海外からのボランティアの到着から数えると1ヶ月にもなる夏の子ども長期体験村がついに今日終了します。 おりしも終戦記念日。昨日、現総理大臣の安部某より、戦後70年総理談話が発表されました。
中でも気になったのが、「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」と強調した部分でした。 ここ長期村の活動とは直接、それこそ関わりのないことですが、閉村式を前にして、この安部談話、終戦記念日、目の前にいる子どもたちがごっちゃになって重なっている私です。 終わりの言葉で何を話そうか・・・。
「平和とは」と、大上段に話すか。
平和とは、今、足元の日常の小さな安泰(衣食住が満たされて、楽しく知的に肉感的に刺激のある毎日)の積み重ねでしかないと私は考えています。 この長期村での生活は、多少の揉め事やアクシデントもありましたが、平和なワンダーランドです。突き詰めれば、自分でつくる、皆といっしょの「平和で刺激的な生活づくりの練習の場」だと私は考えています。
台湾、マカオ中国、ロシア、チェコスロバキアからもボランティアが来て子供達と一緒に活動を共にしました。彼らのことも忘れないでほしい。遠い母国から離れて、君たちと一緒に過ごしたことを。 みんな20歳前後の若者だよ。 小学5年生の君は10年もたつと彼らと同じ年だ。その時に同じようなチャレンジができるかい? できると思うから、ぜひトライしてほしい。 中国や韓国、東南アジアをぜひ訪れてほしいな。これからの日本は、アジアの国の中でどのように立ち振舞ってゆくかがとても大事だ。だから若いうちに自分の目で耳で身体で体験的に知ってほしい。
私自身も、これからは1年1年、どこまで、いつまで夏の長期村をやってゆけるか・・、みんなが成長してゆく様子をそばで見ていたいので、また、来年も頑張るぞ・・・。
ってなことかな。