自然学校では、地域コミュニティ活動として、雪のない期間に月に一回「作開げんき市場」なる活動をしています。作開は地域名で「さっかい」と呼びます。 青空マーケットなのですが、なかなか野菜は集まりません・・。専業農家からの出品はなく、現役引退した農家世代からの持ちよりです。 小さなフリーマーケットの開催されます。 地域内外交流というよりも、地域内交流の場となっており、近所のお年寄りが参加する寄り合いのようになっています。 普段はお互いの家が離れているので、集落ご近所といっても集まる機会がないので、この月一度の会はお年寄りの地域同総会のような感じになっています。
常連さんは10人ほどで、皆さん楽しみにしてくださっています。 時には遠方からのぞきにきてくださる人もいます。
「地域活性」とか「人口増加」などが毎日のように話題にされている昨今ですが、なにも大手に構えなくてもいいんじゃあないかなあと最近、とみに思います。 人口が少なくなった過疎地域に住める人が住めばいいんだと・・・。 しかし、年を取ると買い物が不便ですね。あとは病院が身近にあり通えるかだな。 10年で考えると私もひとごとではなくなりました。 集落内には92歳になっても自家用車を運転しているYさんがおり、「俺はゼッタイに事故を起こさない」と言っていますが・・、回りが心配します・・・。 しかし、自家用車がなくなると、極端に行動範囲が狭められます。一番近いコンビニであっても4km位離れていますからね。 病院も歩いては行けない範囲です。 田舎は交通手段がなくなったら、現状では暮らしが難しい。 かつては身近に日用品や食材を売る商店がありましたが、わが集落・作開にはすでに商店はありません。
地域の高齢社会においては、この地域交通か、地域商店か、どちらかひとつが存在していれば、なんとかなるかなあと、ぼんやりと思案しております・・・・。