高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

イエティ6月

2016-06-26 13:39:56 | プログラム 子ども

子どもの自然体験活動「イエティくらぶの6月例会」が6月25-26日に開催されました。 イエティくらぶの歴史は北海道自然体験活動NEOS時代に遡ります。 当時、学校が月に一回第2土曜日が休みとなりました。それを機会にして、週末に1泊2日の自然体験活動がスタートしました。 基本はテントを持ってのキャンプ活動。札幌近郊の車で行ける距離、最大約90分の範囲で開催していました。 宿泊型体験活動を実施していたのは、札幌でYMCAともうひと団体くらいしかおらず、ちょうとYMCA圏内にあった当時の我が家中心に手撒きでチラシをポスト投げ込みをしたりし、足で稼いだなあ。 当時の実の子どもたちが 小5、小3、小1くらいで、初めてのイエティくらぶは、長沼のハイジ牧場に、次女と近所の少年を連れて行ったのが始まりでした。その後も子どもたちが通う二条小学校近辺で参加者を徐々に増やしてゆきました。

最も参加者が多い時代は、ボランティアの専門学生さんを含めて大型バス2台で移動していたこともありました。しかし、100人もなると、人のエネルギーがとても大きくなります。グループダイナミクスからみても、管理が必要となります。 結果、「○○しなさい」と指示命令的な言動が多くならざるを得なくなります。 テントを張るにも食事を作るにも、プログラムを展開するにも一度に大人数を同様に動かすのは、安全管理の面から言っても組織管理、いわゆる「組織キャンプ」の形態が必須です。

それでは、やっている方も疲れる・・・・。 年度当初にあまり熱心に集客しなくなり、多くてもバス1台50人くらいのキャンプにしようとし・・、当然のことながら参加者が目減りしました。 以来、スタッフ合計30~40人くらいの、「イエティ風味」のコミュニティキャンプと言ってもいいような形態が形成され、「大家族」と「全開遊び」が運営コンセプトとなっています。

黒松内ぶなの森自然学校など、札幌以外の地へ拠点を移し始めた2000年前後。札幌に大勢いる子どもたちをステップアップさせながら、郊外、そして田舎へ連れ出してゆこうとの戦略に移したが、なかなかそうもいかなかった・・。一番の問題は、子どもはやはり身近なスタッフに懐くからなあ・・・。 そして、苫小牧との合同キャンプなどを展開したが、参加者目減りは止めようもなく・・・・、

ここのところは、札幌からの参加者はひとり、ふたり、町内を合わせても、子どもは5人も集まればいいほうになってしまった。

一方、学生の実習生やら、大人の参加者は多くなり、子ども数人に大人はその2,3倍という構成になっている。これは経営収支上はまずいのではあるが・・・、 コミュニティづくり練習をコンセプトにしている運営にとっては、実はそう大きな問題ではない。 もちろん、同学年としか遊ばなくなった子どもたちが学年を超えた異年齢で過ごすことに大きな意義を見出していたのだが、世代を超えたツナガリが希薄になっている現代では、「家族的」なコミュニティが、例え一時であっても擬似的にあることは、子供だけではなく、青年、老年期のスタッフにも意味があると考えている。

今回は、イギリス、中国、フランス人も参加しています。

コメント
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