笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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ブスの瞳に恋してる

2009年12月17日 | 
妹経由の本、第2弾。
いわずとしれた
鈴木おさむさんの大ヒット作
です。

内容は、
2002年から2004年にかけて書かれた
新婚夫婦エッセイです。

良い意味で
わたしは
鈴木おさむさんは
非常識なひとだ。
と、判断しておりました。

「面白そうだから」で結婚したおさむさんは、
人生に関わる重要事項でも
「面白い」のほうに優先順位があるひと
ということだ。
こういうところが、
身も心もテレビのなかの笑いに関わるひとっぽい。
人生の深刻さよりも
「笑い」のほうが大事。
それはテレビのなか
もしくは「お笑い」のなかでは
笑えることなのかもしれないけれど、
現実
というのは、果たしてそれで決着がつくのだろうか。
と私は批判的に考えるほうです。
まじめでしょう?

そういった笑いのなかにおける
非常識
は、「お笑い」に関わるひと
と、
そうでないひととの溝でもある
その溝こそがもしかしたら笑いを生む人と
そうでない人の違いではないかしら。
とも思っているのです。
どなたかが、
芸人は常識を理解していなくてはならない。
と言っておりました。
常識を理解しているからこそ、非常識をできるのだ、と。
逆に芸人の素養がないひとは
常識を飛び越えて笑いにしようとは
ぜんぜん、思わないです。

東京03の話で恐縮ですが、
角田さんの離婚について
芸人のあいだでは
大爆笑だった
と飯塚さんが言っておりました。
だから麻痺している、と。
一般の人に「離婚」を持ち出すとふつうは微妙な空気になるもんです。

話がずれましたが、
そんなわけで、鈴木おさむ・大島みゆき夫婦については
ふたりが出演するとこするとこ、
変態だな
お笑い変態だな
と判断して、面白さはあんまり感じたことはありませんでした。
だからこそ、この本に手を出さなかったってこともある。
面白くはなかろうと。

感想は
鈴木おさむさんが
「おもしろいでしょう~?」と思って書いているのかどうかは知りませんが、
夫婦の珍事件そのものは
面白い・・・というより、
変なの!
です。
うんこや、おならや、尿やら、毛やら
そういった下ネタ満載で、
あたしは好みではありません。

だけど、
愛があっていいじゃない
と思いました。

むしろ、そこが大きいので
ビール瓶におしっこした妻のはなし
とかは
ぜんぜん嫌になりません。
それを温かく見守る夫の目線が優しいから。

変な夫婦。
ていうのは、変わりませんが、
人間とは多かれ少なかれ変態です。
夫婦間、家族間というのは
他人と比べたら変なものです。
愛にあふれた家族
というのは、見ていてこちらも温かくなります。

こういう奇妙なきっかけで結婚した夫婦が
こんなにもしっくりいくことに
おどろきです。
つくづく結婚は偶然の産物だ
と思いました。
出会いはなんでもいいんだな。
人間と人間がしっくりいけば。

鈴木おさむさんのなんでも楽しむ懐の大きさがあったことと、
大島さんの素直でポジティブな気持ちがあったことが
この結婚を良いものにしたのだなぁ。
とちょっと感動しました。
いつまでもお幸せに。

いま、
2匹のどじょう狙い
今度は大島さん著書の「ブスの瞳に恋されて」を読んでます。
壮絶ないじめなど
大島さんの半生が書かれているようです。
女性芸人の人生をとくと読み取ろうと
楽しみにしております。

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