高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

地域コミュニティ活動

2017-07-23 15:11:53 | 主義・主張

自然学校では、地域コミュニティ活動として、雪のない期間に月に一回「作開げんき市場」なる活動をしています。作開は地域名で「さっかい」と呼びます。 青空マーケットなのですが、なかなか野菜は集まりません・・。専業農家からの出品はなく、現役引退した農家世代からの持ちよりです。 小さなフリーマーケットの開催されます。 地域内外交流というよりも、地域内交流の場となっており、近所のお年寄りが参加する寄り合いのようになっています。 普段はお互いの家が離れているので、集落ご近所といっても集まる機会がないので、この月一度の会はお年寄りの地域同総会のような感じになっています。

常連さんは10人ほどで、皆さん楽しみにしてくださっています。 時には遠方からのぞきにきてくださる人もいます。

「地域活性」とか「人口増加」などが毎日のように話題にされている昨今ですが、なにも大手に構えなくてもいいんじゃあないかなあと最近、とみに思います。 人口が少なくなった過疎地域に住める人が住めばいいんだと・・・。 しかし、年を取ると買い物が不便ですね。あとは病院が身近にあり通えるかだな。 10年で考えると私もひとごとではなくなりました。 集落内には92歳になっても自家用車を運転しているYさんがおり、「俺はゼッタイに事故を起こさない」と言っていますが・・、回りが心配します・・・。 しかし、自家用車がなくなると、極端に行動範囲が狭められます。一番近いコンビニであっても4km位離れていますからね。 病院も歩いては行けない範囲です。 田舎は交通手段がなくなったら、現状では暮らしが難しい。 かつては身近に日用品や食材を売る商店がありましたが、わが集落・作開にはすでに商店はありません。

地域の高齢社会においては、この地域交通か、地域商店か、どちらかひとつが存在していれば、なんとかなるかなあと、ぼんやりと思案しております・・・・。

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International Team

2017-07-23 08:37:48 | 自然学校の日常

この夏も多くの海外勢が夏の長期体験村のボランティアスタッフとして集まって来ています。 感謝感謝の謝謝です。

台湾からは、実践大、清華大(旧新竹教育大)、静宣大と3つの大学から(単位)実習として、コニー、ニーナ、ドンドン、トニー(English name)、ペコ、そしてNICE国際ワークキャンプセンター経由で、スウェーデン、イタリア、ポーランドから、日本の高校生も参加しています。台湾の東眼自然教育センターのスタッフ研修生や日本で野外活動を積んできたサハラナムコもいます。

夏の黒松内ぶなの森自然学校のキャンプは、海外勢がいないと開催できないくらいに彼らに頼っています。自然学校のコアスタッフは、MJタツミがチーフディレクター、ちことくまが脇を固め、毎夏の参画を願う、ベテランのボーボー(久恒さん、ブログやfacebookでは Boh2と表記されます)、旧ねおすから、トミタもやってきます。 そして、忘れちゃあいけないのが、リーハン(明日、再来日ですが、果たして入管を通過できるでしょうかあ) さらには、強力なキッチン助っ人のおかばあやたろうさんも例年通りに参画します。初めて出会う人びとですが、そこはチームワークでカバーします。すでに来日来校3,4日目ですが、いい感じになっています。

夏の長期村は、もちろん、日本の子どもたちの自然体験・生活体験の場づくりではありますが、若者の協働体験の場でもあります。一ヶ月の間、黒松内ぶなの森自然学校は、夏だけに現れる「大家族・コミュニティキャンプ」であります。

今日は、地域コミュニティ活動「作開げんき市場」開催です。

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象徴としての天皇

2017-07-22 11:08:52 | 日記

ちょっと意義深い言葉をみつけたので、ブログに記録しておこう・・・。

***

昨年の夏、「高齢譲位」に言及した陛下のおことば

 

私はこれまで天皇の務めとして、何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ることを大切に考えて来ましたが、同時に事にあたっては、時として人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思いに寄り添うことも大切なことと考えて来ました。天皇が象徴であると共に、国民統合の象徴としての役割を果たすためには、天皇が国民に、天皇という象徴の立場への理解を求めると共に、天皇もまた、自らのありように深く心し、国民に対する理解を深め、常に国民と共にある自覚を自らの内に育てる必要を感じて来ました。

 

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夏を乗りきろう

2017-07-22 10:21:01 | 日記

今年こそは、しっかりとトレーニングをして夏に臨もうと意気込んで、一時はランニングをしていたのですが、三日坊主以上は続いたものの目標としていたことに達せずに終えてしまい、気がつくと、長期ボランティアも集合して、事実上、夏の長期体験村がスタートしてしまったなあ。 長期中に過去2回のぎっくり腰、1回の脱出性ヘルニアをまさしく体験し辛酸を舐めているので、腰は大用心だ。 昨年は、海プログラムで磯場を歩き泳ぎしている最中に両脚を攣ってしまうという災難もあった。体力が落ちているのはいなめない・・・。 事前に一回も登山もしていないしなあ・・・。 まあ、無理をして、かえって若いスタッフに負担をかけてもいけないし、かといってぐたぐたと休んでばかりもいられん立場だしね。

かつて、今もだが、「伝説のキャンパー・Takagy」を目指していた。 先頭に立ってみんなを引っ張るのでなくて、歳とともに、キャンプの風景に同化してゆくのだ。居て当たり前だが、居なくても物事は進んでゆく。あえて認識もされない。しかし、「あれ、たかぎぃはどこにいるのかな」とたまに気にされる存在ね。

例年、校庭にテント張って、野外生活を始めるのだが、億劫になったのか、今年は開始していない。こんなとこにも老いが出てるんかなあ。

若いモンをもう少しちゃんと構おう。基本、若手に運営を全権移譲しているが、嫌がれない程度に伝えたいことは伝えてゆこうとも思う・・、ので、よろしくね。

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2017夏の長期村

2017-07-21 09:55:55 | プログラム 子ども

このところ、しっかりとブログを書いていないなあ。 Facebookの投稿は多いのですが、まとめてゆっくりと日記を書く事を怠っております。日々から感じる思いや意見はやはり、ちゃんとデスクについてデスクトップパソコンでボードと画面に向かわねばならんねとは思うのですが、一日一日が過ぎ去るのが早い。 だからこそ、再びルーチンにして我が身を振り返る機会としないといけないね。

さて、そうこうしているうちに今年の夏の長期村がスタートする時期となりました。 すでにコアとなるボランティアスタッフが集合し、自然学校・2017夏の長期村の住人は20名を超えた合宿体制となっています。 台湾勢が多勢で、3つの大学からの実習生、東眼山自然センターからの研修生、NICEメンバーはイタリア、ポーランド、スウェーデンから。今年も国際色豊かです。

日本の大学生は集まりません。この原因は、まず、大学の講義が7月末まであり、試験が8月上旬というのが、全国的に定着してきているようなのです。はたまた、ボランティアワークということに日本の大学生はあまり熱心ではない・・・?という気もします。一方では、日本人高校生の長期ボランティアがチラホラと現れてもいます。 大学生・大人にまじり、こういった活動に参加する高校生をたくましく、まぶしく思います。

本番スタートは、27日。 ディレクター陣を固める、Bho2や富田君、キッチンのおかばあ、あきさんも近々合流します。子供たちも各週20人を超えているので、総勢50人を越える大家族コミュニティが開始されます。

 

 

 

 

 

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さよなら

2017-07-14 09:57:03 | 日記

中国ハルピンのTime Kingdam ローリーさん一行の視察ツアー最終日。小樽でお別れをしました。りーはんもいったん帰国です。(再入国できるかが微妙ですが)

ローリーは中国で子どもの職業体験のテーマパークをインドアで経営していますが、将来、アウトドアーな自然学校を開設したいと考えており、旧ねおす系自然学校活動や自然保育を特徴としている札幌の幼稚園を巡りました。

7/4  千歳空港で一行ピックアップ 黒松内泊

7/5-6  黒松内ぶなの森自然学校受け入れの銀山小学校の宿泊体験活動を視察

7/7     イコロの森へ移動。 木工体験、夜は上田深夜食堂で鹿肉BBQ イコロの森宿

7/8     森のようちえん活動  イコロの森泊

7/9      千歳ママチ川での水活動  札幌定山渓の自然村へ移動

7/10    札幌まるやま自然学校のプレイパーク活動見学  南区森の幼稚園、 ともえ幼稚園見学 定山渓泊

7/11    札幌まるやま自然学校ここいく活動見学、 小樽自然の家へ移動 小樽泊 

7/12    宮ケ丘幼稚園見学  おたる自然の家へ  小学校受け入れの炊爨活動、キャンプファイアー活動、 

7/13    帰国の途へ

中国へ帰るとインターネットの制限があるので、連絡が取れなくなるので、寂しい限りです・・・・。 また、会おう、すぐ会おう・・・。

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幼稚園巡り2

2017-07-13 15:53:12 | いろいろシゴト

中国ハルピンの Time Kingdamのローリー社長との視察ツアーは、札幌市内の幼稚園も巡りました。

札幌宮ケ丘幼稚園は、自然保育の先駆的な幼稚園です。園庭には、小川や林が上手にランドスケープされており、馬も飼っています。安全に管理できる多少のリスクもある理想的なロケーションだなあ。 

自然保育はもちろんですが、一般幼稚園らしい設定保育も充実している様子でした。

水泳指導や午後には流しそうめんをしていました。 この幼稚園の特徴としては、常時、保護者の参観を開放している点にあるかと思います。今日も大勢のママたちが子どもたちの様子を見学、写メを撮っていました。

幼稚園事業は私のやりたい仕事のひとつでもあったが、もうチャンスはないかなあ・・・。

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幼稚園巡り

2017-07-12 13:39:15 | いろいろシゴト

7月10日。 定山渓にある札幌市が経営する自然の家のロッジに2泊。ここは初めて使わせて頂きましたが、キャンプフィールドとしてはいい感じでありました。 ローリー一行としては、私たちのような自然学校だけでなく、施設も巡りたいとの意向なので、ここと小樽自然の家にも宿泊予定をしています。 登別フォレスト鉱山はローリー社長はすでに体験済でした。

10日は、札幌まるやま自然学校が協働運営する円山プレイパークを午前中に見学。 公園利用の現場でした。プレイパークはもう30年以上前に東京ではじまった都市公園利用の活動ですが、全国に推進する協議ネットワークもできて、札幌でも開催場所は10以上あるようです。 まるやま自然学校でも札幌の円山公園の一角を専有利用させてもらってボランティアさんを中心に定期的に開催をしています。 札幌市主催の講習を受けたプレイリーダーという人が二人、安全管理するように補助金で配置されているようでしたが、実質は自然学校や複数のコアボランティアさんで運営されているようです。 子どもの遊びが促進できるような、道具資材が点在されており、親子ずれや学校帰りの子どもが自由に無料で参加できます。

午後には、南区にあるその名も「森の幼稚園」という私立幼稚園を訪問。 ここは、「森のようちえん」推進活動とは特につながっているわけではなく、幼稚園の名称そのものが、「森の中にあることで」森の幼稚園。 モンテッソリー教育手法がコアで様々な教具があることに感心しました。

トモエ幼稚園へも訪問。 ここはねおす創立時期と同じ頃の開演。主催活動で園全体をお借りして宿泊体験活動をしたことがありました。 園長の木村さんもお元気現役でした。開口一番、「もう幼稚園は卒業しました。今は家族のコミュニティの場です」初めてお伺いした当時も、親御さんやボランティアはウエルカムなオープンな園でしたが、すでにその域を超えています。親子で当園してくる、夕方は放課後児童保育もしている、登録園児は80名位らしいが、園児というよりも家族で登録しているような感じで、かず多くのお母さん、お父さんが来ていました。 お仕事も持ち込んで園舎でしている方もいました。 こういうコミュニティ型園を望む親はやはり昔よりは少なくなりつつあるようですが、確実に続いていました。 私にとっては理想的なコミュニティ空間なのですが、あたしには木村さんのような人徳はないからなあ・・・・創り出せないなあ。

アオダイショウを室内に入れて遊んでいる子どもたちがいた。これはちょっと疑問だったなあ・・・。 最後には小さな虫かごに押し込んでぶら下げていた。 さすがに虐待に近いと思い、「かわいそうだよ」と口出し感想をしてしまった。子どものあそびココロ自主性に任せるにしても、嫌いな人もいるのだから、自然と規制がかかる雰囲気がないのかなあ・・とも感じた。

 

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いぶり自然学校訪問

2017-07-10 17:38:54 | プログラム ガイド

一日目は、イコロの森を使った「KOROKKO 森のようちえん」に参加。 地域のママさん、学生さんも参加した協働体制が上手にできあがっていました。

二日目は主催活動で、支笏湖から流れ出るママチ川での川遊び。連日30度を越える暑さが続いていますが、川の水は痺れるくらいに冷たかった。 いぶり自然学校は、専従がふたりという小世帯ですが、じょうずに協働体制を作っているところが特徴です。黒松内でもできればと思うのですが、苫小牧という比較的大きな都市ならではかもしれません・・・。 いやいや、努力不足ね。

 

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いぶり上田深夜食堂

2017-07-07 20:53:33 | プログラム ガイド

キッザニアご一行のエコツアー3日目は、苫小牧のねおすグループ・いぶり自然学校へ。 一日目は木工体験。

校長の上田さんが凝り性で、「木育活動」が大掛かりになってきて、木工機械も集中中。この日のプログラムは木工体験。すでに縦引きしてある板材を選んでカンナをかけます、さらにサンドペーパーをつかってカッテングボード(つまり、まな板)へ磨き上げるという作業です。大掛かりではあるけれど、作業は単純で誰でもできるところがいい。このボードは、夜のディナーで鹿肉ステーキをのせるお皿ともなりました。

二次会は室内へ。 上田シェフの姿は人気番組「深夜食堂」のようでありました。 うえだ、やるね。 エコツアーに十分に耐えらえるサービスでありました。

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