浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2018-08-05 23:58:24 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     ~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


    講演 二
 
「地球は小さな細胞体なることを知るべし」

先の続き・・・
親鸞上人の浄土真宗では、
「心の中を開いてずっと奥底を覗いたら、
ご本尊は鬼だった。
阿弥陀様におすがりして一念申さば、
ありのままに鬼は鬼のままで
念仏申さば救われる」と説いています。
しかし、その鬼のもっとも奥底に入った時、
神の御心がちゃんとましますのです。
それが私たちの実相です。
自分がまず神の御子である、と知ることです。
そこで、私たちは何をしなければならないかというと、
神の御子として恥ずかしくない生き方をすることです。

神の御心をまず理解させてもらい、
神様は私たちにこのように思って下さる、
それならば私たちもその真似を
させてもらわなくてはいけないと、
自分が一つでも二つでも神様の思いを行った時、
神の御子として目覚めてきます。
そのことを強く自覚しますと、
常識では考えられないことが起きてきます。
なぜ起きてくるのかというと、
神自身を体験しているからです。
先月の「道」の中にも書いていただきましたが、
治療の時、
股関節などは「倒れなさい」と言いましたら、
足は外側にみなバタッと倒れます。
胃はいっぺんに軽くなります。
このように細胞意識に命令を下すことができます。
これは自ら神の子であることを自覚した時に、
このようなことが可能になるのです。

神は慈悲と愛です。
神の御心は常に私たちに「心を苦しめてはいけない」と、
注がれています。
この神の御心を私ははっきり知りました。
それによって不安、恐怖などそれらのいっさいのものから
救われました。
神様は何をしてもお叱りになりません。
何をしても罰をお当てになりません。
たた愛を与え給うのみです。
こんな有難い神様を自分が知らせてもらったということは、
もちろん「法」のお陰です。

              
   ~  感謝・合掌 ~


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「御垂訓」

2018-08-05 00:31:44 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     ~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


     講演 二
 
「地球は小さな細胞体なることを知るべし」
今のところ、太陽系ではこの地球にしか人間は住めない
そうですね。
今、与えられているこの太陽系の中の日本という、
ほんとうに恵まれた環境の中に、私たちは生命を
与えられているということを考えますと、
まことに有難いことです。

地球上において、
今、何秒かに一人の割で餓死されているような
地域もあります。
そういう所には少しでも愛の手をさしのべて、
少しでもその方たちが幸せになっていただけるように
したいものです。
同じ地球の乗組員であり、同じ兄弟です。
神様の目から見ましたら、同じ神の御子としての
兄弟姉妹です。

この大きな大きな宇宙からみますと、
私たちが「あの人は嫌いだ」とか、
「あの人は憎たらしい」とか言っていることがいかに
小さなことか、
一度この大きな宇宙に目を向けてみて下さい。
思い悩み、煩っていることが、
いかに取るに足らないことかがよく分かります。
しかも、この大宇宙のすべての惑星は法則に従って、
意識あるが如くに動いております。

「大宇宙、大自然界に意識あり」と
表現していただいておりますね。
誰が地球を回しているのでもない、
では勝手に回っているのかというと、
勝手に回っているにしては、余りにも秩序整然として
回っております。
千分の一の狂いもなしにこの大きな地球を決まった時間に、
決まった場所にちゃんと動かすことは不可能です。
しかも地球だけではなくて、銀河系宇宙も、島宇宙も、
大宇宙もすべてが循環の法則に従って動いています。

目に見ることはできませんが、
この動かしている巨大なエネルギー、
この意識こそを、大いなる神と申し上げております。
キリスト教的には「父なる神」です。
この力は、全宇宙の中にたった一つしかありません。
一つの力をもって全宇宙が動かされています。
この本当の神様の意識を、
私たち一人ひとりがこの胸の内に頂いているのです。
太平洋の水が神様としましたら、
その一滴一滴の水が私たちです。
汲み上げた一滴の水は、太平洋の水と何ら
変わりはありません。

それと同じように、その大きい神様とまったく
同質同根の意識が、私たちの中に与えられています。
これを神なる我、「神我」とも言っておりますね。
まことの我、神なる我こそ大宇宙を動かしている
大意識と同じものであるということを知ることです。
その時、私たちすべてが神の子であるということが
わかります。
自分がそれに目覚めましたら、皆さんが神の子です。
そのことをお伝えすることです。

            
     ~ 感謝・合掌 ~


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