高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

砥石をつくる

2010-07-02 16:16:25 | プログラム
 両刃、片刃、のこぎりの目先の小さな刃の違いなど、「切れ」を生み出す刃先をよーく観察することから、セミナーは始まりました。

 小刀で鉛筆を削る。若い人は鉛筆を削る機会も少なくなっているので、この作業でもけっこう技術の差がでます。実際に子ども達や若い人と行う「箸づくりのプログラム」は、鉛筆削り体験から始めた方がいいな、と感じた次第。

 その大事な刃先をうみだすために、刃物研ぐのですが、今回は、その作業に使う「砥石」から製作しました。 砂岩質の石を近くの河原から拾って来て、ブロックの上で摺り平らにしてゆきます。

 身近な場所に、砥石の材料があるなんて、「へぇ~」という気持ちは、私にもありました。いかに、生活と自然が離れてしまっているか・・

生活に関する仕事、家事に裂く時間が少なくなる、便利になると、他のことに時間が使えるようになります。これは、あまり家事をしない(すいません・・私です)男が書いても現実味が薄いですが・・・

一方、ずいぶんと便利になりすぎると、自分の身辺で、自分の生活そのものを楽しみたいという欲求も出て来ているのが、「今」なのかもしれません。

与えられたもの、食べ物を得るのではなくて、「自分で○○してみたい」 リアリティへの欲求。 けっして数多くはないかと思います。(それでいいとも思います)しかし、若者の間に増えてきている実感は、私にあります。
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