笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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ナインティナインの上京物語

2013年01月09日 | 
お友達に貸していただいたので
読みました。



ナインティナインにハマってない私ですが、
興味ぶかく
感動的で
おもしろかったです。

東京進出したその日から
社員でもないのに
マネージャーやらされて
1年ばかりナインティナインとともに過ごした
女友達が
当時の思い出と
ナイナイとの友情と青春を書いております。

この手のタレント本はなんとなく辛気臭く
お金の匂いがするので
敬遠しておりましたが、
友情が嘘っぽくないところに
好感が持て、
書けないこともたくさんあるのだろうけど
暴露本でなく
上京物語
としたところが
さわやかでうまいと思いました。

テレビタレントとしてあっという間に成功することが
人の心をどれだけ閉ざさせるかが
上手に描写されております。

それから
岡村さんと矢部さんの
本来の性格は
うなづけるところがたくさんあって
信頼に足る。

キャッキャしている岡村さんに
そこまで惹かれないわたしが
どうして
「旅猿」だけを見るのか
という疑問が解けました。

あの番組だけ
岡村さんは

なのかも。と。

旅猿では
岡村さんは
面白いことをやったり言ったりしない。
大人しくて、きちんとしていて真面目で
細かくて、口うるさく、
それでも人当たりの良いひとだ。
東野さんの毒のうしろに
ピタッとスタンバイしている印象で
それだけなのに
ひどく魅力にあふれている。

本に書かれていることが本当ならば
こっちの岡村さんが
本来の性格なのかもしれない。

でも、ま、妄想かな!

妄想といえば。
著者の女性はナイナイと同世代で
ユニットグループ「天然素材」の販促物をつくっていたイラストレーター。
メンバーと仲良くしているところを
マネージャーの人員が足りなかったため抜擢された。
3日の約束で
ナインティナインのふたりと東京に出張に行き
次々に舞い込むテレビ出演をこなしているうちに
そのまま帰れなくなる
というのが
マネージャーになったきっかけである
と、書かれている。

これを読んで
一番はじめに思ったことは
中学生時代に仲良くしていた同級生
たまちゃん(仮名)に
このことを伝えたい
ってこと。

たまちゃんは、
「天然素材」のファンだった。
長崎(私は中学三年から高校まで長崎にいました)で深夜放送されていたのだが
打ち切りになってしまって(大阪では継続)
それで
抗議の電話を一緒にかけてほしい
と頼まれた。
何回かかけたよ、わたしも。

このことを
タイムスリップして
当時のたまちゃんと私に伝えたら
たぶん
嫉妬で死ぬ
と思う。

死にはしないか。
だけど寝込むくらいのことはあると思う。

だって当時の女子中学生の思い描いていた
芸人さんと仲良くなるシナリオそのまま!
だから。
いや、わたしだけかもしれないけど。
わたしは
ウッチャンナンチャンでそのことを
朝から晩まで考えて
文章にも起こしてたくらいだ。

寝食ともにしていた。

と書かれているんだから
「い”や”ああああああ!!!」
と発狂する。
これがリアルに存在するなんて。
たぶん当時だったら
あったことないこの人に恨みさえ抱くと思う。

え?わたしだけ?
オールナイトニッポンでたびたびネタにされた
とも書いてあるので
周知の事実で
みんな心広く過ごしているのだろう。

今だから言えるということはたくさんあって
だからこそ、面白くさわやかに思えたのかも。


ところで
岡村さんの病気については
ANNで語られていること以上
しっかりと書いてあるんだけど、
病名だけはやっぱり書いてない。
「こういう病気です」
って言わないのは
何かしらの配慮なのだろうか。
それを言うと笑いにできないからなのかな。
だから時々、
治ってないのかな
って不安になるときがある。

いやいや
そんなことないよね!
だって
テレビで笑う岡村さんは
やっぱり前とは違うもの。

にしても、今の写真のほうが男前。
ダウンタウンとかは
27歳くらいのときがダントツ格好いい
と思っているんだけど、
ナイナイは
今がいい気がする。

最後にふたりのインタビューが載っていて
自然体のふたりが
だいぶ無理していた過去を話しています。
それを言えることが
いまの良い感じのナインティナインを物語っている。

ではでわ
また金曜日に。

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