朝日新聞ブログ「ベルばらkidsぷらざ」で連載中の「世界史レッスン」第110回目の今日は「「チンギス・ハーン=義経」説&「マフムート2世の母=ジョゼフィーヌの従姉」説」⇒ http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2008/05/post_4368.html#more
トルコ第30代スルタンの母は、海賊に誘拐されてハーレムに連れ去られたジョゼフィーヌの従姉エイメではないか、という説について書きました。
まずその前に「チンギス・ハーン=義経」説。これを知っているモンゴル人はどのくらいいるのでしょう?知れば怒るかな、それとも笑うかな?でも公開中の映画「モンゴル」でチンギス・ハーン役をやっているのは、日本人俳優だけど。
この説をうまく使った高木彬光のミステリ「成吉思汗(ジンギスカン)の秘密」はけっこう面白かった(リチャード3世は実は悪人ではなかった、というイギリスの歴史ミステリ「時の娘」より出来がいいと思う)
ついでながら今の学生は、チンギス・ハーンという表記でしか習わないので、成吉思汗やジンギスカンとイコールとは夢思っておらず、ジンギスカンとは羊肉料理でしかない。いかがなものか。
さて、トルコのハーレムといえば、モーツァルトのオペラだが、これもタイトルが未だ統一されていなくて、あるときは「後宮からの誘拐」、あるときは「後宮からの逃走」。
原題には「Entfuehrung」という単語が使われており、まあ、「駆け落ち」と訳すと近いかな。
ストーリーは、海賊にさらわれハーレムに閉じ込められた恋人を救う、というもの。ということは、誘拐された女性を助けて「誘拐」とは変ですよね!だから「逃走」でなくっちゃ!
☆☆「怖い絵2」。4日(日)の日経新聞で紹介されました♪
☆表紙をクリックするとアマゾンへとべます。
☆『怖い絵』、7刷になりました♪
☆マリーもお忘れなく!(ツヴァイク「マリー・アントワネット」(角川文庫、中野京子訳)
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まずその前に「チンギス・ハーン=義経」説。これを知っているモンゴル人はどのくらいいるのでしょう?知れば怒るかな、それとも笑うかな?でも公開中の映画「モンゴル」でチンギス・ハーン役をやっているのは、日本人俳優だけど。
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ついでながら今の学生は、チンギス・ハーンという表記でしか習わないので、成吉思汗やジンギスカンとイコールとは夢思っておらず、ジンギスカンとは羊肉料理でしかない。いかがなものか。
さて、トルコのハーレムといえば、モーツァルトのオペラだが、これもタイトルが未だ統一されていなくて、あるときは「後宮からの誘拐」、あるときは「後宮からの逃走」。
原題には「Entfuehrung」という単語が使われており、まあ、「駆け落ち」と訳すと近いかな。
ストーリーは、海賊にさらわれハーレムに閉じ込められた恋人を救う、というもの。ということは、誘拐された女性を助けて「誘拐」とは変ですよね!だから「逃走」でなくっちゃ!
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私は、きれいな絵入りの《ツァイーデ》の台本を持っていて、コンサート形式の上演は聴いたこともあるのですが、録音はなかなか見つからない。
他のモーツァルトの初期のオペラなどだと、尚更です。
それが一昨日偶然、行きつけのCD店で、モーツァルト全作品170CD、台本つきを99ユーロで見つけて、やっと無名の作品も聴けるようになりました。
ちなみに、バッハ全作品155CDが99ユーロ、ベートーヴェン全作品85CDは、89ユーロで、グルダ、ブレンデル、シェリング、シュライヤー、マズーアなど、一流の演奏家の演奏。
バッハとモーツァルトの全集は、編曲などにも留意した上、オリジナル楽器を使う配慮も。
本題からは少しそれるのですが、このくらいの値段だと、音大生が作曲家の全録音を揃えるのも楽だし、クラシックファンも増えると思うのですが……。
尤も、CDの原価を切るくらいの値段で、どういう仕組みになっているのか、よく分からないのですが。
(ちなみにすべて新品で、まともな店での値段です。)
オペラのCDはまだ高くて、う~ん、どうしようかな、と迷うことがありますけど。
1週間かけて、ベートーヴェンの声楽曲・舞台音楽全曲と、モーツァルトのオペラと演奏会アリア・リート全曲、計100枚くらいのCDを聴きました。今、モーツァルトの宗教曲を聴いています。
バッハも買ったのですが、まだそこまで手が回りません。ブラームスもあったのに買わなかったのですが、次回は買ってこようかな、と思うくらい。
商業主義に乗っていない、あまり有名でない演奏家のものが多かったので、期待しないで聴いたのですが、素晴らしかったです。目から鱗、で私の知らなかったベートーヴェンやモーツァルト像が立ち現れるようで……。
蛇足ですが、発売元のURLを入れましたので、よかったら聴いてみて下さい。