドラムサウンドは、何も高い音に感じず、ただヌケが抜群のタム本来のいい音がスコーンと聞こえるのである。
まあ、音楽ジャンルにもよるとは思うけれど、オールドミュージックが主なジャンルなオレは少なくとも張り気味にチューニングしている。
その方法はと言えば打面のヘッドを100とすると、裏ヘッドは100~120ぐらいでチューニングする。人によると、倍音が気になる場合は1本のボルトを緩めるとOK!という。
確かにそうだけど、オレは倍音OK!だ。所詮、倍音は近くで気になるだけで、客席では気にならない。
だが、マイキングの場合はやはりミュートが必要だと思う。PAの人が悩んじゃうので、迷わずガムテを丸めて1箇所2箇所と貼り付けましょう。
ティッシュをガムテで止めるのは、昔流行ったがそれではデッドになりすぎると思うので、オレは現在は丸めることにしている。

ちょっとまとまらないけれど、チューニングについてはドラマーにとって重要だし、自分でも整理しようと思うので、思い付く毎に書いていこうかなと思う。
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チューニングのおもひで

2006年11月20日 | ドラム&パーカッション
土曜日のドラム教室の空き時間に、ライブ音源MDを聞いたりそれにインデックスを付けたりすることがよくあるが、それは金曜日に定期ライブがあって翌日がドラム教室だという単純な理由からなんだけれど、最近はありがたいことにドラム教室に空き時間がなくなってきていて、そういう内職的作業をすることがなくなりつつあり、あっちゅう間に録音済みのMDがMDケースというかMDカバンの中に一杯になってしまって、それがいつどこで録音されたものなのか皆目見当がつかなくなってきてしまって困ったものであるけれども、だからと言ってそうも言っておれないので、いつでもヒマさえあれば内職的作業ができるようにと、ドラム教室にはMDケースというかMDカバンをいつも持って行っているのだけれど、久し振りに先週の教室の際に最初の生徒君がお休みだったので、沢山あるMDの中からその1枚を聞きながらMCの内容からライブの場所と日付けを読み取り、シールに書き込んだり曲順ごとにインデックスを付けたりしていたら、次の生徒君の時間になり、途中で止めたのだが、銀座ライオンでのライブ音源はドラムが近いので非常にクリアに録れており、オレのスネアのチューニングや、YAMAHA9000R-Dのドラムチューニングは非常にヌケの良いサウンドとなって、自画自賛ではあるがオレのロッキンロール魂を喜ばせてくれ、気分も高揚してきていて、なおかつ次の生徒君は高校生の元気いっぱい夢いっぱいという感じの生徒君なので、彼が来るとオレもその明るさに影響されて嬉しくなってくるんだけど、彼は彼なりに悩みがあったりして、それは、彼は自宅でドラムセットを置いて練習しており、それは非常に恵まれた環境で、しかも最近新しいドラムセットを購入したばかりで、シンバルのセッティングとかチューニングの仕方とかに悩んでいるという、とても羨ましい悩みなのであったりするわけであり、オレはそんな悩みについて、「とにかくあーでもない、こうでもないと口で言うより楽器をいじくってみなよ、たとえいじくり過ぎてぶっ壊れても、一つ何かが見つかったら大もうけ」みたいなことを言っているし、自分でもそれをやってきて、ある程度自信がついているのだけれど、その成長途中というか発展途上時期には周りのドラマーやバンド仲間からは「チューニングが下手クソ」だとか「すげー変な音のドラム」だとか「あいつのペダル、バネがガチガチで借りれたものじゃない」みたいにボロクソに言われたことがあったりして、「いらんことだバカヤロー」とも思ったことがあるけど、チューニングの悩みのドツボにはまるとなかなか抜け出せなくって、結構時間がかかったし、スネアやタムはいじくりまわし過ぎて穴を開けちゃったりして再起不能になったドラムも沢山あり、自分としてはあの今は亡きドラムたちのドラム生命と引き換えに教えていただいたチューニングの秘訣というものを、今後いかに継承していくかというのは大切だとは思うが、「自分で見つけろ」はないじゃーないですか?

。を付けないで書くと、書きにくく読みにくいということだけがはっきりした。

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セックスボランティア

2006年11月18日 | 駄日記
11月からオレはスローライフを心がけ、車通勤をやめた。
面倒ではあるけど電車通勤での楽しみもあり、ちょっとだけ寄り道をして駅前の本屋で新刊書などを眺めるのも癒しのひとときである。
そんな新刊の中に、この文庫本を見つけたオレは躊躇することなく買った。
そして帰りの電車の中で夢中になって読み、駅を乗り過ごしそうになったが何とか気付いて家にたどり着き、そのまま仕舞いまで読み切ってしまった。
この本はベストセラーになったので、読書好きの人はご存知だと思うし、購入した方も多いと思う。
だが、オレはこのセンセーショナルな題名の中にある重いテーマが引っかかり、読みたい気持ちはあるが本を買うまでには至らなかった。
そんな「気になっていたが買えなかった」本が、新潮文庫の11月の新刊として店頭に並んでおり、またハードカバーと比べ格安で買えるとあって、これはもう買うしかないと思ったのである。

読んでみて、やはりテーマは重い。
「性」は生きるもの全ての「生」の根源であり、切り離すことなど絶対できない。
だが、性の営みについては健常者が個別に極秘に行うものであり、手足の不自由な人たちが自然に発生する性の欲望は、始めからないものとして無視され続けてきたという。
人間にとって、性は神様の与えてくれた最高の喜びでもあり、最大の苦しみでもある。それは身障者であろうが健常者であろうが、永遠の苦悩だと思う。
もし、自分がある日突然全身が動かなくなり、妻や恋人もそれが原因で離れてしまって独りぼっちになって、しかし肉体は健全な性欲を持ち続けていたのならどうだろう。
手が動かなくて自慰行為すらできなくなれば苦しいに決まっているが、その苦しみを解消することは勿論、誰かに打ち明けることすらできないというのが現実であろう。
この件に関しては、ニッポン政府はどう考えているのだろうか。「福祉充実は最大の必須課題」と言ってはいるが、性の問題はわかってはいるんだけれど「見ざる聞かざる言わざる」を決め込んでいるのだろうか。
本を読んだところでは「寝た子は起こすな」というのが今の日本の現状のようだ。

どうやら海外にはその身障者の性について補助金を税金から捻出する仕組みがある国もあるらしい。
だが、その制度が完全に機能するのにはやはり大きな壁があるようだ。
それは心の問題だ。「感情」のコントロールである。人間である以上「性」に「恋愛感情」は当然結びつくし、割り切れないのである。
もし自分の恋人や配偶者がセックスボランティアをするとしたら抵抗はないか。
いくら割り切って「仕事」をしても、相手は感情を持つ人である。
何をどう考えてみても、これは非常に難しい問題だと思った。
そこにスポットライトを当てたこの本は、大いに考えさせる本である。
大人への性教育書だ。
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おこっぺちょう

2006年11月16日 | 駄日記
昨日の夜、TVを何となく見ていた。
NHKの「ガッテン」で大腸がんの番組をやっており、風呂上りのオレは甘ったるい缶チューハイをグビグビしながら「へぇ~、ガッテンガッテン!」などと感心していたら突然画面が切り替わり、「ピ~ヒョロヒョロ。津波警報です、津波警報が出ました。」なんてのがいきなり始まった。
「びっくりしたな~も~っ」(三波伸介ふうに)って感じで、わけも分からずに緊張してTVの画面に釘付けになっていると、特別番組はそこから延々と北海道の市町村の総務課や災害対策室長あたりとの電話インタビュー番組となった。

北海道の千島列島でM8.1の地震があったために、太平洋沿岸東部からオホーツク海沿岸にかけて津波警報、それから太平洋沿岸の静岡県にかけての広い地域には津浪注意報が出され、根室市、釧路市など、太平洋岸には21:10だったかに2Mもの津波が来るという。
13年前(ひえ~、そんな昔?)の北海道南西沖地震での奥尻島の津浪被害は、オレの脳裏に強く焼きついている。
こりゃおおごとだ!オレはゴックンとツバを飲み込んだ。
「沿岸部の住民の皆さんは直ちに高台に避難してください。」NHKの落ち着き払った女性アナのコメントが妙にオレを興奮させ、緊張した。

津浪注意報は静岡県まで指定されており、オレの妹の住む浜松市舞阪町も太平洋岸だ。
しかも、妹夫妻の住む家は玄関を出ればそこは港というまさに海の家なので、オレは心配して妹に電話をかけた。
「大丈夫か?」
「うん、遠いし大丈夫だら。まあ、死ぬときゃ死ぬだわね」
危機感ゼロである。

やがて21:10が過ぎ、21:30になったが、TV画面の北海道の港は静まり返っていて津浪らしい大波の情報は全く流れてこなかった。
「う~む」
被害が出ないことはいいことに決まっているが、津波らしき波が、大波小波、全くないというのもヒザカックンな感じだ。
TVでは「何時何分に○○町が、え~、そして何時何分に○○町が避難勧告を出しました。続いて○○町の総務課長の○○さん、現在の状況は?」などと次から次へ市町村のインタビューが続いていた。
22:00近くになっても「津波は予報時刻を過ぎてもやってくる場合があります。近くの方は直ちに高台に避難してください!」と言っている。
北海道の夜は寒いだろう。こんな夜に家族全員で身支度をして家を出るというのは、どんなに辛いことだろう。慌てるだろうし、悲しいだろう。
結果として、津波は40センチくらいの波が最大だったようで被害はなかった。
ヤレヤレ。地元の人たちはくたびれ儲けみたいなものだろうが、何事もなくて良かった良かった。津波予報のシステムも、巧く機能しているということだろうか。

避難勧告を出された市町村名を繰り返し紹介する中で、ちょくちょくと出てくる名前が印象強くオレの心に残った。
「おこっぺちょう」
「おこっぺちょう」
どこだ?どんな字を書くのだ?

寝るときには忘れてしまっていたが、朝起きたときに「おこっぺちょう」という名前が頭の中に残っていた。
朝刊には、被害がなかったせいか記事は全くと言っていいほど載っておらず、アレレ?昨日の騒ぎはいったい何だったんだ?という感じだった。
おこっぺちょうの場所も名前も載っていなかった。
仕方がないのでネットで調べてみると、おこっぺちょうは興部町と書くのだった。
あ~、いいな。いつか行ってみたいなおこっぺちょう。
夏には良さそうなところだろうな~。
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冬にも欲しい扇風機

2006年11月14日 | ドラム&パーカッション
どへ~っ、2日間放置しんぶんしてしもたー。
コメントサンキュ。でも返事省略!!!
皆さんごめんましょう。

サテ、写真は一体どのお方と心得る。
メリーユーのドラムブースの後ろに鎮座しておられる扇風機様であらせられるぞ!
頭が高い。控えおろうっ!・・・もういいって?
ちゅうくらいに有難い扇風機である。
今年の夏にタクチャンが手に入れて、POWDERのライブから正式に常設された(と思う)扇風機なのだ。
ドラムって、暑いじゃんね。汗かきます。
しかもPOWDERの衣装って、真夏でも長袖ジャケット着用です。しかもラメ入りだったりして。
ほんで、ドラムさんって一番後ろのベーアンやらギーアンに囲まれてて、熱気がホンワカホンワカ漂って来るし、壁に張り付いてるんで熱が篭もるちゅうの。
店では真夏はクーラーが効いてますが、寒い時期は逆に暖房が効きますよね。
つーか、メリーユーは夏の冷房効きが弱かったりして。
だから1ステージ終わると、脇ワキパンパン。
2ステージ終わると、背中ビタビタ。
3ステージ終わると、パンツズブズブという按配であります。
汚いって?すまんの。

そんな時に、メリーユーではコンパクトなドラマー専用扇風機を用意してくれました。ありがたいっすタクチャン。
スイッチは1.2.3と送風の強度が選べます。
いい感じの風の強さは、演奏中でも軽い送風がモアベターと思います。
ワタクシは、ライブ前半は弱の1、後半は中の2で設定します。
扇風機君の威力を、この気持ちよさを、あなたも君も体験しませんか?
ぜひドラマーになって、メリーユーのステージで体験してみてください。
って、一体何のこっちゃ。
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