日々是マーケティング

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NTTdocomoは、通信会社以外の企業へ変わろうとしているのかも知れない

2013-05-11 19:34:19 | ビジネス

今日企業の決算が、新聞の経済欄に掲載されている。
通信会社の中ではKDDIとソフトバンクが好調なのに対し、NTTdocomoだけが減益となっている。
「NTTdocomo一人負け」ということが、如実に現れたような決算だったようだ。

そのNTTdocomoだが、もしかしたら携帯通信会社という企業ではなく、違う事業分野の企業に変わろうとしているのかも知れない。
4月に、下記のようなニュースリリースを発表していたからだ。
5種類の電源に対応したHEMSを開発
HEMSとは「HomeEnergyManagementSystem(家庭用エネルギー管理システム)の略」というコトのようだが、とすれば携帯電話というツールでエネルギー管理をすると言う事業に本格的に乗り出す、と言うコトの様にもみえる。

既にスマートフォンを含む携帯電話というツールは、行き着いた感がある、と言うコトは先日もエントリさせて頂いた。
以前から、NTTdocomoがiPhone取扱に積極的では無く、その結果業績が下降するコトになっても、スマートフォンを使った全く違う使い方を提案すれば、これまでとは違う需用の掘り起こしができる様になる。

むしろiPhoneに拘る必要はなく、下手に最後発取扱企業として課せられるであろう取扱台数のノルマ的数字からも解放されるコトになる。
と言うよりも、携帯電話という急激に拡大したために、今後の拡大が難しい市場から抜け出すコトが可能となる。
我が家近辺で起こっているマンションの建て替え需用はスマートハウス型のマンションへの建て替えとも考えられるので、この様なマンションに住むためには必然的にdocomoのサービスを受ける、と言うコトも考えられる。

この実験的なスマートハウスの成功如何によっては、NTTdocomoそのものの事業が変わるかも知れない。