朝日新聞ブログ「ベルばらkidsぷらざ」で連載中の「世界史レッスン<映画篇>」第10回の今日は、「アメリカの魔女狩り」⇒ http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2009/02/post-2dc4.html
映画『クルーシブル』について書きました。
もうすぐ18世紀になるというのにまだ魔女裁判か、と暗澹とするが、アメリカはこれでも終焉は早い方で、ロビンズの研究によれば(若干、異説もあるようだが)、各国の魔女裁判の最終年は、以下ーー
オランダ 1591年
イングランド 1717年
スコットランド 1722年
フランス 1745年
ドイツ 1775年
スペイン 1781年
スイス 1782年
イタリア 1791年
ポーランド 1793年
オランダとポーランドとの開きが200年もあり、暗い気持にさせられる。
アメリカでの最後の魔女裁判が1692年のこのセイレム事件だが、少女たちの集団ヒステリーをひとりの狂信的な学者が自らの権威づけに最大限に利用したというのが特徴的といえよう。
現代でもこういう学者がいるなあ、とつくづく思った。自分の立てた説の正しさをこの世の絶対真理と信じ込み、異論を唱える者に対してはパワハラを行使しても黙らせようとする。(わたしも今そんな被害にあっている最中ですが、しかしまあ、拷問されたり火炙りされないだけマシと思うことにしています。。。)
さて、『クルーシブル』だが、原作はアーサー・ミラーの『坩堝(るつぼ)』。魔女裁判を執筆当時のアカ狩りと重ねて描いた。
ミラーの二度目の奥様はといえば、あのマリリン・モンロー。拙著『歴史が語る 恋の嵐』にも取り上げたのでお読みください♪
ちなみに『恋の嵐』の登場人物と恋の年齢はーー
〇大納言久我雅忠の女(むすめ)二条(14歳)
〇アルテミジア・ジェンティレスキ(15歳)
〇マリー・キュリー(18歳)
〇ヴィルヘルミーネ・フォン・ツェンゲ(18歳)
〇ザビーナ・シュピールライン(19歳)
〇アン・ブーリン(20歳)
〇松井須磨子(25歳)
〇ホーエンベルク公爵夫人ゾフィ(25歳)
〇ポッパエア・サビナ(26歳)
〇コージマ・ヴァーグナー(27歳)
〇マリリン・モンロー(30歳)
〇マリア・モンテッソーリ(30歳)
〇ディアーヌ・ド・ポワチエ(31歳)
〇絵島(33歳)
〇マリア・ルイサ(34歳)
〇クララ・シューマン(34歳)
〇アガサ・クリスティ(39歳)
〇イザベラ・バード(41歳)
〇マリー・ローランサン(42歳)
〇アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ(44歳)
〇エカテリーナ2世(45歳)
〇ヴィクトリア女王(45歳)
〇エリザベス1世(55歳)
〇マルグリット・デュラス(66歳)
☆今後の講演など
3月は(講演会じゃないですけど)、NHKBS「週刊ブックレビュー」出演予定。⇒ http://www.nhk.or.jp/book/prog/2003preview01.html
4月3日(金)は、銀座プランタンで、6時半からのレクチャー。これは神戸での講演に準じるものなので、やはりマルガリータちゃんのお話。⇒ http://www.printemps-ginza.co.jp/school/index.html
4月9日(木)は朝日カルチャー新宿にて、「怖い絵」関連のレクチャー。⇒ http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=38551&userflg=0
5月23日(土)はJTBカルチャー新宿で、同じく「怖い絵」。でも朝日とは別ヴァージョンの予定です。⇒ http://jtbculture.com/search/detail.php?seq=3&ge=1&se=
6月12日(金)は銀座の国際フォーラムで、日本呼吸器学会の基調講演。これはお医者様の学会員のみの参加になります。⇒ http://www.jrs.or.jp/jrs49/convocation.html
☆来週発刊ーー「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。<愛のフェア>本の一冊ですので、帯の写真は松山ケンイチさん♪「女の恋は 激しく、哀しい」がキャッチコピーです。
☆最新刊「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)、6刷になりました♪
☆最新刊「危険な世界史」(角川書店)
毎日新聞での紹介⇒ http://mainichi.jp/enta/book/shinkan/news/20080903ddm015070149000c.html
☆「怖い絵2」、5刷中。
月刊誌『美術の窓』最新号で紹介されました。ごらんください。
☆『怖い絵』、10刷になりました。ありがとうございます♪ 「ほぼ日」での紹介。再録⇒ http://www.1101.com/editor/2007-11-13.html
映画『クルーシブル』について書きました。
もうすぐ18世紀になるというのにまだ魔女裁判か、と暗澹とするが、アメリカはこれでも終焉は早い方で、ロビンズの研究によれば(若干、異説もあるようだが)、各国の魔女裁判の最終年は、以下ーー
オランダ 1591年
イングランド 1717年
スコットランド 1722年
フランス 1745年
ドイツ 1775年
スペイン 1781年
スイス 1782年
イタリア 1791年
ポーランド 1793年
オランダとポーランドとの開きが200年もあり、暗い気持にさせられる。
アメリカでの最後の魔女裁判が1692年のこのセイレム事件だが、少女たちの集団ヒステリーをひとりの狂信的な学者が自らの権威づけに最大限に利用したというのが特徴的といえよう。
現代でもこういう学者がいるなあ、とつくづく思った。自分の立てた説の正しさをこの世の絶対真理と信じ込み、異論を唱える者に対してはパワハラを行使しても黙らせようとする。(わたしも今そんな被害にあっている最中ですが、しかしまあ、拷問されたり火炙りされないだけマシと思うことにしています。。。)
さて、『クルーシブル』だが、原作はアーサー・ミラーの『坩堝(るつぼ)』。魔女裁判を執筆当時のアカ狩りと重ねて描いた。
ミラーの二度目の奥様はといえば、あのマリリン・モンロー。拙著『歴史が語る 恋の嵐』にも取り上げたのでお読みください♪
ちなみに『恋の嵐』の登場人物と恋の年齢はーー
〇大納言久我雅忠の女(むすめ)二条(14歳)
〇アルテミジア・ジェンティレスキ(15歳)
〇マリー・キュリー(18歳)
〇ヴィルヘルミーネ・フォン・ツェンゲ(18歳)
〇ザビーナ・シュピールライン(19歳)
〇アン・ブーリン(20歳)
〇松井須磨子(25歳)
〇ホーエンベルク公爵夫人ゾフィ(25歳)
〇ポッパエア・サビナ(26歳)
〇コージマ・ヴァーグナー(27歳)
〇マリリン・モンロー(30歳)
〇マリア・モンテッソーリ(30歳)
〇ディアーヌ・ド・ポワチエ(31歳)
〇絵島(33歳)
〇マリア・ルイサ(34歳)
〇クララ・シューマン(34歳)
〇アガサ・クリスティ(39歳)
〇イザベラ・バード(41歳)
〇マリー・ローランサン(42歳)
〇アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ(44歳)
〇エカテリーナ2世(45歳)
〇ヴィクトリア女王(45歳)
〇エリザベス1世(55歳)
〇マルグリット・デュラス(66歳)
☆今後の講演など
3月は(講演会じゃないですけど)、NHKBS「週刊ブックレビュー」出演予定。⇒ http://www.nhk.or.jp/book/prog/2003preview01.html
4月3日(金)は、銀座プランタンで、6時半からのレクチャー。これは神戸での講演に準じるものなので、やはりマルガリータちゃんのお話。⇒ http://www.printemps-ginza.co.jp/school/index.html
4月9日(木)は朝日カルチャー新宿にて、「怖い絵」関連のレクチャー。⇒ http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=38551&userflg=0
5月23日(土)はJTBカルチャー新宿で、同じく「怖い絵」。でも朝日とは別ヴァージョンの予定です。⇒ http://jtbculture.com/search/detail.php?seq=3&ge=1&se=
6月12日(金)は銀座の国際フォーラムで、日本呼吸器学会の基調講演。これはお医者様の学会員のみの参加になります。⇒ http://www.jrs.or.jp/jrs49/convocation.html
☆来週発刊ーー「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。<愛のフェア>本の一冊ですので、帯の写真は松山ケンイチさん♪「女の恋は 激しく、哀しい」がキャッチコピーです。
☆最新刊「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)、6刷になりました♪
☆最新刊「危険な世界史」(角川書店)
毎日新聞での紹介⇒ http://mainichi.jp/enta/book/shinkan/news/20080903ddm015070149000c.html
☆「怖い絵2」、5刷中。
月刊誌『美術の窓』最新号で紹介されました。ごらんください。
☆『怖い絵』、10刷になりました。ありがとうございます♪ 「ほぼ日」での紹介。再録⇒ http://www.1101.com/editor/2007-11-13.html
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