浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2020-03-28 00:18:52 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

添付のお写真はお釈迦様の終焉の地インドのクシナガラに建立されている涅槃堂です。
この中にお釈迦様の涅槃像が安置されており、恩師「長尾弘」先生がこの涅槃像の前で
お祈りすると空中から金粉・金箔がたくさん舞い降ります。


~ 恩師のご著書「愚か者の独り言」より ~

           講演集 一

          「風船玉と砂袋」


その中にあって、その方、その方の心の状態、行いの状態、
言葉の状態によって、風船玉のようにポカポカと浮かんで、
現れた世界の上側についているのですね。
反対に現れた世界の下側に砂を詰めた砂袋のようにして、
ぶら下りながら生きている人もあります。
上の人もこの物質と化した肉体の生命によって
上にも行かず下にも落ちず、この世を旅しているのです。

では、心の軽い風船のような方はどのような方かと言いますと、
常に心が安らかで人の幸せを願い、人の幸せの為に自分から奉仕する人、
人に喜びを与える方であって、こういう方は心が非常に軽いです。
また感激に満たされている方であって、現実にこういう方はおられますね。
心が軽いから皆、上の方に浮かんでいます。
その反対に、砂袋をぶら下げたようにぶら下がっている人は
どういう人かと言いますと、心の中に一杯「苦しみ」を詰めた人です。
砂の粒の材料は何かと言いますと、まず怒りです。
怒りの心は砂となって心の錘となります。
怒り、妬み、謗り、相手を悪く言ったり、恨んだり、憎んだり、
愚痴を言ったり、要らぬ取り越し苦労をしたり、
不安や恐怖にとらわれたり、それと嘘をつく人ですね。
また人のものを盗んだら心は苦しいです。


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