高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

夏長期終了へ

2015-08-15 10:04:23 | プログラム 子ども

海外からのボランティアの到着から数えると1ヶ月にもなる夏の子ども長期体験村がついに今日終了します。 おりしも終戦記念日。昨日、現総理大臣の安部某より、戦後70年総理談話が発表されました。 

中でも気になったのが、「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」と強調した部分でした。 ここ長期村の活動とは直接、それこそ関わりのないことですが、閉村式を前にして、この安部談話、終戦記念日、目の前にいる子どもたちがごっちゃになって重なっている私です。 終わりの言葉で何を話そうか・・・。

「平和とは」と、大上段に話すか。

平和とは、今、足元の日常の小さな安泰(衣食住が満たされて、楽しく知的に肉感的に刺激のある毎日)の積み重ねでしかないと私は考えています。 この長期村での生活は、多少の揉め事やアクシデントもありましたが、平和なワンダーランドです。突き詰めれば、自分でつくる、皆といっしょの「平和で刺激的な生活づくりの練習の場」だと私は考えています。

台湾、マカオ中国、ロシア、チェコスロバキアからもボランティアが来て子供達と一緒に活動を共にしました。彼らのことも忘れないでほしい。遠い母国から離れて、君たちと一緒に過ごしたことを。 みんな20歳前後の若者だよ。 小学5年生の君は10年もたつと彼らと同じ年だ。その時に同じようなチャレンジができるかい? できると思うから、ぜひトライしてほしい。 中国や韓国、東南アジアをぜひ訪れてほしいな。これからの日本は、アジアの国の中でどのように立ち振舞ってゆくかがとても大事だ。だから若いうちに自分の目で耳で身体で体験的に知ってほしい。

私自身も、これからは1年1年、どこまで、いつまで夏の長期村をやってゆけるか・・、みんなが成長してゆく様子をそばで見ていたいので、また、来年も頑張るぞ・・・。 

ってなことかな。

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203cm

2015-08-14 12:14:29 | プログラム 子ども

井戸掘り機の弁が不調なのか、あまり泥水が吸い上がらなくなりましたが、それでも意外に掘り進みます。203cmにて時間切れ。終了。

このままにはできないので、自然学校の大人(おれ??)で引き受けて、今後も掘り続ける予定です。 来年の夏には、きっと立派な手押しポンプの井戸ができあがっていることと思います。

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打ち抜き式井戸掘り

2015-08-14 12:13:09 | プログラム 子ども

夏の長期子ども体験村の終盤で2泊3日の子どもチャレンジプログラムにて井戸掘りをしています。本日は、2m近く堀り進めましたが、まだまだ。 最初の70cmは硬化した硬い茶色の粘土層。そこまでは人が2人は楽に入れる大きな穴を掘り、そこからは特製道具の打ち抜き井戸掘り器を使っています。

工事場所は湯別の湯の近くのコミュニティふぁーむのプレハブ小屋の横です。小さな谷がすぐ横にあり、夏枯れしてますが伏流していることはわかっています。その高低差を考えると水脈層は、3から4mでしょう。手堀で縦穴を160cm程掘った後は直径15cm程の穴を移植スコップで掘り塩ビ管の井戸枠を挿入。ここに水を注入し、上から弁の付いた道具と改良した長柄移植スコップでグシャグシャと土を泥化させて少しずつ汲み上げるという、「打ち抜き井戸掘り」という工法でやっています。少しずつなのですが、意外と掘り下がります。

昔の人はいろいろと工夫しながら、こうやって地層を打ち抜いて水脈へ到達させていたのでしょう。

ISKは、「おれぇ、井戸掘り、なめてたぁ!」と弱音をはいとりますが、昔の人もいろいろと工夫して井戸を掘っていたんだろうなあ。

ちなみに今朝の朝食は、お疲れからか、なかなか準備されずに9時近くになってしまいましたが、ご飯に塩もみキュウリと沢庵のみ。これも開拓並みだなあ・・・。(白米ではなかったな・・・)。

 

 

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生き物係りの仕事

2015-08-12 07:28:12 | 日記

 「ジェット・タカギィ~~!! 起きてぇ~~!」 寝床の真上の窓で子どもたちの大きな声。夏の子ども長期体験村も18日目。今日からチャレンジコースのチャレンジプログラムスタート。年少の子どもたちのやんちゃっこコース3泊4日はさよならの日です。お天気は今のところ快晴。暑くなりそうです。

滞在中の子ども達には、朝のお仕事を手伝ってもらっています。 「畑係り」は自然学校内の自然農園のような畑の収穫や水遣り、「整備係り」は薪の整理やボートの移動など自然学校周りの環境整備、そして、生き物係は、グラッチェやペロの犬、鶏のコケ(一羽だけになっているのでコケッツではない)の餌やりです。 毎日、刈払機で草を刈るBoh2を始めスタッフも働いていますが・・・、 アタシは朝食に合わせて起きてくるという、校長特権、別格扱いを許してもらっていますというか・・・、「仕方がない」状態でおります。 全国各地で開催されている自然体験キャンプでは、校長責任者が率先して起きているんでしょうね・・・。  長期村では、私自身がなくなってしまっては寂しい・つまんないなあと思ってもらえるような「風物」のひとつになることを目標としているので、まあ・・、特権として許してもらっているようなもんです。

そんなアタシですが、長い連日のプログラムなので、歳のせいにはしたくはないが、疲れが取れず起きられない状態にあります。(野外で寝ていた方が起きれる・・・)。 さすが、朝食が終わってからの登場では格好が悪いので、毎朝、キッチンにいるMRKさんに家電話を鳴らしてもらって、目覚ましをしてもらっていましたが・・・、なんと、

「たかぎぃを起こすことを、生き物係りの仕事にしてくれない」という、大胆な提案がMRKさんからなされ、しかるに、今朝から、子どもたちの「生き物係り」の仕事になったのでした。 

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チャレンジ計画開始

2015-08-10 10:38:47 | プログラム 子ども

3週間滞在の子どもたちのチャレンジの最終週が始まりました。 かつては30人を超える子どもたちが3週間にそれこそチャレンジしていましたが、昨今ではなかなか集まらず、今回の参加者の小中学生は6人だけとなりました。それに加えてボランティアとして参加しているかつての参加者であった高校生が2名とこじんまりとしていますが、今日は2泊3日の計画づくりの一日です。 自分のやりたいことに向き合う真剣な遊びです。

日程、食糧、装備計画もこれまでの経験を元にしながら会議を積み重ね、徐々に具体的にしてゆきます。この計画からがチャレンジです。企画されたことを基本にしながら、ディレクタースタッフ陣が助言をしつつ、挑戦性を高めてゆきます。 それでも、基本計画を立てることは小学生にとってはとても難しい作業です。 ここから何分車でゆけば予定地にゆけるか、朝は何時に起きて食事をつくり何時から行動すれば、どこまでゆけるか、あるいはどこまでできるかを推測しなければなりません。 団体装備の持ちものはこれでいいのか・・・。頭を悩ませます。

17時作業終了 18時夕食、 ・・・1時間で作れるの? 何を作る予定? とディレクターから突っ込みが入ります。

移動に車を使うの? バスの時間を調べてみたら?

19時から「笑い話?」という日程もあります。 ・・・・なんだこりゃぁ。

夕方になり8人に対して、3チームが形成されてきました。

連続ご来光登山チーム ・・・選択プログラムのアンヌプリ早朝登山でご来校が拝めなかったので羊蹄山と尻別岳での連続ご来光を狙います。

川の生き物調べ・・・ひとりだけなのですが、どうしてもということなので、ひとりのためにスタッフ3人の豪華構成

井戸掘り隊・・・・ 打ち抜きという方法で、コミュニティファームに井戸を掘ります。

 

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2015-08-10 10:29:27 | 日記

自然学校の子ども活動には2つの掟があります。 この2つの掟が憲法のようなものです。

ひとつめは、「子どもは大いに遊ばねばならぬ」 

 こんなルールを明確に掲げている野外自然活動団体は希じゃあないかな。別キャッチコピーは、「全開遊び」です。 自分を自分で遊ばせることができる大人になってほしい。遊びにも計画性がある真剣さを時には求めます。昨日からスタートしているチャレンジプログラムはその最たるものです。

一日目はフィールドワーク(これまでの2週間で体験していないことをします)今回はロックビーチウォークでした。 磯場を泳いだり海岸を歩いたり約4Kmを半日かけて通過しました。 夕方にはミーティング、何をしたいか頭を整理する時間

本日二日目は、計画づくりです。 グループづくりと行動・食糧・装備計画づくり

三日目 準備。 必要に応じてトレーニング

そして、四日目から2泊3日で自然学校から外に出て活動します。 1週間かける真剣な計画的な遊びです。 

 

ふたつめは、「だれかの役にたつこともやらねばならぬ」

長期村は団体生活の場でもあります。 何かしら全体のため、誰かの役にたつこともしてゆこうというスローガンであり実践をさせています。

トイレのスリッパを揃えることでもいい、喧嘩の仲裁にはいることでもいい、生活がよりよくなるように行動しようよね、という掟です。

 

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国際交流

2015-08-08 12:06:35 | プログラム 子ども

昨日の40Kmウォークには、黒松内・寿都教育委員会主催の夏休みキャンプの子どもたちも参加しました。 今日は、自然学校に滞在中の外国人スタッフ達との国際交流の時間をもちました。

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12:00 とあべーる

2015-08-07 12:07:24 | 日記
黒松内道の駅で休憩中の面々。ここで約半分の20kmです。足が痛いとの訴えも。
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順調です

2015-08-07 08:21:45 | 日記

静狩の砂浜から峠をひと登り、約5km地点を1時間前後で続々通過中です。ここから黒松内町。
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スタート

2015-08-07 06:30:29 | 日記

夏の長期村での太平洋から日本海への40Kmウォークが開始されます。 天気は曇り。歩くにはいい日より。

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