中野京子の「花つむひとの部屋」

本と映画と音楽と。絵画の中の歴史と。

ベルばら入浴剤ジェローデル

2007年11月04日 | 朝日ベルばらkidsぷらざ
 とろみ湯のジェローデルを試してみました!
 だって、「ベルばら」で一番好きなのはジェローデルさまだから・・・うふふ。
 
 体験記は、絶好調のイラストレーターなとみみわさんが描いてくれましたので、ごらんくださいね!⇒ http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2007/10/post_071f.html

☆「怖い絵」、4刷が決まりました!

☆日経新聞夕刊(10月17日)の井上章一氏による書評です♪
「人間の暗部や歴史の裏を描く」
 グリム童話は、いま子ども向きの読みものとなっている。しかし、もとはけっこう恐ろしい話を集めていた。とても子どもには読ませられないような、人間の暗部がえぐられた話を。
 実は、いわゆる泰西名画にも、暗い背景をもつものがけっこうある。むごい逸話をひめた作品が、いくつも描かれてきた。この本は、そんな絵を集めて、それぞれに解剖学的な絵解きをほどこした本である。
 まあ、ゴヤの「我が子を喰らうサトゥルヌス」なんかは、見るからにおそろしい。だが、その背後には、もっとむごい歴史がある。ドガの「踊り子」あたりは、きれいな絵だなと思われようか。しかしそこには、いやらしい社会史も、描きだされている。いや、いやらしさという点なら、ジェンティレスキの「ユーディト」も負けてはいない。
 色や形、あるいは絵柄だけを見ていても、なかなかこうは読み解けないだろう。歴史の裏に通じているからこそ、こういう秘話をほりおこせるのだと思う。
 文章もよくねれており、たいへん読みやすく書かれている。美術愛好家のみならず、歴史好きにはひろく一読をすすめたい。星5つ)

怖い絵
怖い絵
posted with amazlet on 07.07.14
中野京子 朝日出版社 (2007/07/18)


☆マリーもお忘れなく!(ツヴァイク「マリー・アントワネット」(角川文庫、中野京子訳)

マリー・アントワネット 上 (1) マリー・アントワネット 下 (3)
     

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2 コメント

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優雅な時間♪ (macaroncaramel)
2007-11-04 22:43:51
入浴剤体験記、拝読しました。
寒くなった季節に、優雅な癒しですね。
私もベルばらではジェローデルさまが一番好きです。
中野先生と好みが同じで嬉しいです♪
(ふと18世紀フランスの入浴習慣のことを考えると・・・;;と思ってしまう瞬間もありますが・・・)
ミルク色のお湯には、ばらの花びらを浮かべても素敵かも!

『怖い絵』絶好調ですね!!
読書の秋、芸術の秋に、さらに多くの方に読んでほしいですね~☆





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Unknown (macaroncaramelさんへ(kyoko))
2007-11-05 15:02:47
 趣味、同じですね~、うふ♪
 ジェローデルさまはこの世のものとも思われないお方ですから、18世紀フランスの入浴習慣という怖ろしい現実には何の関係もないはず(きっぱり!)。
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