◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

マナーって何だろう? そして・・・年忘れ!?

2007-01-14 16:40:50 | 言葉についてあれこれ
 昨日はほんの少し雪がちらつきましたが、ここ北陸らしからぬ暖かい冬です。でも、喜んでばかりはいられない、雪不足は夏の水不足につながるので心配です。
 さて、マナーを覚えようというとき、そうする理由を理解すれば簡単なので、そういうふうに書いてあるものを探して読むといいですよね。かくいう私も、以前はただ覚えようとしていたのでなかなか覚えられず、「なんでこんな細かい決まりごとがあるんだ?」と疑問に思っていました。
 マナーの「理由」や「心」ということに気づくきっかけになったのは香典袋です。後ろに折った紙が、下側を先に折って上側を重ねる決まりになっている、慶事ならこの逆、と印刷してあるのを読み、その理由を調べたのです。不幸はさらっと流れ落ちるように、幸福なこと、めでたいことは受けるように、なるほど、そんなふうに見えます。水引も、弔事は結び切り、慶事は何度あってもいいから蝶結び、ただし、結婚は1回でいいから結び切り、なるほど、うんうん。
 ところで、石川県(加賀)の鏡餅は、上の小さいお餅が赤色(ピンク)で、紅白なのですが、それが当たり前だと思っていたら、なんと、それは加賀と北海道の一部地域のみだそうで、能登は白に白、全国的に鏡餅は白に白を重ねるものだということで、びっくりしました。加賀藩・前田家の鏡餅が紅白で幾重にも積み上げた形であったことからそうなったのではないかというわけです。これは地域限定マナーなりー。
 そういえば、寒い地方の人は口をあまり開けないでしゃべるのでとても聞き取りにくいのですが、ものすごく寒いのだからしょうがないですね。お医者さんも、あまり口を開けないでしゃべる人が多いように感じますが、それはなぜなのか分かりません。暖かい場所で大勢の人に話を聞かせるなら、特に意識して口を開け、はっきり発音してもらえると助かります。
 昨日放送の「ポチたま」を、見る時間がなかったので録画し、今、見ています。「2006年、年忘れ! 紅白ポチたま合戦」って、まぁいいけど。地方都市では、秋の紅葉どうのこうのという旅番組を春に見たりして、かなり遅れているんだなぁと思うことがよくありますが、インターネットはリアルタイムですからね、そこがいいところです。といっても、この記事、すでに数週間出遅れた感じもしますが。それにしても、踊る猫や犬、しゃべる豚、かわいいー、さわりたいー。あ、ハムが出てきた・・・あー気持ちよかった、ハムの手が鼻の穴に入った。
 今日のお気に入りワード、「サンデージャポン」という番組で爆笑問題の太田さんが橋下(はしもと)さんと八代(やしろ)さんを指して「青空 有罪・無罪」、笑えました。これって、生放送ということは、全国一律リアルタイムということですよね。放送禁止用語というのがあることは皆さんご存知だと思いますが、生放送では口に出した言葉はそのまま放送されますから、出演者は、そういった注意事項について事前に教えられているのでしょうか。でも、そういうことだけではなく、テレビに出るのなら、正しい日本語ということにもう少し関心を持ってくれたらといつも思います。
 不適切な言葉というのも時代に合わせて変わり、日々新しい言葉が生まれ、言葉は変わるもの、ですが、変えてはいけないもの、変えたら日本語が日本語でなくなってしまうような基本的なルールがあって、それはちゃんと分かって守っていただきたいのです。いつまでも聞き手に甘えっぱなしではいけません。それに、話の半分も分かってもらえていませんよ。テープ起こしでは話を分かるまで繰り返し聞きますが、講演会やプレゼンの参加者は1回しかチャンスがないのですから、もっと分かりやすい日本語で話してあげてください。
 あ、「ポチたま」のテロップ、「全米中の学校や病院を訪問」と書いてあります。出た、「ちゃんとしゃべれ!」にも書きましたが、全米中、「全米」と「アメリカ中」のミックスです。「全米中」をおかしいと思いませんか? 全米、米国、日本国、「全日本中」とは言わないでしょう?

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