笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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一億総ツッコミ時代

2013年03月04日 | 
を、お友達に借りて読みました。



槙田雄司著。
芸人マキタスポーツさんの本名なんですね。

感想を書きます。
素人っぽく、
失礼な物言いで
書きます。
借りたくせに。

この本は、
少し前だと2チャンネル?
今だと
ツイッター
フェイスブック
ニコニコ動画
など
パソコンどっぷり世代に送る
そのコミュニケーション合っているの?
というところを出発点に
ソーシャルメディアにおける
どんな所作が望まれるのか
について書いた
HOWTOっぽい本です。

え?!
何言っているか分からないって?
うん、わたしも全部わかった気になっていません。
そもそもこの紹介であっているのかも疑問!

なぜなら
ピンとこないからです。

タイトルにもある
「ツッコミ」は
ヤフーのニュースの下にあるコメントとかに象徴される
上から目線のコメントについてのことを
言っていて、
このメディアにおけるひとびとを
「ツッコミ」と「ボケ」に線引きしている。

思いもよらない線引きに「!?」となるのが
著者の狙いとも思えます。

著者は、
バラエティの普及によって
ひとびとは
お笑いにしばられるようになった。
ツッコミの役割を演じることで
自分を高い立場に持っていくことを
おおくの一般の人がするようになった。
しかしそれでは
誰もがツッコまれないようにびくびくし
減点法で人を見、そしてツッコむ閉塞的な世界になる。
もっと
自分らしくボケになってみよう。
というようなことを言っています。

後半、あいまいです。
この著作は「ツッコミ」とはどんなものか
というところに重点を置き丁寧に解説はしているけれど、
「ボケ」については
詳しく語られていないため
わたしのような読解力のなさでは
「ボケ」とは
それでは
一般のひとと考えると
はたしてどのような人のことか
うまくイメージできませんでした。
ツッコまれるひととしてのボケだんだろうけど
季節を感じてみよう
とか
夢中になれることをさがそう
だとか
子育てもうまくいかないところが面白い!
的なことを書いてあり、
最初は
ソーシャルメディアのなかでだけの「ツッコミ」だとイメージしていたものが
突然世界が広がってしまって
ぼんやり見えてくる。

わたしのように、
みんながツッコむようなことには口を閉じ
まだそんなにツッコまれていないようなことに
牙をむこうとする。
また、
まったく違った意見しか浮かばないときに
あえて発言する。
ボケとツッコミの間を行き来するようなひとは
どうなんだ。(←というかむしろアマノジャク?)

中間層は無視です。
大人としての節度を持って
ネットを使用しているひとは
蚊帳の外です。
読みながら
「つーか、もう知っているし!」
「あれ? ひょっとしてわたしに向けて書いてないな」
と、ツッコミつつ
どんどん気持ちが離れて行きました。
なんせ、
ネットが浸透しはじめたのが
大学生になってからですからね。

「それぞれの責任で、節度を持って」
なんて書いてしまっては
ネットどっぷり中学生高校生は
絶対読まないだろうしね!
あくまでも
「ツッコミ」「ボケ」
と分ける。

もう一個重要な線引きとして
本書に出てくるのは
「メタ」と「ベタ」。
「メタ」って何回説明されても
正しく使える気がしないけど
ベタの逆の意味ですね。
物事をひいて見る。
ベタなことを
「ベタなことやっているな」
と、上から見ることですね。

こういうのは
ダウンタウンの影響と
書かれていて
「ほうほう」
と考えさせられました。

ですが、
お笑いの悪影響で
ツッコミというスキルを一般人が身に付け
閉塞感のある社会ができた。

という意見には
半分わかるけど
半分は、信じられない。
という考えです。
だってわたしの周りで
バラエティ見ている人なんて
ほんのひと握りだし
そういうひとに囲まれていない。
みんなツッコミなんてしないよ。
ネットだと別人格
というなら
まあ知らないからそうなのかな?
くらいです。
でも
バラエティ番組くわしいひと
あんまり出会わない。
学生の世界では違うのかもしれませんが。

あと
これは
アゲアシトリですが、
「西洋文化はツッコミ文化」
という章で説明されていることは
間違っていると思います。

ダイエットしてないと出世できない。
禁欲主義的なものが根っこにある。
感情を制御されることが求められる。

とツッコミ西洋文化の特徴として本には書いてあります。
西洋文化がどっからどこまでのことをいうのか
分かりませんが。
イタリアとかスペインとかも西洋っていうよね…?
人々も感情のままってイメージじゃない?フラメンコとか(意見が浅い)
もちろんイタリアのそばには
バチカンがあるから
禁欲主義的なひともいるかもだけど。
米国はダイエット大国ですが、
そもそも太っている人が多いからです。
ダイエットをすることが理性的である。
と言うのは分かりますが
ホワイトカラーにおけるビジネスシーンのみでのことで
それ以上に
理性なく太っているひとが大勢いる。
だからダイエットが商売になる。
理性や禁欲がツッコミとすれば
それと同数のボケもいる。
むしろボケ文化のカウンターとしてそういったツッコミ文化が生まれた
とわたしは思っている。
それくらいいろんな国のいろんな文化が
わしゃわしゃと混ざり合って
複雑なのが西洋文化だと思う。
でもまあ、
どのことを言っているのか
断定していないので
こんなに書くことはないのだけど。
知っていると
違和感で
もやもやしちゃった。

一方、
アイドルの話は
こっちは知識がないから
なるほどねー
なんて受け入れています。
ももくろに飽きた理由はこれだ
と、納得した。
イタイケ商法に食傷を起こしたのだ。
でも
アイドルに詳しい人が見たら
また違った意見なのかもしれません。

この本、
考えなしに
意見していると勘違いしている
学生もしくは
学生を抜けきれない幼稚な大人に向けて
すごく有効な本です。
だれかが
こういうふうに書いておくべきだとも思う。
また
これから
ネットをするであろう世代にも
分かりやすく
ネットで上から目線は
格好悪い
と教え込むのには良い本だ。

でも
節度を持って
たまにネットをするくらいで
あとは
日常生活を営んでいる
ちゃんとした大人には
わざわざ???
な本だ。

買ってもいないのに
こんなに上から目線のツッコミを書いちゃってスイマセン。
最後に
このスタンスからのひとことで締めようと思います。

ただ時代を切り取った本ではある。
そこは
拍手。



なーにがっ拍手だっ!
あ、いかん。
最後についツッコンでしまった。
ほかの人に
ツッコまれるのが怖くてぇ・・・。

ではまたー

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