笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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世迷いごと

2014年10月22日 | 


お友達からすすめていただきまして
読みました。

マツコ・デラックス著(というか語り起こし)
『世迷いごと』
2010年に刊行されたものに加筆修正を加えた単行本です。



目次、こんな感じ。

1章ごとに
個人名をあげて女性のことを語っています。

マツコさんの良さがたっぷり含まれていて
決してガッカリしない内容です。
テレビなどのメディアで押さえられている部分が開放されていて
マツコ・デラックスの真骨頂!
マツコさんのエキスを堪能できます。

旅行に出たり
移動が多かったり何か本読みたいなあ
ってときに
エッセイとして超オススメ。
特に女性に読んでほしい。

さて表層部分の感想はこれくらいにして、
読んで感じたことを書きます。

マツコさんのことがよりよく分かる本で
「女子アナ」や「女優」を
ばっさり斬り込んでおり
「ご意見番」を喜ぶひとには
拍手で迎えられそうなことばかりが書いてあります。

これってでもマツコさんのサービス精神の一端だ。
冒頭がだって
「夜中にこんなシケた飲み屋にひとりでくるなんて、アンタもよっぽど暇ね…」
ですわ。
ぶった切りは
これと同じですわ。
サービスですよ。

わたしがいいな!と思うのは
この人のモノの見方の特異性です。
つまり万人の意見じゃないところ。
個性的なんです。
しかも狙っているわけじゃない。
人と違ってすごいでしょ!
ていう選民意識の高い批評家きどりが多い中で
マツコさんは
しっかり真っ当に自分の意見として面白い切り口で女の人を語っている。

こちらとしては
「そうかも!確かにね!」と膝を打つ時もあるけど
「いやいや、それはピンとこねーな」というときもある。
でもその全てを楽しめる。
自分と違う意見を持つひとを発見すると自分の意見がはっきりして
何か語りたくなるでしょう。
「いや!マツコちゃん、それはちょっと違うよ、あのね…」って言いたくなる。
わたしにとって
マツコさんは
ご意見をありがたく頂戴する人
とはちょっと違うんです。
ディスカッションしたい人。
脳みそ刺激される人です。
こちらは口が達者じゃないからディスカッションしたら当然負けるけどね。

一番共感したのは
女子アナの考察で
「諸悪の根源は、(中略)女子アナを色眼鏡で見てるヤツらなのね」
ってところで、
わたしが女子アナに対する想いと共通しました。
憎むべきは
女をモノ扱いしてチヤホヤする
テレビ局の上層部およびニヤニヤ見ている男ども。
ニュース原稿を読むのが下手でも
声が変でも
バッシング受けながらパンチラ撮られて
ある程度の年齢行くとオバサン扱いされる可愛そうな女子アナたちを
女性アナウンサー愛とともに
マツコさんは1章つかってこれでもか!と書いてます。
女子アナをぺちゃくちゃ語る男どもに声に出して読ませたいわ。

マツコさんの興味の対象は
ニュースや報道。
テレビの媒体を通してあまりニュースを見ない私には
そこまで原稿をしっかり読むのが必要なの?
とは思いました。
きっとマツコさんはそこに愛があるのね。

民放の報道やニュースはお遊びだとわたしは思っています。
だって、めちゃくちゃつまんないネタを堂々とニュースみたいな顔して放送してんじゃん。
見る価値ないし、時間の無駄です。
あとちゃんと聞いているわけじゃないけど耳障り悪い。
上手な人もいるけど一定のクオリティがない。
だから音声で聞くときは
NHKにする。
天気予報も含めて、NHK以外は当てにしていないかもしれない。
テレビを見ている時間の中で
ニュースはスポーツの次に見ていないジャンルのわたしが
偉そうに言いますけど。
(スポーツはたぶん1年で5分も見てない)

なんてことにも気付いたよ。
わたしはそこに愛がないのだ。

黒木瞳の薄っぺらさや
中山美穂のダササにも
良い所を突いて言及しています。
そして気づいてなかったけど
こちらにもそれなりの意見がある。
黒木瞳さんの料理自慢はいつも「しらねーよ」と思ってたもんね。
テレビ見てて良かったわ
って思えた。
わたしももっと書いていこーと。

ではまた金曜日。


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