◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

仕事そのものが闘い。

2007-01-15 12:18:05 | ストレスと闘いながら
                 呼んだ?
 ものすごくいい天気です。なんたってここは石川県、冬の間、重く垂れこめた灰色の雲の下、日差しなど見ることのない日が続く、というのが普通なのに、なんとも明るい、北陸らしからぬお天気。車のボンネットの上で2匹の猫がゆったりしているのが見えます。のらの猫ちゃんにとっては何より幸福なことですね。猫ちゃんと目が合って、「そこにいていいよ」と言ったら、「あ、そ、どうも」と返事したような気がしました。
 テレビでニュースを見ていると、本当に世の中にはいろいろなことで闘っている人々がいるのだなと思います。相手は、悪質な業者や誠意のない事件・事故の加害者、あるいは、難病だったり、経済的困窮だったり、周囲の人の理不尽な仕打ちだったり、もっと身近なところで、家族の問題だったり。外国では、地雷や飢えなど、日本では考えられないようなことまで、実にさまざまです。
 私は、仕事そのものが闘いでした。パソコンのモニターから出る電磁波がよくないということを聞き、実際、ストレスが体にたまっていくのをリアルに感じたので、モニターから70センチほど離れるように配置を工夫しました。そして、今度は指を痛め、鍼灸治療を受けながら何とか作業を続けました。そうやって毎日雑音の中から何とか言葉を拾い、つなぎ、文章化するのですが、なぜみんなこんなにも分かりにくい話し方なのかと腹が立ってきました。
 変化に追いつかず、ちっとも役に立たないカタカナ語辞典を壁に投げつけ、たくさんあるのにどこを見たらいいかさっぱり分からない資料を、投げつけたかったけれど、コピーでない場合はそれもできず、我慢、我慢、頭を抱えて深いため息をつくしかありませんでした。そんな中で変な日本語アレルギーになり、アレルゲンである変な日本語をメモしていったのは自然なことでした。それが少しストレス発散になり、同時に闘病日誌のようになったのです。
 人は、具体的な相手と闘うのと同時にストレスと闘っているわけですが、これをうまく処理できないと病気になってしまいます。変な日本語アレルギーの私は、仕事から離れているときでもアレルゲンはそこらじゅうに満ちあふれていますから、本を書くこと自体がストレスと闘う手段の一つになったと言えるかもしれません。やはりだれかにこの苦しみを分かってほしいと願ったのです。「これがアレルゲンなんだ!」と、私は世界の片隅で小さく叫んでいるのです。
 その叫びがなかなか人の耳に届かないのでちょっとめげそうですが、アレルゲンをメモすることが習慣になっているので、相変わらず毎日いろいろメモしています。そのうち「ちゃんとしゃべれ!」の続編が出せるかも。もちろん、私の場合、ハムスターたちが大いに癒やしてくれているわけで、まさにハムセラピーですね、本当に感謝しています。綿の中で眠っているハムを呼ぶと、鼻だけ見せてくれます。あはは。

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