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子供から始まる「経済教育」

2005-09-06 19:18:34 | アラカルト
毎日新聞WEBサイトにIT教育:シミュレーションゲームで経済を教えるという記事が、掲載されている。
アメリカなどでは小学生の頃から「仮想店舗経営」や「株式投資」といった、実践的な「経済教育」が行われている。
日本では、「経済=金儲け」というネガティブなイメージがあるためなのか?積極的ではなかった。
日本の学校教育の中で「経済」という分野は、大学で学ぶ範疇のものだった。
それも予備知識も無いまま、いきなり「マクロ経済」だのということを学ぶのだ。

子供たちが「経済」を学ぶことは、決して「金儲けを学ぶ」ということではない、と考えている。
というのも、最近気になることがあるからだ。
それは、銀行などが積極的に「個人向け小口ローン」のCMを展開している、ということ。
「中小企業への貸し渋り」がある中、企業に勤める人たちに対しては、積極的に融資をしたいと考えているということだ。
その反面、多重債務者が問題になり始めている。
このようなことは、健全な経済のあり方とはとても言いがたい。

「経済」というのは、社会の仕組みの一つ。
もちろん、社会は経済だけで動いているのではない。
「経済」を動かしているのは、あくまでも「人」である。
しかし、その仕組みを知らない人(=政治家や官僚)が「経済の一端を動かしている」とすれば・・・。
それが「官製談合」を造り上げた「道路公団」のような、公益事業の姿だとしたら・・・。

子供の頃から「経済を学ぶ」ということは、それなりのメリットがあるのではないだろうか?