中野京子の「花つむひとの部屋」

本と映画と音楽と。絵画の中の歴史と。

宮部みゆきさんの「新 怖い絵」書評

2016年11月08日 | 
 先月末に読売新聞日曜書評欄「本よみうり堂」で、宮部みゆきさんが拙著の書評をしてくださっていました。嬉しいな♪

 それで今週からはネット上(yomiuri online)でも読むことができるようになりましたので、URL及び全文をここに掲載いたします。
http://www.yomiuri.co.jp/life/book/review/20161031-OYT8T50042.html

 『怖い絵』シリーズ待望の続刊である。全二十点、一目でわかる怖さから、著者の解釈や作品の背景を知ることでじわじわ染みてくる怖さまで、まさしく闇の展覧会だ。

 西洋絵画の名作によるこの贅沢ぜいたくなアンソロジーは、世界史や美術史、神話や伝承を面白く学ばせてくれる教養書である。人間の愚かさと残酷さを陳列した見本棚でもある。ページをめくれば、創作に人生を擲なげうった多くの画家たちの栄光と悲惨、歓喜と絶望が交錯する。時代も国も異にする画家たちの多彩な作品が集まれば、そこには世界を映す万華鏡が立ち現れる。

 ところで本書には、シリーズ全体のなかでも異色の一品がセレクトされている。「作品11」。この絵の作者は画家ではない。平凡な市井の人でもない。その正体は希代の連続殺人者だ。何が描かれたどんな絵なのか、心してご鑑賞ください。評・宮部みゆき(作家)

☆「新 怖い絵」(角川出版) 5刷になりました🎵
http://hon.bunshun.jp/articles/-/5233
name="amazletlink" target="_blank"> alt="新 怖い絵" style="border: none;" />



☆今後の講演予定
・11月10日(木)
「学士会夕食会&講演会」学士会館 18時~ 会員の方のみのご参加です。


・11月12日(土)1時半~3時 読売カルチャー恵比寿
「アントワネット展によせて」(グランドハイアットのとは全く違う内容の講演です)
http://www.ync.ne.jp/ebisu/kouza/201610-18010061.htm

・12月9日(金)11時~ 「華の会」(アークヒルズクラブ)会員の方のみのご参加です。

・12月18日(日)14時~15時半 青山ブックセンター
「マリー・アントワネットの素顔」
http://www.aoyamabc.jp/culture/antoinette/


☆最新刊「はじめてのルーヴル」(集英社文庫)
はじめてのルーヴル (集英社文庫 な 53-3)


☆「美術品でたどる マリー・アントワネットの生涯」(NHK新書)
美術品でたどる マリー・アントワネットの生涯 (NHK出版新書 497)


☆「新 怖い絵」(角川出版) 5刷になりました🎵
文春WEB「本の話」インタビュー
http://hon.bunshun.jp/articles/-/5233
name="amazletlink" target="_blank"> alt="新 怖い絵" style="border: none;" />

☆「名画に見る 男のファッション」(角川文庫) 

名画に見る男のファッション (角川文庫)


☆「名画の謎 旧約・新約聖書篇」(文春文庫)

名画の謎 旧約・新約聖書篇 (文春文庫 な)
  『弐代目 青い日記帳』さんがさっそく紹介してくださいました♪ 3月6日のページです。
http://bluediary2.jugem.jp/


☆「残酷な王と悲しみの王妃 2」(集英社)

残酷な王と悲しみの王妃2
担当者さんが紹介してくれました♪


http://renzaburo.jp/shinkan_list/temaemiso/151023_book01.html


☆『「絶筆」で人間を読む - 画家は最後に何を描いたか』(NHK出版新書)
 3刷になりました♪

「絶筆」で人間を読む―画家は最後に何を描いたか (NHK出版新書 469)

☆「中野京子と読み解く 名画の謎 対決篇」(文藝春秋)2刷になりました♪

中野京子と読み解く 名画の謎 対決篇
「青い日記帳」さんが紹介してくださいました。素敵な紹介で嬉しいです♪
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=4050

☆文藝春秋WEBサイトでは、短いですけどわたしのインタビュー記事も載りました。お読みくださいね!→http://hon.bunshun.jp/articles/-/3935


☆「名画の謎 ギリシャ神話篇」(文春文庫)

名画の謎 ギリシャ神話篇 (文春文庫)


☆「愛と裏切りの作曲家たち 」(光文社知恵の森文庫)

愛と裏切りの作曲家たち


☆「マンガ西洋美術史03」(美術出版)

マンガ西洋美術史03 「市民社会」を描いた画家」 ブリューゲル、フェルメール、ホガース、ミレー、ゴッホ



☆「マンガ西洋美術史02」(美術出版社)
マンガ西洋美術史02「宗教・神話」を描いた画家  ボッティチェリ、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ、ティツィアーノ、エル・グレコ、ルーベンス


☆「危険な世界史 運命の女篇」(角川文庫)

危険な世界史 運命の女篇 (角川文庫)

☆「マンガ西洋美術史01」監修(美術出版社)
マンガ西洋美術史01 「宮廷」を描いた画家 ベラスケス、ヴァン・ダイク、ゴヤ、ダヴィッド、ヴィジェ=ルブラン


☆「ヴァレンヌ逃亡」(文春文庫)
ヴァレンヌ逃亡 マリー・アントワネット 運命の24時間 (文春文庫 な 58-2)


☆「名画で読み解く ロマノフ家12の物語」(光文社新書)2刷になりました♪

名画で読み解く ロマノフ家 12の物語 (光文社新書)   

☆「印象派のすべて」(宝島社別冊ムック)
印象派のすべて (別冊宝島 2200)

☆「名画に見る 男のファッション」(角川書店)
名画に見る男のファッション (単行本)

☆「橋をめぐる物語」(河出書房)
中野京子が語る 橋をめぐる物語

☆「中野京子と読み解く 名画の謎 陰謀の歴史篇」(文藝春秋) 3刷になりました♪
中野京子と読み解く 名画の謎 陰謀の歴史篇

☆「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社文庫)4刷になりました♪
残酷な王と悲しみの王妃 (集英社文庫)

☆「怖い絵」(角川文庫) 単行本に新しく書き下ろし2作を加え、全22作品です。8刷になりました♪
怖い絵  (角川文庫)

☆「はじめてのルーヴル」(集英社)2刷になりました♪
はじめてのルーヴル (集英社文芸単行本)

☆「名画の謎 旧約・新約聖書篇」(文藝春秋) 5刷になりました♪
中野京子と読み解く 名画の謎 旧約・新約聖書篇

☆「怖い絵 死と乙女篇」(角川文庫) 5刷になりました♪
怖い絵  死と乙女篇 (角川文庫)

☆最新刊「名画と読む/イエス・キリストの物語」(大和書房) 3刷になりました♪
名画と読むイエス・キリストの物語

☆「危険な世界史 運命の女篇」(角川書店) 2刷になりました。
危険な世界史 運命の女篇

☆「危険な世界史 血族結婚篇」(角川文庫)6刷になりました♪
危険な世界史 血族結婚篇 (角川文庫)

☆「怖い絵 泣く女篇」(角川文庫)~「怖い絵2」の文庫化~ 11刷になりました
怖い絵 泣く女篇 (角川文庫)

☆『中野京子と読み解く 名画の謎 ギリシャ神話篇』(文藝春秋) 7刷になりました♪
中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇


☆「印象派で「近代」を読む ~光のモネからゴッホの闇へ~」(NHK新書)6刷になりました♪
印象派で「近代」を読む―光のモネから、ゴッホの闇へ (NHK出版新書 350)

☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 14刷になりました♪
「怖い絵」で人間を読む 生活人新書


☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」 7刷になりました♪
名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 (光文社新書)

☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書) 20刷になりました♪
名画で読み解く ロマノフ家 12の物語 (光文社新書)

☆「芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)
芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)

☆「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫) 2刷になりました♪
おとなのための「オペラ」入門 (講談社+α文庫)

☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
恐怖と愛の映画102 (文春文庫)

☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。
歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫)

^^^^^^^^^^^^^^^^
☆以下の単行本は絶版としました。文庫本をお求めくださいまし~

☆「怖い絵」16刷中。怖い絵

☆「怖い絵2」、9刷中。 怖い絵2

☆「怖い絵3」 6刷中。 怖い絵3


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5 コメント

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怖い絵 (転勤族)
2016-11-09 23:43:04
TBSラジオの「たまむすび」という番組の中に「代読芸人・おりしま1ページ」というコーナーが月1回あります。
<話題の本をあなたの代わりに読み内容は独自の目線で教えてくれます。>
という、本好きには楽しみなコーナーなんですが。
本日9日に取り上げたのが「怖い絵」でした。
てっきり「新 怖い絵」だと思っていたけど、「怖い絵」。
お話聞いていたら、また久々に読み返したくなりました~。
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Unknown (転勤族さん(kyoko))
2016-11-11 10:15:39
 ご訪問、そしてラジオ情報、ありがとうございます♪
 わたしも聴きたかった。目で読むのと耳で聴く違いの大きさは、詩の朗読会で衝撃的だった記憶があるので、自作がどういうふうに声という解釈を通してなされるのか、すごく興味があります。いつかネット再放送を期待しつつ。
返信する
ラジオ (転勤族)
2016-11-13 15:07:11
先生ぜひ聴いてみて下さい。
パソコンなどで聴けます。
「たまむすび」のホームページで11月9日(水)の「おもしろい大人」のコーナーで「ラジオクラウド」をクリックすると聴けます。放送終了後1週間は無料できけますのでぜひ!
(あっ私TBSのまわしものではありませんよ)
ラジオで絵の話・・難しそうですが、なかなか興味をそそる内容でした。
返信する
Unknown (転勤族さん(kyoko))
2016-11-15 11:00:24
 聴きました!
 私は勝手に「番組中に朗読」と思い込んでいましたが、かなり詳しい本の紹介で、すごく嬉しかったです。確かに耳だけで絵画の話は難しいですけど、それがとてもうまく語られていて良かったです。教えてくださり、ありがとうございました♪ 
 そしてもしかして転勤族さん、先日の講演へいらしてくださいましたか? 
返信する
お久しぶりです (転勤族)
2016-12-14 14:09:47
先生!聴いていただけたんですね?
お忙しい先生にお節介だったわ。もしも先生が忙しくて聴けなかったら、きっと先生はすまない気持ちになってしまうに違いない。申し訳ないわ~。
と、コメント欄開けずにいました・・。

でもでもありがとうございました。
優しいお言葉ありがとうございました。
すみません講演には出かけておりません。転勤族の名の通り全国転々としておりましたが、気軽に講演会に出かけられる地にまいりましたので機会があれば行ってみようかな~。と、思っております。
ただ先生の講演・・なんだかアカデミーなハイソなゆったりとした方々のお集りというイメージがあるのですが。大丈夫かしら?浮かないかしら?
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