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浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

得るものも失うものも無き我れに
何を恐れん我れ神の中

「講演集」より。

2014-11-01 02:50:35 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

         恩師のご著書「講演集」より


             講演集、 二


    人間は皆、自己が最もいとおしい


先の続き・・・

先ず自分を愛さなくてはいけません。
その自ら愛するといっても、
「ああ、可愛い可愛い」といって自分をあまやかしたらり、
自分の身体をなでさするのではありません。
これは肉体を愛しているのです。
自らを愛するとは「自分の心を苦しめないこと」です。
自分の心を苦しめないとうその苦しみとは何かといいますと、
これはいつも言います怒り・妬み・謗り・愚痴・・恨み・
憎しみ・不要の心配・不安・恐怖、これらの苦しみを、
自分の心の中に入れないこと、これが自己を愛することです。

そして、人さまに対しても腹を立てさせたり、
愚痴をいわせるような事をしたり、
不安・恐怖を与えたりしてはならないのです。
他を愛すれば愛するほど、今度は他から自分が愛されます。
「汝の隣人を愛せよ」の隣人とは自分の身近な隣人です。
自分の隣にいてくれる身近な人たちを愛した時、
つまりその人たちに一生懸命尽くした時、
その身近な方から愛されるのです。
他という対象を通して自己を愛することになるのです。
他の方、隣人を大事にすることによって自分が大事にされ、
愛し、尽くすことによって、
自分が愛され、尽くされます。


         ~ 感謝・合掌 ~







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