経営の視点から考える「知財発想法」

これからのビジネスパーソンに求められる「知財発想法」について考える

KidZania

2006-10-10 | その他
 強力な新・テーマパークが登場しました。子供がいろいろな仕事を体験できる「キッザニア東京」です。
 キッザニアには、飲食チェーン、宅配、航空会社、新聞社、銀行などの企業がスポンサーとして、かなり本物感のある店舗を出店しています。子供はそこで仕事を体験すると、パーク内で使える専用通貨(キッゾ)でお給料がもらえます。このお金は次回以降も繰り越して使うことが可能なので、テーマパークにとって最大の課題であるといわれているリピーターの確保という点を考えてみると、キッゾが残っていれば子供はまた行きたくなるでしょうから、かなり期待がもてそうな感じです。
 オープンと前後してテレビでも度々報道がされており、スポンサーとして出店している企業の宣伝効果は結構大きいのではないでしょうか。スポンサーの「ブランド戦略」的にいうと、大人より子供のほうが人生、当然ながら先が長いですから、ブランドがキャッシュフローを生み出す期間も長期間に渡ることになります。ディスカウントキャッシュフロー法で価値評価をしてみても、理に適った戦略ということになるでしょうか(笑)。