日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

徒然に思うコト

2011-09-10 21:15:08 | 徒然
明日は9月11日。
「同時多発テロ」が起きた日だ。
このとき、日本は丁度夜のニュース番組の最中。
テレビ画面が一斉に、このニュースに切り替わったと記憶している。

その時から10年。
世界がどれほど変わったのだろう・・・と、考えるコトもある。
今年イスラムという国では、今年民主化の波が押し寄せた。
だからと言って、イスラムの国が大きく変わったのか?といえば分らない。
ただ、イスラムの国の多様化が始まった、という気はしている。

そして、攻撃を受けた米国は経済的立ち直りが急がれている。
10年前、全米を覆っていた「強いアメリカ」という空気間から、随分変わってしまったように思える部分だ。
当時のブッシュ大統領は、とてもわかりやすいというよりも単純な発想で「テロとの戦い」を訴えていたように思う。
テロを仕掛ける側もテロを受けた側も、単純な「○か×か」というコトだけしか言ってこなかったような気がしている。
その「○か×か」という発想は、日本でも形を変えて登場した。
それが「勝ち組・負け組」だ。
この場合の「勝ち組・負け組」というのは、いかに効率よくお金を儲けたか否か、という点だけで、判断されていた部分が多分にあった。

そんな「単純な分け方」を一掃してしまったのが、今年の「東日本大震災」だった様に思う。
震災発生直後から、多くの人はこれまでの自分の生活や生活観の見直しを迫られ、「分かち合う」とか「(ボランティアなどの体験を通した)価値観の共有」を積極的にするようになってきた。
これはとても大きなことだと思うし、この価値観の変化がこれからの日本を変える原動力となると思う。
それだけではなく、その日本の姿が世界を変える力となるかも知れない(個人的には、それを願っている)。

一方まったく変わらないのが、政治家というか大臣という職に就く人たちの「コトバと責任の軽さ」だ。
今日も、一人大臣が辞められたようだが「大臣」という職に就くほどの「大人」なのに、どうしてそんなコトを話すかな・・・???それが、わからない。
もしかしたら、就任したことで「大臣ハイ」という、一種の「ナチュラルハイ状態」になっているのだろうか?
それを考えると、「もっとシッカリしてよ!いい大人なんだから」と、言いたくなってしまう。
残念な人が大臣になってしまう理由もまた、分らない。