月刊誌『母の友』(福音館)での連載ビデオ・DVD評が10年目になります(初夏に文芸春秋から文庫化予定♪)。
その連載担当編集者ミスター・I は、以前書きましたが花嫁募集中で、海外でよく「ビフォア・サンライズ(恋人までのデスタンス)」になりかけては玉砕?しています。
今日は彼の前の担当だったミスター・O について。ちょっぴり変人、不思議体験者ミスター・O は今、単行本編集室におり、「ボクラノSFシリーズ」を始めたところです。最近の中学生はSF離れしているので、もう一度復権させよう!という意気込みです。
『闘技場』(フレデリック・ブラウン短編集)
『秒読み』(筒井康隆短編集)
『海竜めざめる』(ジョン・ウィンダム)
この3作がまず刊行されました。次回は九月刊行の由。⇒ http://www.fukuinkan.co.jp/campaign/sf/
ここにも書かれていますが、
「世界の見方はひとつじゃない。
見方を変えれば、見えなかったものも見えてくる。
分かっているようで分かってないそんなことを、
きっとSFはボクラに教えてくれる。」
全くそのとおり。
わたしも高校時代SF好きで、ずいぶん読みました。特にフレデリック・ブラウンは、最後に意外なオチがあって洒脱で、大、大、大好き! 刊行された文庫本は古本屋さんをあさってまでほとんど全部読んだほど。今はおおかたが絶版になっているので、今回の短編集はとっても嬉しい。若い人に是非読んでほしい!
タイトルになっている「闘技場」ですが、これも面白いですよ。宇宙戦争が起き、地球人対エイリアンはこのままではどちらも全滅、という瞬間、大いなる存在(神)が任意に選んだひとりと1匹(?)をアリーナで闘わせ、勝った方の種だけに宇宙での存続を許すと言う。
外見も思考法も闘い方も全く違うが、アリーナでの条件は対等になっている。ともに死力を尽くすわけだが、人類代表の戦士はどうやって勝つのか?その知恵の働かせどころがうまいし、敵の悪辣ぶりの描写もまたうまい。そして勝利は、単なる力の強さや頭のよさだけからもたらされるものではない、という人間性への讃歌がラストを後味の良いものにしている。
読者層の限られたSFに、このシリーズが風穴をあけてくれますよう!
☆今後の講演など
3月7日(再放送8日)は、NHKBS「週刊ブックレビュー」出演予定。⇒ http://www.nhk.or.jp/book/prog/2003preview01.html
4月3日(金)は、銀座プランタンで、6時半からのレクチャー。これは神戸での講演に準じるものなので、やはりマルガリータちゃんのお話。⇒ http://www.printemps-ginza.co.jp/school/index.html
4月9日(木)は朝日カルチャー新宿にて、「怖い絵」関連のレクチャー。⇒ http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=38551&userflg=0
5月23日(土)はJTBカルチャー新宿で、同じく「怖い絵」。でも朝日とは別ヴァージョンの予定です。⇒ http://jtbculture.com/search/detail.php?seq=3&ge=1&se=
6月12日(金)は銀座の国際フォーラムで、日本呼吸器学会の基調講演。これはお医者様の学会員のみの参加になります。⇒ http://www.jrs.or.jp/jrs49/convocation.html
☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。<愛のフェア>本の一冊ですので、帯の写真は松山ケンイチさん♪「女の恋は 激しく、哀しい」がキャッチコピーです。
![歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫 な 50-1)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41jKxECSsfL._SL160_.jpg)
☆最新刊「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)、6刷になりました♪
![名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/317DmprK0ZL._SL160_.jpg)
☆最新刊「危険な世界史」(角川書店)
毎日新聞での紹介⇒ http://mainichi.jp/enta/book/shinkan/news/20080903ddm015070149000c.html
![危険な世界史](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41OcgjypoCL._SL160_.jpg)
☆「怖い絵2」、5刷中。
月刊誌『美術の窓』最新号で紹介されました。ごらんください。
![怖い絵2](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51DISobTrZL._SL160_.jpg)
☆『怖い絵』、11刷になりました。ありがとうございます♪ 「ほぼ日」での紹介。再録⇒ http://www.1101.com/editor/2007-11-13.html
その連載担当編集者ミスター・I は、以前書きましたが花嫁募集中で、海外でよく「ビフォア・サンライズ(恋人までのデスタンス)」になりかけては玉砕?しています。
今日は彼の前の担当だったミスター・O について。ちょっぴり変人、不思議体験者ミスター・O は今、単行本編集室におり、「ボクラノSFシリーズ」を始めたところです。最近の中学生はSF離れしているので、もう一度復権させよう!という意気込みです。
『闘技場』(フレデリック・ブラウン短編集)
『秒読み』(筒井康隆短編集)
『海竜めざめる』(ジョン・ウィンダム)
この3作がまず刊行されました。次回は九月刊行の由。⇒ http://www.fukuinkan.co.jp/campaign/sf/
ここにも書かれていますが、
「世界の見方はひとつじゃない。
見方を変えれば、見えなかったものも見えてくる。
分かっているようで分かってないそんなことを、
きっとSFはボクラに教えてくれる。」
全くそのとおり。
わたしも高校時代SF好きで、ずいぶん読みました。特にフレデリック・ブラウンは、最後に意外なオチがあって洒脱で、大、大、大好き! 刊行された文庫本は古本屋さんをあさってまでほとんど全部読んだほど。今はおおかたが絶版になっているので、今回の短編集はとっても嬉しい。若い人に是非読んでほしい!
タイトルになっている「闘技場」ですが、これも面白いですよ。宇宙戦争が起き、地球人対エイリアンはこのままではどちらも全滅、という瞬間、大いなる存在(神)が任意に選んだひとりと1匹(?)をアリーナで闘わせ、勝った方の種だけに宇宙での存続を許すと言う。
外見も思考法も闘い方も全く違うが、アリーナでの条件は対等になっている。ともに死力を尽くすわけだが、人類代表の戦士はどうやって勝つのか?その知恵の働かせどころがうまいし、敵の悪辣ぶりの描写もまたうまい。そして勝利は、単なる力の強さや頭のよさだけからもたらされるものではない、という人間性への讃歌がラストを後味の良いものにしている。
読者層の限られたSFに、このシリーズが風穴をあけてくれますよう!
☆今後の講演など
3月7日(再放送8日)は、NHKBS「週刊ブックレビュー」出演予定。⇒ http://www.nhk.or.jp/book/prog/2003preview01.html
4月3日(金)は、銀座プランタンで、6時半からのレクチャー。これは神戸での講演に準じるものなので、やはりマルガリータちゃんのお話。⇒ http://www.printemps-ginza.co.jp/school/index.html
4月9日(木)は朝日カルチャー新宿にて、「怖い絵」関連のレクチャー。⇒ http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=38551&userflg=0
5月23日(土)はJTBカルチャー新宿で、同じく「怖い絵」。でも朝日とは別ヴァージョンの予定です。⇒ http://jtbculture.com/search/detail.php?seq=3&ge=1&se=
6月12日(金)は銀座の国際フォーラムで、日本呼吸器学会の基調講演。これはお医者様の学会員のみの参加になります。⇒ http://www.jrs.or.jp/jrs49/convocation.html
☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。<愛のフェア>本の一冊ですので、帯の写真は松山ケンイチさん♪「女の恋は 激しく、哀しい」がキャッチコピーです。
![歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫 な 50-1)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41jKxECSsfL._SL160_.jpg)
☆最新刊「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)、6刷になりました♪
![名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/317DmprK0ZL._SL160_.jpg)
☆最新刊「危険な世界史」(角川書店)
毎日新聞での紹介⇒ http://mainichi.jp/enta/book/shinkan/news/20080903ddm015070149000c.html
![危険な世界史](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41OcgjypoCL._SL160_.jpg)
☆「怖い絵2」、5刷中。
月刊誌『美術の窓』最新号で紹介されました。ごらんください。
![怖い絵2](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51DISobTrZL._SL160_.jpg)
☆『怖い絵』、11刷になりました。ありがとうございます♪ 「ほぼ日」での紹介。再録⇒ http://www.1101.com/editor/2007-11-13.html
魔哭と申します。
最近「怖い絵」を購入致しまして、
早速読ませて頂いたところ、
ドガやムンク、ルドン、コレッジョといった、
著名な画家たちの作品に隠された真実に、
興味を持つようになりました。
そして今はこの本に巡り会えたことを、
とても嬉しく思っております。
今後もお世話になる機会が、
増えていくことと思いますが、
どうぞよろしくお願い致します。
拙著の感想も嬉しいです。『怖い絵2』もぜひ読んでくださいね!
どんな読書をされてきたのか?との質問の時にお答えになられた本を聞きもらし、どうしても教えていただきたいとコメントさせていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。
読書のことですが、タイトル名などは特にあげず、文学全集からSF、ミステりまで何でもかんでも濫読しました、というようなことを話しました。ただ美術書に関しては、高階秀爾先生のファンなのでたいていの御著書は読みました、ということを言いました。
中野先生の講演を聞く機会に恵まれたら・・・と思っております。