中野京子の「花つむひとの部屋」

本と映画と音楽と。絵画の中の歴史と。

「怖い絵」文庫化♪

2011年07月05日 | 
 2007年に「怖い絵」、2008年に「怖い絵2」、2009年に「怖い絵3」と出してきたシリーズは、今もたくさんの読者の方々に支持していただき、ほんとうに嬉しく有り難く、著者冥利に尽きます♪

 この度いよいよ文庫として出ることになりました。ちょっと変則的なのですが、今年はまず「怖い絵2」が、「怖い絵 泣く女篇」(角川文庫)のタイトルで7月23日に発売になります⇒ 怖い絵 泣く女篇
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単行本のときに最もクレームの多かった、見開き部分の絵が見えない、ということについては極力改善しました。紙も、色の出のきれいな白いものにしたので、文庫サイズではありますけれど、かなりクリアだと思います。

 そして、せっかくですのでこの際、新たな書下ろしを2作増やしましたよ~ お楽しみに!
 
 表紙も変えました。単行本では「アルノルフィニ氏」でしたが、今回は何だと思いますか?楽しみにしてくださいね。もちろんデザインは奥定泰之氏が担当してくださいました。

 もうひとつのお知らせ。

 7月20日には「芸術家たちの秘めた恋」(集英社文庫)も出ます。こちらは「メンデルスゾーンとアンデルセン」の文庫化です。⇒  http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/sale_yotei.cgi?mode=to&jyanru=bun&series=%bd%b8%b1%d1%bc%d2%ca%b8%b8%cb
 
 「真夏の夜の夢」や「バイオリン協奏曲」で知られるメンデルスゾーンと、童話の王様アンデルセンが、当時の大ソプラノ歌手リンドをめぐって交差する物語です。中学生向きに書いたのですが、なぜか小学校6年生の国語教科書の推薦書に選ばれ、でも読者は大人の男性が多かった不思議な本(?)です。こちらも是非読んでくださいませ!



☆最新刊「印象派で「近代」を読む ~光のモネからゴッホの闇へ~」(NHK新書)2刷になりました♪

印象派で「近代」を読む―光のモネから、ゴッホの闇へ (NHK出版新書 350)

☆『中野京子と読み解く 名画の謎 ギリシャ神話篇』(文藝春秋) 2刷になりました♪

 中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇
(画像をクリックするとアマゾンへゆきます)
文春「本の話」から、「自著を語る」(「謎が解けたら、絵画は最高のエンターテインメントになる」)はこちら

http://www.bunshun.co.jp/jicho/1104nakano/index.htm


☆「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷中。
 レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/(「特設サイト」をクリックしてください)

残酷な王と悲しみの王妃

 
☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 7刷中。

「怖い絵」で人間を読む (生活人新書)

☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)
14刷中。NHKBSに出演番組がユーチュブで見られます♪⇒ http://www.youtube.com/watch?v=SX6wndSD6fA

名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)


☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」3刷中。

名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 (光文社新書 463) 


☆「怖い絵」16刷中。

怖い絵

☆「怖い絵2」、9刷中。

怖い絵2

☆「怖い絵3」 6刷中。

怖い絵3


☆「危険な世界史」(角川書店) 5刷中。
危険な世界史


「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
おとなのための「オペラ」入門 (講談社プラスアルファ文庫)

☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
 
 恐怖と愛の映画102 (文春文庫)

☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。

歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫)

sai
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10 コメント

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Unknown (美波)
2011-07-05 19:33:40
まぁ!なんて嬉しいお知らせ!

すでに読んだものですが、文庫となると、お持ち運びに便利、なおかつオマケも2編となれば、買わないわけには参りません(よね~~!)

「メンデルスゾーンとアンデルセン」も読ませていただきました。
児童書と思わず、図書館でうろうろした思い出が・・・・。
児童向きでしょうが、子供だましにならず、子供に媚びず、さすが中野先生!
読み応えがございました。
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Unknown (美波さん(kyoko))
2011-07-06 17:49:08
 どうもありがとうございます♪
 電車の中ではやっぱり文庫ですよね~ オマケの2編も気に入っていただけますように!!
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文庫! (しじみ)
2011-07-07 14:36:09
ご無沙汰をしております。
「怖い絵」は単行本で読ませていただきましたが、書き下ろし2編が気になるところでございます~。
最近、「名画の謎 ギリシャ神話篇」を読ませていただきましたが、ギリシャ神話のスゴイ世界(特にゼウスの好色ぶりとクピドの矢の怖さ!)が絵で実感でき、大変面白かったです。
話は変わりますが、亡くなられた児玉清さんにとってツヴァイクの「マリー・アントワネット」が人生に希望と憧れが生まれた本であったことを知り、同じ本を読んで感銘を受けたものとしてとても嬉しく思いました。中野さんの訳に感謝!です。
返信する
嬉しい楽しみo(^-^)o (サラ)
2011-07-07 15:43:55
中野先生訳のマリーアントワネット上巻を読み終え下巻に差し掛かっております。
さて次は何を読もうかと思ってメンデルスゾーンとアンデルセンをチェックしていたところ、怖い絵とともに文庫化の嬉しいニュース!怖い絵シリーズは読破していますが新たな内容が追加ということで、かなり気になります!
今からとても楽しみです
返信する
Unknown (うさこママ)
2011-07-08 22:22:38
「印象派で近代を読む」を読み終わり、次の新刊はいつ出るのかなあ、と思っていた矢先なので、もうすぐ文庫新刊が2冊も出ると知って、大喜びしてます。
「メンデルスゾーンとアンデルセン」、探しても見つからなかったので、初めて読む楽しみが味わえますし、「怖い絵2」も書下ろしが加われば、買わずにはいられません。「怖い絵2」で強烈に惹かれたのは「シャロットの乙女」ですが、表紙になるのは「レカミエ夫人の肖像」か「レディ・ジェイン・グレイの処刑」でしょうか。待ち遠しいです。
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Unknown (みなさま(kyoko))
2011-07-09 14:33:31
しじみさん
 お久しぶり♪
 児玉清さん、ツヴァイクがお好きだったとは知りませんでした。。。たった一度ですけど、NHKBSブックレビューでごいっしょしたことがありました。とてもステキな方でしたよ!

サラさん
 メンデルスゾーンも楽しんでいただけますように!
 三人の芸術家たちの運命の不思議に思いを馳せながら書きました。表紙はメンデルスゾーンの肖像です♪

うさこママさん
 表紙、大当たりです!たまたま昨日あたりからアマゾンに書影が出るようになったので、貼り付けておきました。美しくてちょっと怖くて、この本にはぴったりかと思っています♪
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Unknown (うさこママ)
2011-07-10 11:15:23
キャー、大当たり!すごく、うれしいです!高校生の頃だったか、旺文社文庫で読んだエインズワース「ロンドン塔」がとても面白く、生まれて初めての外国旅行で訪ねたナショナル・ギャラリーで見たこの絵が印象深かったのです。書き下ろし2編も何の絵か、来週末が待たれます。
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Unknown (うさこママさんへ(kyoko))
2011-07-12 09:33:40
 うふふ。書き下ろし2編も当ててみてね!
 ジェイン・グレイについては、エインズワースのほうではなく、夏目漱石の「ロンドン塔」について、ちょっぴり書き足しました。
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やらかしましたぁ! (美波)
2011-07-24 19:52:58
昨日、書店に駆け込み。
平積みになっていなかったので、
「中野京子さんの 怖い絵 どこでしょう?」
とお聞きしました。
「検索いたしますが、漢字はこちらで間違えございませんか?」
みてみますと・・・・・・!
怖い家!
私の発音が?なのか・・・。
「違います(キッパリ)」
やっと、手には入れましたが。トホホ
返信する
Unknown (美波さん(kyoko))
2011-07-26 09:26:42
 購入ありがとうございます♪
 それにしても平積みにはなっていないは、書店員さんがタイトルも知らないはでは、著者のほうがトホホ。。。(涙滂沱)
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